2024/06/07
3月頃に公開されていた
デザイナー・中里唯馬さんの
ドキュメンタリー映画
『燃えるドレスを紡いで』
を見に行きたいなと思っていました。
中里さんが
廃棄された服をたずねてケニアを訪れて
人にとってファッションとは何かを
考えるのです。
関根光才監督のコメント
〈今回、唯馬さんのパリコレの制作プロセスを追いかける中で、
ファッションが抱える大きな社会課題に
チャレンジしている画期的な技術が日本にあることも知りました。
近しい夢を見ている人々と共創して、
ゴミという概念も、服に対する概念も、
もしかしたら「何がオシャレでスタイリッシュなのか」
もしかしたら「何がオシャレでスタイリッシュなのか」
ということに対する概念も、
違う角度から見れるようになるきっかけになれれば
違う角度から見れるようになるきっかけになれれば
というのが今回の作品です。〉
でも結局、見に行けないまま
過ぎてしまいました。
過ぎてしまいました。
そして、5月下旬に放送された
NHKBSの「フロンティア」という番組の
「ファッションの未来」が
見に行けなかった中里唯馬さんの映画と
内容が似ているのではと思って
録画しておきました。
(番組案内より)
〈ファッション産業が与える環境負荷は、
全産業の中で3番目に大きい。
取材班はチリのアタカマ砂漠で、
世界中で販売された大量の衣服が
廃棄されている現場を目撃する。
深刻なのは、服の生産量が拡大し続けていること。
番組では、画期的なリサイクル技術や
微生物に繊維素材を作らせる
最先端技術の開発現場など
ファッションの未来を切り開く挑戦を追う。〉
内容はとても興味深かったのです。
世界中で過剰に服が作られており
チリの砂漠は服のゴミ捨て場に
なっているのです。
ここに捨てられる服は
着古した服ではなく
売れ残った服なのです。
(写真はテレビ画面撮りです)
ほんとうに映像はショッキングでした。
世界中で1年に作られる服は3000億着!
そのうち廃棄されるのは40%。
都内のデパートや
ファッションビルを歩くと
膨大な服が魅力的に
買い手を待っています。
こういう服は全部売れるのだろうか?
と私も思ったりしていました。
40%も廃棄されているというのは
ほんとうにびっくり。
私自身も昔に比べて
気軽に服を買うようになったと
感じています。
感じています。
そしてまだ着られる服を
ときどき断捨離と称して袋につめて
資源回収に出しています。
捨てられるプラスチックの害というのは
聞くようになりましたが
化繊の服のことは気づきませんでしたね。
服の素材でよく使われるポリエステルは
なかなか自然に還らないために
リサイクルが大変なのだそうです。
最近、自然素材とポリエステルを
分離できる技術が開発されたり
微生物に繊維素材を作らせる
技術の開発現場が紹介されていました。
服を作るメーカーも受注生産に
したりして環境負荷を考えて
さまざまな取り組みがされているようですね。
さまざまな取り組みがされているようですね。
いろいろ考えさせられることの多い番組でした。