goo blog サービス終了のお知らせ 

はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

黒川検事長の辞職

2020年05月21日 | 政治

2020/05/21

 

黒川広務検事長は緊急事態宣言が続く中、今月1日と13日に朝日新聞社員、産経新聞記者と賭けマージャンをしていたと『週刊文春デジタル』で報じられました。

https://bunshun.jp/articles/-/37926

 

森法相「黒川検事長は東京高等検察庁の検事長という立場にありながら、緊急事態宣言下の令和2年5月1日と同月13日の2回にわたり、報道機関関係者3名とマンションの一室で会合し、金銭を賭けてマージャンを行っていたことがわかりました。この行為は、誠に不適切というほかなく極めて遺憾です。これらの事実関係が認められたことから、黒川検事長に対し、監督上の処分として訓告としました。また、先ほど黒川検事長から辞職願、辞表が提出されましたので、あす5月22日金曜日の閣議で辞職の承認をいただく予定です。」

この話を聞いたときは、黒川氏はそのレベルの人だったんだという感想を持ちましたが、あっという間に辞職という流れになっていったのが気になります。

つまり、黒川氏の話に幕引きを図るため、賭けマージャンを持ち出されたのでは、と思えます。彼は辞職するのだから、もう何も言わないで、何も聞かないで、ということのような。

こういう世界、よくわかりませんね。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本でも国民の力が集結するのか

2020年05月14日 | 政治

2020/05/14

 

今朝、BSプレミアム『アナザーストーリーズ 運命の分岐点』で「パク・クネ弾劾の舞台裏 〜その時 韓国は沸騰した〜」をやっていて、先日もこの番組を見たのに、また座り込んで見てしまいました。

最近の日本の状態を彷彿とさせる部分があって興味深かったのです。NHKは意図して番組を出してきたのかなと感じてしまったくらいです。

〈韓国史上初の女性大統領パク・クネに重大な不正疑惑が起きた時、韓国中の怒りが沸騰した。デモ参加者は空前の規模となる、のべ1600万人!あのスキャンダルはいかにして暴かれたのか?〉

パク・クネは古くからの友人である一般人チェ・スンシルに国家機密情報を流し、演説の草稿に手を入れてもらったり、チェ・スンシルの財団が多額の金を受け取れるようにしていた。チェ・スンシルは大統領の側近を自分の部下のように使っていた。

国のトップがお友だちの利益のために公金を使う、というのはどこかの国と似てるわね。

パク・クネを罷免すべしというデモは計20回も行われ、1回のデモで100万人以上という規模、全部で1600万人もの人が参加したという。

デモの参加者は、今までデモに参加したことのない人たちが多かった。

国民の怒りは韓国全土に広まって、国民が政治を変えたのですよ。

韓国では、関係のないツィッターにも「#ところでチェ・スンシルは」というハッシュタグをつけるのが大流行していたとのこと。

https://www.nhk.jp/p/anotherstories/ts/VWRZ1WWNYP/episode/te/EY9K914YL9/

 

私は2017年4月末、ソウルに旅行に行っていて、公園の立て看板や集会を目にしたのです。

ホテルが市庁舎の近くにあり、公園から歌が流れ、演説が聞こえました。ハングルの意味は分からなかったけれど、パク・クネの写真がありました。

 

韓国ではセウォル号のことがあってから、政府の説明責任に不信感を持つ人が増えていきました。その頃の日本では立て看板やデモを見たことがなかったので、韓国は国民の政治的関心が高いなと思ったのです。

日本では、桜を見る会、コロナ対策から不信感が増していって、今まで政治に声を上げなかった人たちが声を上げるようになって来ていますよね。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

検察庁法改正案

2020年05月12日 | 政治

2020/05/12

 

検察官の定年を引き上げる検察庁法改正案が、近く衆院で採決されるようです。

「#検察庁法改正案に抗議します」というハッシュタグを付けたツイートが約五百万件もあったそうです。

特徴的なのは、普段から社会や政治について発信している人以外からとみられる投稿が多いこと。

 

いろいろ疎い私、そもそも検察官とは何かと調べて見ましたら、検察庁HPに子ども向けにやさしく書かれた文がありました。

〈検察官っていうのは,検事と副検事のことなんだ。検察官は法律に違反した犯罪や事件を調べて,その犯人を裁判にかける,とても重要な仕事をしているんだ。

普通,日本では検察官だけが犯人を起訴できるんだよ。

だから,悪い人に罰を与えるためには,絶対に検察官が必要なんだよ。でも,それだけに検察官の責任は重いんだ。〉 (検察庁HP)

http://www.kensatsu.go.jp/child/child2.htm

 

