Yoshikoの『リビング』へようこそ

16年間脳梗塞後遺症の夫と101日間世界一周クルーズをした。その記録を「リビングを船に乗せて」として著す。

ポーセリンボックス

2010-05-25 | 日記
四月に京都に行ったとき、錦のあるお店にこの可愛い“たまご”があった。
荷物が増えるから・・物が増えるのは困るからと食べ物と孫へのお土産以外
買わないでお店を覗いていた。

可愛いものがたくさんある店。「あ~可愛い!」と手にするものの、
自分にうなずきながらそのまま元に戻す・・・そんな動作を続けていたのだが
この可愛い卵は一回触り元に戻し、他を見てまた戻ってきて持ち上げて眺め…
それでも元に戻したのだが・・

連れがもう店の外に出ようとしていた時、私はつかつかと店の中に入って
さっとつかんでレジに差し出したのだった。


ポーセリンボックスと書いてあった。
卵の形以外にも色々な形があるがボックスになっている。
蓋物になっているのだ。

ポーセリンとは磁器という意味だそうだ。
これは磁器であるが他のボックスの中には陶器の蓋物が多かった。

これはポーセリンエッグと呼びたくなる。磁器の卵である。

テーブルの上におけば可愛い飾りである。何に使ってもよいと思うのだが
私は薬をいれておいたら可愛いかもしれないと思った。

帰宅して調べてみたらポーセリンボックスとはイギリスの伝統的な陶器の
ジュエリーボックスであるという。
小さいから指輪、チェイン、ネックレスなどを入れておく。

その昔、欧米では赤ちゃんの抜けた乳歯を入れて保存したそうだ。

また一説にはちょうつがいがついていると「ヒンジボックス」
ついていないと「ポーセリングボックス」と言うそうだ。

陶器の蓋物の上には家がついていたり、人形、花嫁、バレリーナ、犬、
猫、ネズミ、果物かご、バンビ、カップ、マトリューシカ、車、
カエルなど細かい可愛いものがある。

そこで近頃は容器として使うのではなく、コレクションをしている人が多いそうだ。
また、卵に絵を描く絵付けの本も沢山出ているようだ。

私は毎日、一回分のサプリメントを入れておく。

私のコレクションのミニチュアの家のそばに置くと、三本脚で立っているこの卵は
「ハンプティダンプティ」のようだ。

そういえば学校で教えていたっけ。マザーグースの"卵のおばけの詩"である。

“Humpty Dumpty sat on a wall,
Humpty Dumpty had a great fall.
All the kings’Horses and all the kings’Men,
couldn’t put Humpty Dumpty together again”と。