Yoshikoの『リビング』へようこそ

16年間脳梗塞後遺症の夫と101日間世界一周クルーズをした。その記録を「リビングを船に乗せて」として著す。

さよなら駐車場

2016-03-31 | 日記


こんな気持ちになるのは、おかしいかな?と思うほど複雑な気持ちだ。

35年間当たり前のように使っていた駐車場を今日限りで手放すのだ。

こんな気持ち、何に例えたら良いものか?

このマンションに移りすむ前、引っ越す時は駐車場のことなど何も考えなかった。

その場から、自分もいなくなったのだから当たり前だった。

だが、今度は自分はまだ、ここに住んでいる。
毎日目にする場所なのに、明日から他人様の車がはいるのだ。

もう、両側の車を気にしてぶつけないように、真っ直ぐ、バックで駐車しなくてよいのだ。35年間、毎日バックで入れていたのに一度として一回で綺麗に車を駐車できたことがなかった。毎回、何度も入れ直した。

カムリ、サニー、BMWが三回ほど変わった。皆、可愛い車でこの駐車場におさまってくれたのだった。

車を卒業したのはだいぶ慣れてきたが、
複雑な、悲しい、寂しい気持ちをかかえている。

小さい椅子

2016-03-30 | 日記


こんな小さな椅子、大きなお尻がのるかしら?と思われるほど小さな椅子。

ピクニックなどには可愛くて便利だ。

私はこれを車のトランクに乗せて毎週のように使っていた。ピクニックに行ったわけではない。

ダンスの競技会の待ち時間に体育館の端におきすわっていたのだ。もちろん、ドレスで全部隠れてしまうけれどこれがあると助かるのだった。

ダンスの競技は二種目か三種目だが一種目は大体、90秒。それを二種目踊ると他のヒートの人達の踊りを待つ。
全部が終わると採点管理がコンピューターでUP. Downを張り出す。
それを見てまた踊る。一次、二次
三次、、、準決勝、決勝となるまで待つ、待つ、待つ。

途中で終わる事の方が多いが、
とにかく待つ時に重宝した椅子である。

車のトランクを整理していたら出てきたものだ。

イースター礼拝

2016-03-29 | 日記
3月27日はイースターだった。
小学科は朝8時から早天礼拝を海岸で守ったという。子供の頃は五時からだったので眠い目をこすりながらさんかしたのを思い出す。

今年は大人の礼拝はいつも通り、10:30からだったが、通常は第1週にある聖餐式がおこなわれた。

礼拝後愛餐会があり、その後鎌倉霊園にある教会の共同墓地墓前礼拝に行った。



我が家のお墓は鎌倉霊園ではないので入れなかったが、数名のかたの埋骨式も執り行われた。

鎌倉霊園は、行ったのは二度目だが
お天気も良く素晴らしくおおきな霊園である。

行事に出たので朝8時に出て帰宅は19時近くなってしまった。

一客のお茶碗

2016-03-28 | 日記


何焼きというのか知らないが、この素敵なお茶碗。

対象物がないので、大きさがよくわからないだろうけれど、普通のお茶のみ茶碗よりは大きいがお薄などのお点前に使うには小さすぎる。

これは9年前、退職した時友達からいただいた記念の品である。

夫がいた時は私だけ、優雅にこのお茶碗を使っては申し訳ないのでしまっておいた。

昨日、思いだして、おもむろに出してみた。

これでお茶を飲むと素敵なムードでお茶が美味しい。お茶室でお薄をいただいているようなかしこまった気分で気持ちも落ち着く。
こんな素敵なお茶碗をくださったK子さんに改めて感謝である。

Working Shoes

2016-03-27 | 日記


靴だからWalking Shoesの間違いかと思われるかもしれないが、これはWorkで正しい。

実家の近くに20年くらい前からこのお店はあった。働く人、ナースシューズなどを主に作っていたようだ。

店頭には仕事に使う以外の外に履いて出られる様々な靴がならんでいた。
色もたくさんある。
履きやすいのでどれもみんな欲しかったが履く人間は私一人なので欲張らなかった。

母が80代の頃までは私の誕生日に一緒に買い物に出て何かを買ってもらっていた。90代になるとそう遠くまで出歩くのはおっくうになったのか、いつの間にかこの店の靴を一足買ってもらうのが習慣になった。

毎年増えてまだ履いていない新しい物もある。

何年履いても傷みはこないしまだまだ重宝している。母も自分で同じものを買っていたが、残念ながらサイズが合わず、私は母のお古を使えなかった。

近頃はかかとの細いハイヒールを履かなくなったのでこれらの靴は重宝している。

そのお店はデバートからの勧誘も拒否し
工場とお店だけで頑張っていたが職人さんの関係か、閉店してしまい、実家に寄っても寂しくなってしまった。

「家族はつらいよ」

2016-03-26 | 日記


山田洋次監督が「トラさんシリーズ」をとって20年ぶりに2012年「東京家族」を撮り、今回「家族はつらいよ」をほとんど同じメンバーで作り上げた映画であるときいていた。