政府は1月31日、東京高等検察庁の黒川弘務検事長(当時62歳)の定年の延長を閣議決定しています。

なぜ黒川氏なのでしょう。単に安倍首相のお気に入りというだけではなさそう。

黒川氏が検事総長になることによって、もっと何かがあるのでは・・・。

元文部科学事務次官の前川喜平氏は「アベ首相は、黒川氏(及び彼と同類の人物)をできる限り長く検察の中枢に置いておきたいのだろう。摘発されては困る犯罪が存在するからだろう。公職選挙法違反かな?」「黒川氏が65で辞めても、第2の黒川は必ず用意されるだろう」と危惧した。

改正法の施行は22年4月で、その前の2月に黒川氏は65歳の定年になるので同氏と法改正に因果関係はない」という容認派の反論もあるが、前川氏は「22年4月の改正法の施行までは現行国家公務員法により、施行後は改正検察庁法により、黒川氏の定年は自在に延長できる」と説明。「25年2月の68歳誕生日まで黒川氏を検事総長に据え置くこともできる。検察庁法再改正で定年を70歳にすれば27年まで据え置ける」とした。(デイリー)

国民民主党の後藤祐一氏は、一月に現行法の解釈変更で定年が延長された黒川弘務東京高検検事長の名前を挙げて「森友・加計学園や桜を見る会に続く問題が出てくるかもしれない。黒川氏のように自分を守ってくれる守護神が必要だからこの法案を出したのでは」と追及した。(東京新聞)

 

弁護士らの団体は、政権に都合の良い人を検事総長にする意図があるなどと批判しています。政府が検察幹部の定年に介入できることを踏まえ、政治的中立性や独立性が脅かされるとの指摘もあります。

(東京新聞)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/202005/CK2020051202000118.html

 

 

黒川さん自身はどう思っているのかな?

目がくらまされていなければ、考える力はあると思うのだけど。

自分の名前がこんなに大きく取り上げられて、日本中で反対意見が渦巻いているなか、ずっと勤めます、検事総長までやります、と言うのかしら。

そういう中で検事総長になったとしても、幸せでないと思うのよね。

 

思い出すのは、森友問題で自殺した赤木俊夫さんと佐川理財局長のこと。

手記を託された相澤冬樹さんによれば、赤木さんの妻が「佐川理財局長の家を見に行きたい」と言ったので、2人で見に行った。その時赤木さんの妻は、「佐川さんも幸せではなかったんでしょうね」と言った、という。

昇進しても栄転しても、堂々としていられなくて、人目を避けてひっそり暮さなくてはならないとしたら、それは不幸なことだと思います。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

文春「森友自殺職員の遺書」

2020年03月19日 | 政治

2020/03/19

 

週刊文春に載った財務省職員・赤木俊夫氏の遺書。全文を読みたいと思って文春を買いました。

森友問題は結局うやむやになったままですよね。桜を見る会、コロナが出てきて、いつのまにか過ぎたことになっていました。

森友問題は2つあって、ひとつは国有地の値引き売却。もうひとつが文書改ざん問題。

自殺した赤木氏は文書改ざんの当事者。

赤木氏の妻は佐川元理財局長と国を提訴しました。「死を選ぶきっかけになった改ざんは誰が何のためにやったのか。真実を知りたい」というのが提訴の理由。

1億1千万円の賠償を求めていますが、スクープした大阪日日新聞記者の相澤冬樹氏によれば、高額にしたのは、裁判の場で、遺書に名前のあった人たちにきちんと話してもらいたいということです。安い金額の設定では、示談で丸呑みになって話は終わってしまう。遺族に原因追及をさせないために、ということだそう。

 

共産党の志位和夫氏のツィートによれば、

佐川局長は国税庁長官
理財局次長は横浜税関長
理財局総務課長は駐英公使
理財局国有財産企画課長は内閣官房内閣参事官
理財局国有財産審理室長は福岡財務支局理財部長
改ざんさせられた職員は自殺に追い込まれているのに、それを指示した側はみな出世。こんな不合理をそのままにしてはおけない。

 

