音楽の泉
2019-09-30 | 日記
日曜日、8時5分になるとお馴染みの曲が流れ
はじまる音楽の泉。
夫が一番好きだったラジオ番組だった。彼は毎週
メモを取って聴いていた。気難しい顔をして何か
書いていた。曲名に加え楽団、指揮者、ピアニス
トなどを記録して自分がレコードを聴く時の参考
にしていたようだ。
お客様が見えて音楽の話、レコードの話になると
次々といろいろな指揮者、独奏者の名前を嬉しそ
うに話していた。
この時間は私にとって難しい時間だった。
日曜日、教会に行くとなればバスに乗らなければ
ならない時間だった。たまたま家にいれば朝食の
準備をしなければならないのだった。
この時間が終われば夫は朝食を求めてテーブル
に向かう。そのために用意しなければならない。
一緒にじっと鑑賞していたら次に影響がでるのだ
った。
今朝は珍しくゆっくり聴くことができた。
ショパン ピアノ協奏曲第1番 ホ短調
指揮とピアノ独奏はポーランド生まれのクリス
ティアン ツィマーマン、楽団はポーランド祝祭
管弦楽団であった。350名の中から60名を選び
作った特別な楽団だそうだ。
第1楽章から懐かしい旋律がたくさん出てきた。
夫に聴かされていたのだろう。
皆川達夫さんの解説の声は懐かしく夫を思い出した。