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はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

三番叟

2018年09月25日 | コンサート
2018/09/25

23日は南池袋公園で行われた「日本の芸能 三番叟 ~中世から江戸へ~」を見に行きました。
三番叟ですから、見ないわけにはいかない(笑)

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南池袋公園は平成28年に公園として整備され、芝生広場や大きなカフェもできて、あの辺一帯がおしゃれな雰囲気になりましたね。
その南池公園に特設能舞台をしつらえ、薪能のようにかがり火をたいて、いい雰囲気でした。
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まわりは高層ビル、高い樹木、足元は芝生の草の匂いがして、かがり火の焦げる匂いも漂い、夜風が気持ちいいなと思いました。

橋掛かり 公演中は撮影禁止ですので、終了後に撮ったもの
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演目は「三番叟」、舞踊「操り三番叟」、狂言「茸(くさびら)」。
出演は、野村万蔵さん、猿若清三郎さん、野村萬さん。

冒頭に横のモニター画面で出演者からの挨拶・説明もあり、わかりやすかったです。

「三番叟」は能の「翁」という演目の一部で、神や自然に祈りを捧げる神事芸です。
後半、鈴をあちこちに向いて振るのですが、鈴を鳴らすことによって万物が喜び、豊かな国になる様子を表しているのだそうです。

三番叟の装束は、うちにもある三番叟のお人形と同じ。出てきたときは「同じだ~」とちょっとうれしい。おめでたい芸能ということで、鈴を振られていいことありそう。

「操り(あやつり)三番叟」は、エンターテインメントとして江戸時代にできたもので、操り人形になって三番叟を踊るという、動きも大きくお衣装もあでやか。

狂言「茸」は人間国宝の野村萬さんが山伏になり、豊島市民も茸役で参加した作品。「茸」の滑稽な装束とぞろぞろ出てきて動きまわるのがおかしく楽しかった。

この公演、S席の椅子チケットを買って見ましたが(お安いのです)、ちょっと離れた場所からなら無料で様子が見えます。道を歩いていく人や、公園で遊ぶ人たちのざわめきや歓声も遠く聴こえて、大都会にいながら、時間を超えた古典的な芸能にひたり、これらが数百年も消えないで続いていることに、感慨を覚えました。




コメント
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