Yoshikoの『リビング』へようこそ

16年間脳梗塞後遺症の夫と101日間世界一周クルーズをした。その記録を「リビングを船に乗せて」として著す。

山の彼方

2016-12-31 | 日記


「山のあなたの空遠く
幸い住むと人の言う
ああ我ひとととめゆきて
涙さしぐみ帰りきぬ」
とカール ヘルマン ブッセが唄ったのを
思い出す。

毎日、日没後、山の稜線を見ていると
自然にこの唄を思い出す。

以前は夫が夕暮れになると煌々と電気を
つけたので、家の中が丸見えになるから
と、さつさとカーテンをしてしまった。

一人になった時、夕暮れのときは
寂しい、悲しいひとときなのだが、
すぐ電気をつけず、なるべく外の暮れて
ゆく様子を見るのが、習慣になった。

ギリギリ迄電気をつけず、遥か彼方の
稜線を沈んだ太陽がはっきり形を
見せていてくれる。

今年もとうとう最後の稜線となった。

明日から始まる新しい年もこの稜線に
力をもらい、慰められ一日一日を歩んで
行こう!

生きている意味を感じ感謝して一日一日
を進んで行こう!

追伸
WBO世界スーパーフライ級タイトルマ
ッチで井上尚弥選手、36才の河野公平
と四度目の防衛戦、6ラウンドKOで
12戦12勝10KOで勝利した。

来年もますますがんばってほしい。

兄弟会

2016-12-30 | 日記


父母が亡くなって五人兄弟が残された。
私と四人の弟達だ。我が夫が亡くなって
兄弟の数は1人減ってしまったが、
弟達とは仲良くしている。

「兄弟仲良くして」というのが父母の祈
りだった。親戚に遺産相続で兄弟が
裁判になる迄仲違いしてしまった例を
見てから特に母はいつも唱えるように
言っていた。
父もそれを見てニコニコしていた。

ほぼ退職している弟達だがなかなか
時間が合わない。
父母の命日、父母の誕生日、父母の
結婚記念日に「会おう」「集まろう」と
召集がかかる。

一緒に食事をして近況を確かめあう。
今のところ大病をしている者もいないの
で、平穏に時が過ぎていく。


男ばかりだから淡々と時が過ぎていくが
皆健康で幸せだ。

帰途、三人の弟と駅迄あるく。
他人は何のグループと見るかしら?
まさか兄弟とは言わないだろう。
シニアの団体と思われるだろうと、
大笑い!!だった。

高齢者用?

2016-12-29 | 日記
何にも食べたくない時がある。誰かに
食べさせなければならないという義務を
ずっと担ってきていたが、幸か、不幸か
その縛りから解放された。

自分が食欲が無くても、昨日お肉だったから、今日は魚にしようかな?というのが基本的な考えだった。

食いしん坊でないから苦労する。

1人暮しの友に
「どうしてるの?」と聞くと、
「コンビニでお弁当買って来ちゃうの」と言う。

それは簡単!と思って出かけても
食べたいもの、欲しいものはない。

スーパーのお弁当も大きくて食べたいと
思わない。

ある時友達が、
「ここのお弁当は小ぶりよ」
と教えてくれた。

見るとお弁当がカツ丼でも天丼でも
チラシ寿司でもにぎりでも皆んな
一人前の半分ほどの大きさ。

これなら食指が動く。

今まで全く気にしなかったけれど
一人暮し、高齢化のため考えられた
ようだ。そういうところには男性も
女性も「お一人さま」が行く。

近頃、自分がその境遇になったから
気づくのかもしれないが、世の中が
高齢者、お一人様にやさしくなって
きたような気がする。

裏起毛パンツ

2016-12-28 | 日記


表はジーンズに見えるけれど裏は起毛で
あたたかい!!とお店で盛んに宣伝して
いる。

店員がお客に説明しているのだ。

私も裏起毛のジーバンを一本持ってい
る。そんなに流行っていない頃、なる
べく膝がでないもの、、と思って
買ったジーバンに起毛がついていたのだ。

家で履くのは他のズボン。
順繰りにはいているが、すべてが裏起毛
でないから寒く感じることもある。

たくさん持っているが、そんなに高くな
いし、一本くらい買ってもいいんじゃ
ない?と頭で考える。

だが、ズボンなんて、何本あっても
無駄、足は二本なんだから、、、。と
片方の頭が考える。

身体はスタスタお店から遠のく。

でも、一本くらい、、、。いつもの、あ
れを捨てればいいじゃない、、。

そして身体はターンしてお店の中に、、。

買ってしまった!!

