連合ニュースの報道によれば、「朝鮮日報」と「ハンギョレ新聞」の
2紙の外信報道で、近年、中国関連報道が急増しており、報道
件数で日本関連報道を上回ったとする研究結果が出された。
同記事の内容に触発された「ヲタク」は、久しぶりにYahoo!韓国と
ネイバーの検索機能を使い、ちょっとした調べごとに取り組んでみた。
過去1ヶ月間、ヤフー韓国とネイバーのニュースが配信した全ての
記事(朝鮮とハンギョレの2紙も含む)の見出しと本文の中に
「日本」や「中国」の単語を含む記事が何件くらい配信されたのかを
検索にかけてみたのだ。
△ヤフー韓国ニュース(過去1ヶ月間)の検索結果
結果は上図に表れた通り。以下の( )内はネイバーニュースの
検索結果。
・「アメリカ」 4万616件
・「日本」 2万6006件(2万5601件)
・「中国」 2万4185件(2万5076件)
・「ロシア」 4704件
ヤフー韓国とネイバーのニュースが配信する記事に登場する単語の
頻度としては、現在のところ、まだ「日本」が「中国」をわずかに
上回っていることがわかる。
しかし、詳述は省くが、過去1年間のおおよその動きを調べた
結果、「中国」が徐々に「日本」を追い上げている状況が確認できた。
そればかりか、過去1週間のニュースに限って言えば、すでに
ネイバーニュースで「中国」が「日本」をかすかに上回った状況すら
確認できた。
△ネイバーニュース(過去1週間)の検索結果
・「日本」 6477件(5339件)
・「中国」 6564件(4948件)
( )内はヤフー韓国ニュースでの過去1週間の検索結果。
以上、インターネットを活用した「ヲタク」の韓国メディア観察からも、
韓国メディアのニュースに登場する「中国」の頻度が「日本」の頻度を
完全に逆転する日が近いことが予想できた。
韓国メディアのこうした変化は、言うまでもなく、韓国社会の様々な
領域において中国に対する関心が急速に高まってきていることを
物語っている。
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■ "국내 신문 보도에 중국이 일본 앞질러"
新聞報道の件数で中国が日本を抜く
(連合ニュース 11月27日)
김수정 교수 KPF 저널리즘 국제회의서 발표
キム・スジョン教授、KPFジャーナリズム国際会議で発表
한국과 아시아 국가들 간의 긴밀성이 높아지고 아시아의
중요성에 대한 인식이 높아짐에 따라 한국 언론의 아시아
지역 관련 보도가 5년 전에 비해 늘어났으며 특히 중국에
대한 보도가 급증한 것으로 나타났다.
韓国とアジア諸国との関係が緊密化しアジアの重要性に対する
認識が高まる中、韓国メディアのアジア地域関連報道が5年前に
比べ増加し、特に中国関連報道が急増していることがわかった。
김수정 충남대 언론정보학과 교수는 한국언론재단(KPF)이
27일 서울 중구 태평로 한국언론회관에서 '아시아를
어떻게 볼 것인가'를 주제로 개최한 KPF 저널리즘
국제회의에서 올해 5월13일부터 10월27일까지 조선일보와
한겨레신문에 보도된 아시아 기사를 발생지역별 분포,
뉴스유형 등의 6개 항목으로 나눠 분석한 결과를 발표했다.
韓国言論財団(KPF)は27日、ソウルの韓国言論会館(中区
太平路)で、「アジアをどう見るのか」をテーマにKPFジャーナリズム
国際会議を開催した。忠南大学のキム・スジョン教授(言論情報
学科)は、この会議の中で、今年5月13日から10月27日までの
間、「朝鮮日報」と「ハンギョレ新聞」の2紙で報道された国際報道を
発生地域別分布、ニュース類型など6項目の観点から分析した
研究結果について報告した。
이에 따르면 지역별로 두 신문의 전체 국제 기사 중 34.6%가
미국과 관련된 기사였으며 아시아 30.7%, 유럽/러시아 20.5%,
중동 4.8% 등의 순이었다.
報告によれば、2紙の全体の国際報道の中で、地域別では
アメリカ関連の記事が34.6%で最も多く、以下、アジア地域
30.7%、ヨーロッパ・ロシア20.5%、中東4.8%などの順で
あった。
아시아 뉴스의 경우 기사당 길이는 평균 5.3 단락인 것으로
파악됐으며 하루에 2.6건 정도 보도된 것으로 집계됐다.
국가별로는 중국 관련 뉴스가 약 40%로 가장 많이 보도됐으며
일본이 약 26%로 뒤를 이었다.
アジア関連のニュースに限って見ると、1記事あたりの平均的な
長さは5.3段落で、1日あたり平均約2.6件の報道がなされた。
国家別では中国関連報道が約40%で最も多く、日本が約26%で
後に続いた。
-中略-
또 "2002년 당시 아시아 기사 중 일본에 대한 국제뉴스
보도 비율이 40.3%로 중국의 34%보다 앞섰던 점을
상기한다면, 현재 중국과 일본 보도의 역전 및 중국 기사의
급증 현상은 한국과 중국의 더욱 활발해진 관계와
국제무대에서 도약하고 있는 중국의 위상을 반영하고
있다"고 설명했다.
キム教授は、「2002年の調査ではアジア関連記事のうち日本
関連の記事が40.3%と、中国関連の34%を上回っていた。
近年の中・日関連報道の逆転現象や中国関連記事の急増現象は、
活発化した韓中関係や国際社会における中国の地位向上を
反映している」と説明した。
-以下省略-
(終わり)