よし坊のあっちこっち

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ジハード(聖戦)とテルアビブ乱射事件

2010年02月16日 | アメリカ通信
今日、わが友テッチャンと日本を憂うる話をしていたのだが、一つの問題は日本の孤立化だ。世の中のグローバル化に背を向けて、日本はどんどん孤立化の方向に言っているような気がする。どういう事かというと、確かに海外で活動するという意味ではインターナショナル化、国際化が進んだが、それとグローバル化は違う。持論であるが、日本のような「島国体質国家」では国際化は出来ても、グローバル化は非常に下手なので、どんどん取り残される。従って孤立化する。

何故こんな話をするかと言うと、孤立化する日本が世界にどう映るか。世界が抱くイメージは、普段大人しい、優等生のような子が、ある日突然切れて、とんでもない事を仕出かす、そういうイメージなのではないか。それがアメリカから見た、かつての真珠湾奇襲であり、カミカゼのような気がする。限りなく不気味なのである。学校では優等生の子が、ある日突然ブッチギレて、とんでもない事件を起こし、その恐怖の後に来る、あの不気味さに似ている。

カミカゼといえば、日本人が書いたのか外国人が書いたのか忘れたが、大分以前に興味深い記事を目にした。確か、例の9.11テロがあった後だ。イスラムの自爆テロは日本の輸出品だという。そのきっかけは、1972年の岡本公三達によるテルアビブの赤軍派空港乱射事件にあり。あそこで、行われたカミカゼ的自爆テロの精神が引き継がれたと言う。
それまで、イスラムのジハードには、自爆の考えは無かった。この赤軍が、その後、パレスチナに入り込み、例の重信房子一派が広めた結果、イスラム過激派がジハードにカミカゼ自爆を基本戦術を取り入れて行ったという。そうだとしたら、日本はとんでもないものを輸出してしまったことになる。

日本から、世界を見ていると、おなじ土俵で相撲を取っている錯覚に陥るが、世界から日本を見ると、様子は違ってくる。これに皆気が付かない。
世界の孤立化で有名を馳せている北朝鮮。ここで思い出すのは、6~7年前の国連のアジア地域の英語力のランキング。日本は北朝鮮と並び、堂々の最下位。なにやら、象徴的なランキングで、背筋がブルっとくる。