橋爪功、吉行和子などが主演である。

大家族なのだが親子三代一緒に住み
どこにでもあるような会話に笑ってしまう。

観客はシニアが多かったが、それぞれ身につまされる事があちこちにちりばめてある。

夫婦間で照れ臭くて「ありがとう」が言えない人には特にこたえただろう。

あまり、内容に触れることは避けるけれど最後の方に、私の大好きな小津安次郎監督の東京物語がテレビに出てくる。
笠智衆の「ありがとう」という懐かしい声が聞こえた。

久しぶりの邦画を楽しんだ。

ダンス再開

2016-03-25 | 日記


一年前、ドクターストップで泣く泣くダンスのサークルをやめたのだけど
何がしたい?と言えばやはり踊りたかった。

膝の調子も、体もだいぶ良くなったので
そろそろあまり激しくないダンスに戻ろうと思っていた。

そんな話が先日の旅行の折に出たので
帰りにダンススクールの見学に寄ってみた。

家から3キロの所に大好きなスタジオがあるのだが、車がなくなってしまったのでバスと電車で行かれる便利な所をえらんだ。

20年前、ペアレッスンをしていただいたところだ。

優しい先生は以前とちっともお変わりなく歓迎して下さった。
若いスタッフがたくさんいて
グループレッスンもいろいろある。

早速、翌日からレッスンに行った。

10年のブランクなので、まず、簡単なクラスから入った。一生懸命踊るとそれでもじわじわ汗が出る。
汗かきでない私にはよいことだ。

久しぶりの運動でさすがに疲れたが
ゆっくりお風呂に入って休んだら翌朝の目覚めが良かった。

故障しないで少しづつ続けて行きたい。

ほほえみパス

2016-03-24 | 日記


東京や横浜ではシニアのバスの無料パスがあると聞いた。

羨ましい。
時間はゆっくりあるのだからバスの路線を調べてバスにゆられてただででかけられる。

お年寄りをそとにだして元気にすれば
医療費の節減になるとかきいたことがある。

どんな考えであれうらやましいが、我が市は田舎だからバス路線もまばらなので
バスであちこちでかけることはない。

ただ二社線走っているが両方とも65歳以上にはシニアパスを有料で出している。

半年で5000円払ってこの微笑みパスを購入するとどんな区間でも100円で良いのだ。

100円、100円と安いとおもっても
基盤には5000円があるのだから
元が取れなくては意味がない。

私の利用する区間は安いのだが、
今日からは車なし生活一年生!

上手に利用したいと思っている。


傷心旅行

2016-03-23 | 日記




今朝はお天気がよい!!カーテンを開けたら明るい日ざしがはいってきた。

ここは伊東。

昨日友達と宿泊したのだ。
数年前、京都を二人で旅行した仲。

友人は私より2ヶ月前にご主人を亡くされた。2ヶ月の差など関係なく、お互いに当時のことを話すと涙になるが、後始末、対人関係など複雑な辛いことが続いたのは同じだった。

電話をしていて
「どこか温泉でもゆっくり行きたいわね」との彼女の提案で、急遽決まった。

ゆっくり温泉にはいり、美味しいお食事の後、12時過ぎまでおしやべりをしてしまった。

悲しい所はお互いにわかっているのであえて触れず、これからの事をいろいろ話し合った。まだまだ気がつかない細かいことがあるか、もう70歳だからといわす、まだ70歳だからと思って生きていこうと話し合った。

家を気にすることなく、お一人様ででかけられるのが気楽でいいことだと初めて気がついた。


東京では桜開花宣言が出たというのに

さくらは一週間はやかった。残念!!

かっわいい手帳

2016-03-22 | 日記


今年に入って2ヶ月間は何をしたか、何を食べたか?何処へ行ったか?全く覚えていない。
否、何処へ行ったかだけは覚えている。決まっていたグルメの会とブリッジだけでかけたのだから、、、、。

あとは家の中でくすぶっていたので予定もなく、手帳もいらなかった。

昨日、手帳売り場の前にたったら、一冊だけ気に入ったものがあった。

そろそろ外出も増えそうだからうろ覚えでは認知症、日にちを間違えそうだと危機を感じはじめたのだ。

有名な「高橋」の手帳だが小さいながら機能がすぐれている。
日曜始まりで一ヶ月が一目でわかるのだが、普通はそれが12ヶ月続き後は横線の入った白紙ページだ。


これは月の予定の後2ページが横線白紙だ。最後の方は切り離して使えるメモ用紙も付いている。

小さいのでバックにいつも入れておける。表紙も可愛いい。

元気になって予定をどんどん埋めて行きたいと思っている。

管理組合

2016-03-21 | 日記
とうとう十二三年に一度の管理組合が巡ってきてしまった。

自治会と違って管理組合全部男性である。我が家は夫がいたとしても活動は私である。
女性はひとりだった。

役職をきめるのだが、どんな会合でもこの時が一番ナーバスな緊張するときである。

あみだくじをして当たったら文句を言わないと言うことになったが、管理組合長の役目はだれでもできるものではない。

対外的な接触、仕事があるからだ。

なんとしてもあみだくじをさけなければならない。
皆それぞれいろいろな事情があり引き受けるといってくださる方はいない。

私が口火をきった。
「私副理事長をいたしますからOさん理事長をお願いします。」
Oさんはなんとか引き受けてくださった。

その後それぞれ立候補で書記、会計
生活環境、会計監査などの役がスムースに決まった。皆で大拍手。

私は夫を亡くしたばかりであまり対外的な仕事をしたくない。会計は大規模だから大変、書記は終わってからも議事をまとめなければならない。今までいろいろな役をしてきたので一番楽な役をえらんだつもり?