帰宅してすぐ履いたら、もう脱げない。
暖かくて足の冷えも治ってしまった。
ポカポカ、ポカポカ、、もう脱げない。

年末の渋滞

2016-12-27 | 日記
やっとの事で運転経歴免許証を手にし
た。警察まで車なら15分。往復30分で
楽勝なのだが、、、。

なんと必死で駆けずりまわって2時間半
かかった。

いつものバスが18分も遅れて来た。
間引きされたのか、又30分待たなけれ
ばならないかと思った頃、のそのそ現れ
た。次の他社のバスも1時間に一本なの
で気が気ではない。
渋滞もあったらしいが、新米の実習中の
運転手だった。

ギリギリセーフで他社バスに乗る。

今度は早く警察近くの停留所について
くれないと帰りの1時間一本のバスに
乗れない。

警察まで走りに走り、順番待ちしなけれ
ばならなければ諦めるつもりだったが
早く手続きが終わった。

また、バス停まで走ってバスにのれた。

次は我が家までのバスを捕まえる。
はやくどんどん走ってくれ!と
バスの中でかけたい気持ち。
信号で止まらず、黄色だからそら!
行っちゃえ!何?止まる?
速く速くと心の中で祈っていた。

1分前にバスをゲット。

あとはゆっくりでもなんでもいいと
思ったら師走の渋滞は半端ではなく
いつも7分の道が30分もかかった。

年末のコストコ渋滞にひっかかったのだ。

なんとか無事に運転経歴証明証を手に
して、誇らしい、安心な気分。
高齢者の事故多発に子供たちも私の運転
を気にしていたらしいが、今では
ほっとしているようだ。

年末に仕事を残すものではない。(教訓)

命日の献花

2016-12-26 | 日記


25日は早起きして教会へ。
今日はクリスマス礼拝である。夫の命日
が26日なので献花をした。



半年以上も前からこの日に花を献げたい
と教会の表に書き込みをし、お願いをしておく。

お花係の方が適当に見繕って活けてくだ
さるのだ。
夫の一周忌のような感じである。

大きな赤と白のダリアとグロリオサと
白い金魚草とオリーブの葉できれいに
飾ってくださった。

クリスマス礼拝と夫の命日が一緒に
覚えられて良かった。

明日お墓参りに行くと言ったら
全部もたせて下さった。

家では大きな花瓶にいっぱい。お墓には
そんなに多くは飾れないので明日、小さ
い花束を二つ作って持って行こう。
(25日記)

自分へのクリスマスプレゼント

2016-12-25 | 日記


LOcciTANEはずっと前から香りが好き
で、いつも気になっていた。

香りのお店といえば良いのか、知る人ぞ
知る超有名なお店だ。以前、とても良い
香りのハンドクリームをいただいた。
それが、ロクシタンだったのだ。

最近、FB(フェイスブック)でクリスマス
プレゼントのセットを宣伝している。
欲しくて購入しようと手続きに入るのだ
が、どうしたことか、何度トライしても
あるところから進まない。
購入出来ないのだ。

それで近くのロクシタンのお店を検索し
た。大船にあるというので、鎌倉の帰り
に寄ろうとおもっていた。

ところが新宿の地下道を歩いていたら
ロクシタンのお店の大きな広告があっ
た。
少し戻って、その地図の通りに行ったら
「あった!」探していたお店が。

クリスマス近くなので男性もプレゼント
用にラッピングを頼んでいるので
レジがなかなか進まない。

やっと並んで自分の為にロクシタンのハ
ンドクリームを買った!!

自分の為にクリスマスプレゼントを
買ったのは初めて!!