赤木氏の奥さんの気持ちとしては、自分の夫だけが自殺しているのに、上層部の職員は出世している。そんなことが許されるのだろうかという気持ちになるのも当然だと思います。

あの当時、佐川氏の答弁はテレビでよく見ました。

どうしてあんなに悲しそうな思いつめたような表情で話すのだろう・・・理由はわかっている。嘘を言わなければならないから。どんなことがあっても言い通さなくてはならないからだ・・・私はそう思って見ていました。

その佐川氏はやり通したおかげで国税庁長官というポストが待っていました。改ざんに関与した者たちは全員出世ですね。

安倍政権の、自分に忖度したものにはご褒美を与えるやり方。それが官僚たちの操縦法。

 

籠池夫妻への国有地売却もおかしな話ですよね。

あの土地の隣に大阪音楽大学があって、大学側が購入希望で早くから7億円を提示していたのに、鑑定価格が9億円だからと却下され、その後、籠池夫妻に1億3400万円で売却されたということ。

私もこの問題が黙殺されることなく、またきちんと取り上げられ、真実が明らかになることを願っています。

 

この遺書をスクープした大阪日日新聞記者の相澤冬樹氏は元NHK記者で、森友問題を取材して、NHKを追われた方です。

安倍総理は、すでに調査をして結果が出ているとして、再調査を拒否しています。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

温暖化対策に後ろ向きな日本

2019年12月09日 | 政治

2019/12/09

 

日本は昨年、今年と台風、大雨による大規模な自然災害を受けています。それは地球温暖化によるもの。

しかし温暖化対策に後ろ向きな国として、「化石賞」という不名誉な賞を贈られたそうですよ!

ニューズウィーク日本版に載っています。

https://www.newsweekjapan.jp/kimura/2019/12/post-68_2.php

スペイン・マドリードで開かれている気候変動枠組み条約  第25回締約国会議(COP25)で、温暖化対策に後ろ向きな国として日本とブラジル、オーストラリアに世界の環境団体でつくる「気候行動ネットワーク(CAN)」から「化石賞」が贈られた。

COP25開幕を受けて、梶山弘志経済産業相は「国内も含めて石炭火発、化石燃料の発電所は選択肢として残しておきたい」と発言。2011年の福島原発事故で原発依存度を低減している日本は逆に石炭、天然ガス、石油といった化石燃料依存度を増している。〉


日本が、脱原発により石炭に依存するというならまだ話はわかるのですが、そうでもないらしい。

海外の石炭火力発電プロジェクトまで支援しているというのは、どういうことかしら。

日本政府に脱石炭を求める国内外の市民団体連合「No Coal Japan(日本よ、石炭はもう止めて)」は英紙フィナンシャル・タイムズ・アジア版に全面の意見広告を出したということです。

(画像お借りしています)

NEWS WEEK日本版によれば、

〈全面広告はランニングシャツを着た安倍晋三首相が「コール(石炭)メダル」首にかけているイラストを掲載。

「私たちは破滅的な気候変動に対して時間と戦っている」と訴え、安倍首相に石炭火力発電への支援を止めるよう要求している。

しかし温暖化防止に取り組むNPO 気候ネットワークによると、日本は世界で2番目に多い公的資金を石炭火力発電に投じている。石炭火力発電を推進しているのは先進7カ国(G7)では日本だけ。2012年以降、15基の石炭火力発電所が新たに稼働し、さらに15基が建設中という。〉(NEWS WEEK日本版より)


さらにびっくりしたのは、日本のメガバンクが石炭に巨大投資をしているということ。

〈ドイツの環境NGOウルゲワルドなどが発表した石炭産業への投融資に関する調査報告書によると、みずほFG(フィナンシャルグループ)、三菱UFJFG、三井住友FGが石炭火力発電への融資者として融資額ランキングの世界1位から3位までを占めた。

三大メガバンクで2017~19年にかけ393億ドル(約4兆2700億円)もの融資を石炭火力発電に行なっている。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)も石炭火力発電への投資家として世界2位にランク入りした。〉


日本はなぜ世界の潮流に逆らって、石炭火力発電を推進しているのか?

