ぼくらの日記絵・絵心伝心 

日々の出来事や心境を絵日記風に伝えるジャーナリズム。下手な絵を媒介に、落ち着いて、考え、語ることが目的です。

世界の言葉について

2013年06月14日 | 日記

 グローバル化に対応し、小学校で英語教育が始まる。理解できることだが、英語をコミュニケーションの道具とみるだけでは寂しい。さて、私の外国語への接し方を少し話しましょう。今回もニヤニヤしながら読んでください。

 物好きな私は、「世界の文化を理解したい」という大きなテーマを持ち、今まで8カ国の言葉、英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、アラビア語、中国語、ハングル、ロシア語を「勉強」してきた。「話す」ことが主目的ではない。文法とか、表現方法を調べ、比較することが面白い。言葉を知ることは、考え方、つまり文化を理解する基礎だと考えている。

これら8つを、文法、表現方法から自分流に仲間分けすると、

①英語

②ドイツ語

③フランス語、スペイン語、アラビア語

④ロシア語

⑤中国語

⑥ハングル となる。 まず次のことが言えそうだ。

 第1 英語は世界の共通語の地位にある。200年前のイギリス、現在のアメリカの政治経済の支配によるのかもしれない。が「もっとも学習しやすい言語」であり、世界で多くの人がコミュニケーションをとりやすい共通語となっている。世界の政治・経済の進歩に英語の果たす役割は大きいと言える。

 第2 地球を思い切って、半分に分ける。A領域、①~④と、B領域、⑤~⑥プラス日本語、の領域である。簡単に言うと、ヨーロッパ系(アラブもいれる)とアジア系(東アジア)

分ける基準は

・名刺に性別があるかないか:ヨーロッパ系にはある。アジア系にはない。

・人称代名詞と動詞が対であるかどうか:ヨーロッパ系は対である。…私、あなた、彼、彼女…などはそれぞれに対応する動詞を持つ。アジア系は対ではない。私、あなた、彼、彼女、皆同じ動詞。

 かなり独善的な言い方だが、ヨーロッパ系は、人間個人・主体のありようをはっきりさせる論理的、科学的思考に向いている言語で、哲学、科学の発展に繋がった。アジア系は、人間を総体として一般論を語るのに向いている言語で、一般思想、儒学などの発展に繋がった。人類は700万年前アフリカを起源として、世界中に広がり、そのなかで様々な文化をつくってきた。言葉を勉強するのは、夜空の星にロマンを求めるように、想像力を駆り立て面白い。

 現在、主にロシア語をやっているが、文法的には8カ国語の中でもかなり厄介。疲れた時は、夜空でも眺め気分転換をしようか。

 絵はNHKテレビ、ロシア語講座の舞台、サンクト・ペテルブルク。6月5日        岩下賢治

 

 

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