新宿の歩行者天国

2016-12-24 | 日記


毎日が日曜日なので、祭日である事を忘
れて、約束をしてしまった。

新宿は歩行者天国。

暖かい日差しに半袖の人も歩いている。
お昼どきを少し過ぎているのにお食事処
ではお店の外まで行列が出来ている。

どうしても入りたい天婦羅屋さんの前で
並んでいたら、どこからともなくにぎや
かな音楽隊が現れた。



だんだん近づいてきたのはサンタクロー
スの行進だった。
新宿東口商店街の行事らしい。
周りの人にチョコレートのお菓子
を配っている。


私もチョコレートを貰った。
外に並んでいて、ラッキー。

今日はこれはラッキーだったのだが、
家を1時間も前に出発したのにバスが30分も遅れ、せっかくロマンスカーの
席を予約していたのに二、三分の差で
ロマンスカーを逃してしまった。
予約分は無駄になり又次の券を買い直す
事になった。

全てが上手くいかないものだ。

徹子さんのお話

2016-12-23 | 日記


あさイチをぼんやりみていたらゲストが
黒柳徹子さんで、早口でたくさんおしゃ
べりをされる。

最後のお話が心に残った。

徹子さんがネパールで一人の少女に
遭った。15.6才の少女は胸まで川に入り川の土砂を篭にすくいその土砂を建築現場に運ぶ過酷な仕事をしていた。

彼女に徹子さんは
「大きくなったら何になりたいの?」と
聞いた。
「私洋服作る人になりたい」と彼女。

それから彼女は一生懸命働き、お金を貯
めて、ミシンを買い洋服をつくりはじめ
たそうだ。

そして徹子さんに再会出来たと言う。

それまで、誰も「大きくなったら何に
なりたいの?」なんて聞いてくれなかっ
た。


徹子さんの一言が彼女の将来を決めたと
言う。

私はふと、コンビニの駐車場でたむろし
ている若者たち、スマホばかりいじって
いる若者たちを思いだした。

誰かが「大きくなったら何になりたいの
?」ときいてあげたら目覚める青年も
いるのではないか?

私も含めて、大人は子供を怖がって
あまり意見を言わない。昔なら
三世帯同居、おじいさん、おばあさんが
何気なく貴重な意見を言っていたのだろ
と思ってしまう。

無くし物

2016-12-22 | 日記

今、探し物をしている。
大きな目で見れば大したことではないの
だが、一番使いやすい、ボールペンの
ような、サインペンのような、しっかり
字が書けるペンがなくなった。

はがきの上書きを書くには字が太くなり
過ぎてしまうが、A4の封筒の上書きに
はちょうど良い太さ、字の大きさになる。

いつも決まった筆立てか箱に入れてい
た。当たり前のように手を出したが
「ない」
箱の中にも
「ない」

持ち運びは絶対にしない。
人には貸さない。
管理組合の会合にも持ってでていない。

いろいろ記憶を辿ってもありそうな所に
はないのだ。

ボールペンの類いは何十本とあるのだが
これでなければならない。

同じ物を文房具店で見つけられるかも
自信がない。

たぶん、テーブルから知らぬ間にゴミ箱
に落ちて捨ててしまったんだろう。

頭の中は単純ながらこの無くし物で
いっぱい。平和なものだ。でも
気になって、気になって、気になって
悔しい!!


ブリッジ納会

2016-12-21 | 日記


毎月一度の楽しみ、ブリッジは今年最後
なので、一応納会となる。

いつもそれはそれは楽しい時間が過ぎる
ので、夢中になり感想も忘れそうな
ひとときである。

こんな楽しい時間を与えてくれる友達に
改めて感謝したいと思う。

いろいろな趣味の集まり、サークルなど
仲間に入れていただいているが、
こんなに気の合った、気持ちの良い友達
はいないと言って良いほどだ。

お昼はお寿司のお弁当をいただく。


ゲームをしながら思い思いのおしゃべり
をし、オット!ゲームも気を抜いたら
ミスをすると必死である。

運がついて良い成績を上げた人に
「今、7億円の宝クジを買ったら良い」
と勧めたり、、、。

そんなことを言っていたら
S子さんが皆んなに宝クジを一枚づつ
下さった。

さあ、今度は7億円当たったらどうし
よう?
そんなにはいらないわ、、、なんて
皮算用をして大笑い!!