単に日本の電力維持のためだけではないのです。アジアの国々に石炭発電所を作ったり、投資しているというのです。

ウルゲワルドの責任者ヘファ・シュウキング氏は「日本企業はアジアでの石炭火力発電の拡大に 2つの役割を果たしている。金融機関による投融資と直接投資だ。電力会社だけでなく大手商社もオーストラリアからバングラデシュまで新しい石炭火力発電所を開発しているという〉

私も今まで地球温暖化と聞いても人ごとのように思ってきましたが、今年のひどい台風、大雨、猛暑を考えると、やはり気候がおかしくなっていると感じます。身近な問題なのだと、ここにきてわかってきたわけです。

温暖化のために寒い地方の氷が溶けて水面が上昇。海水温が上がって蒸散する水蒸気量が増え、大雨の元になっているそうです。

そういえば数年来、中国がたくさん石炭を使うので空気が汚れ、日本にPM2.5が流れてくると言われていましたよね。

将来を考えない政府の姿勢が全く理解できません・・・それに日本の大企業が同調するのも残念。

エリートと言われている(エリートそのものとは書きませんが)日本の官僚、大企業のサラリーマンたちの中には「これはなあ・・・」と首をかしげている人はいないのでしょうか?

なんとかしなくてはと思っている人がきっといる、と信じたい。





 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

党首討論会の安倍首相の意見と内田樹氏の見解

2019年07月03日 | 政治
2019/07/03


今日は党首討論会がありましたね。
私は家で片付け仕事をしながら気がついて、最後のほうを見ました。
こういうのを聴いていると、政治家の本音や頭の良し悪しがわかるのです。
 
朝日新聞ニュースにこの討論の動画があって、2時間の討論がノーカットで見られます。

https://www.asahi.com/articles/ASM7251NCM72UTFK00T.html

討論の最後の5分で、記者クラブの質問をイエスかノーで、党首全員に挙手をしてもらうと。
安倍さんの答えが時代の流れに逆らうだけでなく、質問者をさえぎって早口で制止しながら文句をつける。

「大事な質問なので挙手はどうかと思う。議論中なので説明しないと誤解を招く。これねえ単純化してショーみたいにするのやめたほうがいいんじゃない?印象操作する意図を感じるなあ」

2時間の質問・説明後の挙手なんです・・・

その質問に対する安倍首相の答え
・女性天皇           認めない
・女系天皇           認めない
・原発の新増設         認める ←安倍首相一人だけ
・選択的夫婦別姓        認めない ←安倍首相一人だけ
・LGBTの法的権利を与える    認めない ←自公のみ

私、すごいなあと思いました、この考え方。まず人権のとらえ方。

「政策的な議論をしないで、イエスかノーかはないです」と言っていらっしゃるけど、本質が現れています。他の党首は、議論うんぬんなんて誰も言わずに答えている。

今、『安倍晋三大研究』を読んでいるところですが、おもしろいですよ。生い立ちのところは漫画になってます。すぐには読み進められないので、ここに内容を紹介するのは先になると思います。


この本の3章には内田樹氏の解説が載っています。それが興味深い。
内田樹氏のブログにも書いてありますので、ここに部分的に引用させていただきます。
少々長くなります。

内田樹の研究室  性格的に自分の非を認めることがよほど嫌なんでしょうね。
アメリカは、その点がすぐれていると思います。デモクラシーというのは、つねに「国民的な人気があるけれど、あきらかに知性や徳性に問題がある人物」を大統領に選んでしまうリスクを抱えている。アメリカでは、建国の父たちが、憲法制定時点からそのリスクを考慮して、統治システムを設計した。「問題の多い人物がたまたま大統領になっても、統治機構が機能し続けられる」ようにシステムが作られている。


「アメリカの国益を優先的に配慮することが、日本の国益を最大化することだ」ということを本気で信じているか、あるいは信じているふりをしている
安倍政権では、もう「対米自立」は国家目標としては掲げられていない。「対米従属という手段」がどこかで自己目的化した。
ふつうの国の統治者は自国益を最優先するけれど、安倍政権は自国益よりもアメリカの国益のほうを優先する。日本国民から吸い上げた税金をアメリカの軍隊や企業にどんどん注ぎ込む。日本の国内産業の保護育成を犠牲にしても、アメリカの企業のために市場を開放する。アメリカの国際政策はどんな不細工なものでももろ手を挙げて賛成する。世界を見渡してみても、これほどアメリカにとって便利な政府は存在しない。だから大事にして当然です。(太字内田氏)(引用終わり) 

あとは内田氏のブログでお読みください。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする