2021/03/28
まず、羽生選手、3位表彰台おめでとうございます。
鍵山優真君、素晴らしい演技で2位、将来が本当に楽しみな人です。
日本はオリンピック3枠取れて、肩の荷がおりたことでしょう。
本当はおめでとうどころじゃない気持ちだけどね。
羽生選手、こんなにジャンプが決まらないのは珍しいと思いました。
実はリアルタイムで見たのではなくて、録画を見たのですけどね。そのときには優勝ではないらしいことはわかっていたので、いくぶんショックは少なかったけれど。
最初のジャンプが決まらないことはあっても、持ち直したりする。あるいは、後半ミスが出ることがあっても、最初から最後まで調子が出ないことは珍しい。
長い経験で心身のコントロール方法を知っている人だから、体調が悪くても、足が痛くても、なんとかできてしまう。
録画を見ていると途中から、顔が見えなくなりました。もちろん画面では見えているけれど、表情がないというのか、顔の印象がないという感じを受けました。
体調というより、心のバランスを崩させる何かがあったのだと思いました。もし体調が原因だとしたら、体調を悪くさせる何かがあったのだと思いました。
もちろん、私の根拠のない推測でしかありません。
ネイサンへの加点は平等ではありませんね。
ネイサンの演技を見ていたら、やはりフィギュアは点を取った人が勝つスポーツ。芸術的に優れた演技や、心を打つ演技などしなくても、点数の取れるジャンプさえ正確にこなしていればいい。そこに焦点を当てた演技でした。
羽生選手のインタビューより
―今年の世界選手権と、来季の北京五輪に向けて。
「僕は、ソチ五輪の時はその前のシーズンの世界選手権で4位で、平昌五輪の時は前の世界選手権で優勝してから平昌に行った。なので、今シーズンの世界選手権で優勝した彼(ネーサン・チェン)に幸運があることを祈っている。五輪へは色々考えることはあるけど、いい思い出も悪い思い出も、良かった所も悪かった所もたくさんある。それがあったから成長できたし、これからどういう風に世界の情勢が変わるか分からないけど、ベストを尽くして、五輪が来ることを心待ちにしたいと思う」
「これから色々な技術だったりとか、トレーニング方法とか進むにつれ、難しいことにチャレンジすることが大事だし、アスリートなのでチャレンジするのが楽しい気持ちもあると思う。それ自体を楽しみながら、コンペティションでどう勝っていくのかバランスをみながら、色々なことを考えていくんじゃないかなと思う」
「ネイサンが幸運であることを祈る」という言葉には泣きましたね。
「アスリートなので、チャレンジするのが楽しい気持ちもあると思う」、そうだったのね。改めて、フィギュアスケートに向かい合っている心持を知ることになりました。
そう、ペアの三浦&木原組、演技中の木原君の楽しげな顔を見たら、ジーンときました。長い間、パートナーを変えながらペアダンスを続けているのも、きっと、スケートが大好きなんだと思う。
こんな楽し気な木原君は初めて見たと思った。三浦さんはまだ慣れなくて、精いっぱいだったけれど、それをいたわりつつリードしていく感じが胸を打ちました。
世界のトップ10、おめでとうございます。
とにかくコロナ禍のなか、感染防止体制が日本と違う国々の人々を相手に、体力と緊張を強いられる試合が終わって、よかったです。安全に日本に帰ってこられますように。