はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

12月のリトミック ベルハーモニーを使って

2023年12月20日 | リトミック
2023/12/20


12月の季節の行事といったら
なんといってもクリスマスです。

クリスマスには素敵な曲が
たくさんありますね。

毎年、どの曲を使おうか悩むくらい
子どもから大人向けまで素敵な曲ぞろいです。


今回は『きよしこの夜』を
ベルハーモニーで合奏することにしました。

「ベルハーモニー」は音階のある打楽器。



上からポンと叩いて音を出します。


『きよしこの夜』に
このベルハーモニーの澄んだ音が
ピッタリなのです。

クリスマス時期には家にある
ベルハーモニーを持って
リトミックに出かけます。





みんなに鳴らしてもらって楽しみます。

もちろん赤ちゃんたちは
鳴らすことができませんから
ママが叩くのを見ているのですが
そこから音を出すことの楽しさなどを
知ることもあるかと思います。


コード、構成音を書いた紙を貼りだして
鳴らすタイミングを指し示します。

C(ド、ミ、ソ)
F(ド、ファ、ラ)
G7(ソ、シ、レ、ファ)
Am(ラ、ド、ミ)

若いママたちはみんな
コードを知っているだろうなと
思っていたのですが
知らないという方もいましたね。

でもドミソの和音などというと
すぐにわかってくれます。

1人づつにベルハーモニーを渡して
順にドレミファソラシドと鳴らしてから
『きよしこの夜』の演奏録音に合わせて
和音を鳴らしてもらいました。

練習もなく、ぶっつけ本番ですが
ちゃんときれいな和音が聴こえました😀 

終わった後には拍手。

音を出すのは楽しいことです。
それがみんなで出すとハーモニーになって
聴こえてくるので
いっそう楽しみが増します。


これは小さい子のプレゼントにいいかもしれません。

 


今日のリトミックでは
ステップをする前に
『窓ぎわのトットちゃん』のアニメ映画に
リトミックのシーンがあったと
つい雑談で話をしました。

黒柳徹子さんがトモエ学園で
リトミックをしていたことは
あんがい知られていないようです。

トモエ学園でトットちゃんも
やっていたと知ると
来ていたママたちは
俄然興味を持ってくれました。







『窓ぎわのトットちゃん』には
リトミックのことが7ページにわたって
書かれています。

少し長くなりますが一部を
ここに引用したいと思います。

・・・・・・・・

小林先生は、パリのダルクローズの学校に1年以上も滞在して、リトミックを身につけた。日本人でこのダルクローズの影響を受けた人は多く、山田耕筰をはじめ、モダンダンスの創始者石井漠、歌舞伎の2代目市川左団次、新劇運動の小山内薫、舞踊家伊藤道郎。
こういった人たちも、リトミックがあらゆる芸術の基礎である、ということで、ダルクローズに学んだ。でも、このリトミックを、小学校に教育に取り入れてみようとしたのは、小林先生が初めてだった。

「リトミックってどういうものですか?」
という質問に、小林先生はこう答えた。

「リトミックは体の機会組織を、さらに精巧にするための遊戯です。リトミックは心に運転術を教える遊戯です。リトミックは心と体に、リズムを理解させる遊戯です。リトミックを行なうと、性格がリズミカルになります。リズミカルな性格は美しく、強く、素直に、自然の法則にしたがいます。」


講堂の小さいステージの上のピアノを校長先生が弾く。それに合わせて、生徒は思い思いの場所から歩き始める。・・・・・(続く)



まだまだリトミックの描写が続きますが
長くなるので
また別の機会に丁寧に書きたいと思います。

私も久しぶりにこれを読んで
リトミックをしているときの描写が
「なるほど」と思われ
とても参考になりました。

徹子さんも書くにあたって
リトミックの歴史や理念について
きちんと勉強されたことが
うかがえる文章ですね。





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