でも、会長さんを助けて文字通り女房役をしなければならない。

早く一年がおわることを祈る。

でも、自治会の番が次の年位にまわってくるようだ。


夫のマドンナ

2016-03-20 | 日記


デイサービスに夫がお世話になっていた時、いつも親切にしてくださった看護婦長さん。

先日、りつばな胡蝶蘭をおくってくださったのに、今日はわざわざお参りに来てくださった。とても清楚で綺麗な方だ。

夫の写真の前で、涙もなく、面白おかしく在りし日の夫を偲んだ。

夫はこのEさんが大好きで、
「今日はモーツァルトの事話した」
とか
「今日は玄関までEさんが車椅子押して
くれたよ」など報告してくれた。

確か、その車椅子を押していただいたのが最後だったようだ。

定年を過ぎても頼まれてもう少し、もう少しと働かされているといわれていたが、夫がお世話になっていた時は
いつもいてくださって本当に感謝だった。

マドンナと言ったら夫は照れるだろうが
私に大好きなお友達を置いていってくれた。

すっかり気があって、再会を約束したほどだ。

マドンナさんの前では夫は行儀の良い紳士だったらしい。

ドアチェンジ

2016-03-19 | 日記


大規模リフォーム工事の中、蚊帳の中にもう5カ月。

ほとんど外側なので家で待機することはなかった。ただ、車をあちこちの駐車場に移さなければならず、出発前は五分時間の余裕を見なければならない不便はある。

一昨日、ドアが変わった。

いま迄よりリッチなムードになったが、ひとつ困った欠点がある。
それは、明り取りが全くないので
玄関が真っ暗になってしまうのだ。

今迄は、誰か外に立っている感じがあったが、今は全くわからない。



家の明かりが漏れないので居留守を使うことが容易である。早速昨日はお風呂に入った途端のビンポーンで出られないからじっとしていたら、不在票が入っていた。

カギを六本もくれたので息子、嫁、娘に渡しなお必要なところに預けることができた。

新しいドア、意外に嬉しい!!

最後のドライブ

2016-03-18 | 日記


あと何日かで、本当に愛車と別れなければならない。
私の可愛いペットと言ってもいいほど愛着があるから、複雑である。
いろいろ理に叶ったわけがあるのだからしっかり決心はついているものの、いざ
我が子を手放すような気持ちはなんとも言えない。

45年間の付き合いだ。

これも、帰りの遅い夫のため、うつ病で会社に行こうとしない夫のため、病院への送迎、入院のときは毎日の見舞い、、、と、すべて夫のために運動音痴の私が免許を取ったのだ。

周りにはびっくりされた。

慣れて手足になってくれた、愛車。
七台か八台乗り換えた。

二回追突され通院したけれど、
大きな事故はなかった。

ネズミ捕りに会って二回捕まった。一度は30キロの所45キロで、もう一度は、いつも左折で入っている道を右折で入って捕まってしまった。

あと、数日。最後まで無事故でいられますようにと祈りつつ運転をしている。今日は朝からあちこち隣りの市まで出かけ
夕方迄長い、広範囲の運転をした。

運転は楽しく、爽快だ。

この瞬間の体験を手放すのは惜しい!!

でも、今月いっぱいで駐車場を解約してしまったのだから諦めなければ、、、。

とにかく、複雑な気持ちである。

「八十四歳。英語、イギリスひとり旅」

2016-03-17 | 日記


午前中はZ病院へ先日の健康診断の結果を聞きに行った。
午後はS病院へピロリ菌の検査の結果を
聞きに行った。

例によって待ち時間が長い。

おかげで本を一冊読み終えた。

待ち時間が長いのも悪くはない。

作者の清川氏は53歳から英語を習い始め65歳でイギリスに一人旅を始める。
84歳になっても13回目のイギリスに旅している。

残念ながら2014年に93歳で亡くなられているが私は2007年にこの本の存在を知り購入していた。その時は
ファイトのある方、、、という興味で
イギリスのコッツウォルズ地方の描写を楽しんでいた。

今回、待ち時間に読もうとバッグにいれたのだが、ほとんど読んだ事をわすれていた。

旅行に行く度に
「行っておいで」「お帰り」と言って下さっていたご主人が突然亡くなられた。
その半年後、息子さんも亡くなられた。
しかし彼女は強い方だ。
私は不幸を経験したためにものを喜ばない人間になっていないか?
それではいけない!と自分に言い聞かせている。

私も一人旅でアメリカへ行ったがそれは友人宅を訪ねただけだった。
雄々しく、一人で生きぬかれた先輩を今日は知った。

待ち時間も悪くない。