夏は五回できるゲームも冬場は日暮れが
早いので四回。
勝ったり、負けたり、、、

バカをいいながら笑い転げて今年も
終わった。
来年も皆が元気で楽しめるよう
祈りつつ、、、、。

チェリッシュ

2016-12-20 | 日記



夫婦デュオ、チェリッシュの
「てんとう虫のサンバ」は有名だ。
「あなたと私が、夢の中、、、
森の小さい教会で結婚式を
あげました、、」
と言う可愛い歌。

娘が三歳くらいの時、あちこち養老院
などに慰問で歌いに行っていた。私の
弟の結婚式にも余興で歌った。
紺のビロード地に赤い薔薇の模様の
スカートに白いタートルセーター、
ベージュのレースのボレロを着せたこと
を思い出す。

チェリッシュはテレビには出てこないが
女性ボーカル、えっちゃんは今でも
歌っているのだろう。

カラオケのコマーシャルを新聞やテレビでみる。

それは良いのだが先日はオムツパンツの
コマーシャルに出ていた。
二人でお出かけしても安心な?パンツを
はいて、さあ、お出かけ!と言うもの
だった。

まだ、二人には早すぎる気がしてなんか
可笑しかった。


お一人様カレー

2016-12-19 | 日記

先日、新宿に行った時、ロマンスカーの おかげで、1時間も早く到着した。 デパートの用事を済ませたらあと30分。 少し早めに行きたいので、15分しかない。昼食をどうしよう? いつものようにレストランには入れない し、食べなければ、昼食抜き、夕食も いつ食べられるかわからない。 一軒、おにぎりを食べさせるお店があり 女性客が並んでいる。 少し行くとカレー屋さん。 男性ばかりが、たったまま、食べている。 どうしようかと行きつ戻りつ、行ったり きたり、、、。 カレー屋に女性が一人入っていた。 カレーは食べたい気分! 思い切って入ってみる。すぐ満席になり 外に行列ができるが、食べるのがはやい のか、すぐ空きが出来る。 最後の一人で一番奥のテーブルに通された。 誰も他人のことは気にせず黙々と食べ 男性はすぐ出て行く。まるで、テレビで 見る早食い競争みたいだ。 中辛ポークカレーはなかなか美味しかった。 次もリピートしてみたい。ソロ充の第一 歩。


歌舞伎座へ

2016-12-18 | 日記


12月の歌舞伎座は三部制である。
一部は11時から

二部は15時から

三部は18時半から

となっている。

急に二部の切符をいただいた。
それが、最高の席で、前から10列目
であった。
当たり前だけれど歌舞伎はシニアが多
い。若い人はお仕事中だから、、、。
それにしても後期高齢者が多い。
チケット代は高いのに好きな方が多い
ということだろう。

出し物は七之助、松也、中車の吹雪峠と
勘九郎、七之助、松也他の菅原伝授手習
鑑、寺子屋編を見た。どちらも初めて見た演目で、吹雪峠は玉三郎の演出とか。
歌舞伎独特の人情噺に触れ、筋は
わかりやすいものだった。

二部の時間は早く終わるので、帰りが楽であった。

夫の部屋

2016-12-17 | 日記


あと10日で夫が亡くなってから一年に
なる。何もしないうちにあっと言う間に
時が経ってしまった。

一人になったら狭い家に引っ越しをした
いと、はじめのうちは
「片付けなきゃ、片付けなきゃ」と
焦っていたのだが
息子が「大は小を兼ねるよ。ここに
のんびり、ずっといたら?
新しい所だと環境も違うし、どんな隣人
かも、わからない。」と言ってくれた。

それで気が楽になり、レコード1000枚
は欲しい方に貰っていただいたが、夫の
本はそのままだ。

つい最近まで、夫の部屋に入れなかっ
た。時々は風を通していたが、置いて
ある物には全く触らなかった。

一か月前から入室出来るようになった。
夫の匂いが薄らいできたのだ。

ちょっと本の場所を移動させようとして
も、どんな本にもメモが入っていたり
付箋がついている。

私もだいたいの本の所在をわかっていた
つもりだが、場所が変わっている。

面倒なのは本の中身と箱が別々において
あること。手が不自由だったので、
見たいとき直ぐ開けるようにとの配慮ら
しかったが、全部を夢中で別々にする
より、必要な時、一冊開けばよかったの
ではないかと苦笑する。

今は私が本と箱合わせに困っていること
を彼は苦笑しているだろう。

息子が、本を処分するよというまで、
夫の部屋は手付かずのままになりそう
だ。