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福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

韓国の日米中報道

2007年11月27日 |   〇メディア・IT

連合ニュースの報道によれば、「朝鮮日報」と「ハンギョレ新聞」の
2紙の外信報道で、近年、中国関連報道が急増しており、報道
件数で日本関連報道を上回ったとする研究結果が出された。

同記事の内容に触発された「ヲタク」は、久しぶりにYahoo!韓国と
ネイバーの検索機能を使い、ちょっとした調べごとに取り組んでみた。

過去1ヶ月間、ヤフー韓国とネイバーのニュースが配信した全ての
記事(朝鮮とハンギョレの2紙も含む)の見出しと本文の中に
「日本」や「中国」の単語を含む記事が何件くらい配信されたのかを
検索にかけてみたのだ。


△ヤフー韓国ニュース(過去1ヶ月間)の検索結果

結果は上図に表れた通り。以下の( )内はネイバーニュースの
検索結果。

・「アメリカ」   4万616件
・「日本」      2万6006件(2万5601件)
・「中国」    2万4185件(2万5076件)
・「ロシア」       4704件

ヤフー韓国とネイバーのニュースが配信する記事に登場する単語の
頻度としては、現在のところ、まだ「日本」が「中国」をわずかに
上回っていることがわかる。

しかし、詳述は省くが、過去1年間のおおよその動きを調べた
結果、「中国」が徐々に「日本」を追い上げている状況が確認できた。

そればかりか、過去1週間のニュースに限って言えば、すでに
ネイバーニュースで「中国」が「日本」をかすかに上回った状況すら
確認できた。


△ネイバーニュース(過去1週間)の検索結果

・「日本」   6477件(5339件)
・「中国」   6564件(4948件)

( )内はヤフー韓国ニュースでの過去1週間の検索結果。

以上、インターネットを活用した「ヲタク」の韓国メディア観察からも、
韓国メディアのニュースに登場する「中国」の頻度が「日本」の頻度を
完全に逆転する日が近いことが予想できた。

韓国メディアのこうした変化は、言うまでもなく、韓国社会の様々な
領域において中国に対する関心が急速に高まってきていることを
物語っている。

・・・・・・・・・・・

■ "국내 신문 보도에 중국이 일본 앞질러"
新聞報道の件数で中国が日本を抜く
(連合ニュース 11月27日)

김수정 교수 KPF 저널리즘 국제회의서 발표
キム・スジョン教授、KPFジャーナリズム国際会議で発表

한국과 아시아 국가들 간의 긴밀성이 높아지고 아시아의
중요성에 대한 인식이 높아짐에 따라 한국 언론의 아시아
지역 관련 보도가 5년 전에 비해 늘어났으며 특히 중국에
대한 보도가 급증한 것으로 나타났다.
韓国とアジア諸国との関係が緊密化しアジアの重要性に対する
認識が高まる中、韓国メディアのアジア地域関連報道が5年前に
比べ増加し、特に中国関連報道が急増していることがわかった。

김수정 충남대 언론정보학과 교수는 한국언론재단(KPF)이
27일 서울 중구 태평로 한국언론회관에서 '아시아를
어떻게 볼 것인가'를 주제로 개최한 KPF 저널리즘
국제회의에서 올해 5월13일부터 10월27일까지 조선일보와
한겨레신문에 보도된 아시아 기사를 발생지역별 분포,
뉴스유형 등의 6개 항목으로 나눠 분석한 결과를 발표했다.
韓国言論財団(KPF)は27日、ソウルの韓国言論会館(中区
太平路)で、「アジアをどう見るのか」をテーマにKPFジャーナリズム
国際会議を開催した。忠南大学のキム・スジョン教授(言論情報
学科)は、この会議の中で、今年5月13日から10月27日までの
間、「朝鮮日報」と「ハンギョレ新聞」の2紙で報道された国際報道を
発生地域別分布、ニュース類型など6項目の観点から分析
した
研究結果について報告した。

이에 따르면 지역별로 두 신문의 전체 국제 기사 중 34.6%가
미국과 관련된 기사였으며 아시아 30.7%, 유럽/러시아 20.5%,
중동 4.8% 등의 순이었다.
報告によれば、2紙の全体の国際報道の中で、地域別では
アメリカ関連の記事が34.6%
で最も多く、以下、アジア地域
30.7%
ヨーロッパ・ロシア20.5%、中東4.8%などの順で
あった。

아시아 뉴스의 경우 기사당 길이는 평균 5.3 단락인 것으로
파악됐으며 하루에 2.6건 정도 보도된 것으로 집계됐다.
국가별로는 중국 관련 뉴스가 약 40%로 가장 많이 보도됐으며
일본이 약 26%로 뒤를 이었다.
アジア関連のニュースに限って見ると、1記事あたりの平均的な
長さは5.3段落で、1日あたり平均約2.6件の報道がなされた。
国家別では中国関連報道が約40%で最も多く、日本が約26%で
後に続いた

-中略-

또 "2002년 당시 아시아 기사 중 일본에 대한 국제뉴스
보도 비율이 40.3%로 중국의 34%보다 앞섰던 점을
상기한다면, 현재 중국과 일본 보도의 역전 및 중국 기사의
급증 현상은 한국과 중국의 더욱 활발해진 관계와
국제무대에서 도약하고 있는 중국의 위상을 반영하고
있다"고 설명했다.
キム教授は、「2002年の調査ではアジア関連記事のうち日本
関連の記事が40.3%と、中国関連の34%を上回っていた。
近年の中・日関連報道の逆転現象や中国関連記事の急増現象は、
活発化した韓中関係や国際社会における中国の地位向上を
反映している
」と説明した。

-以下省略-

(終わり)

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地獄巡りと韓国語

2007年11月27日 |  〇4言語表示等


△国道500号線から見た別府湾。右手高台に立命館アジア
太平洋大学の正門が見える。

先週末、「ヲタク」は家族といっしょに1泊2日の日程で別府を訪れ、
久しぶりに「地獄巡り」を楽しんで来た。

共通観覧券を購入し2地区計8ヶ所の地獄を全て見て回った。


△「歓迎します料金表」なるちょっとおかしな韓国語が見える。

「ヲタク」と妻、長女(中2)にとっては、およそ8年ぶりの「地獄巡り」
だった。


△硫黄の臭いに鼻をつまむ末っ子。

末っ子(6歳)にとっては全く初めての経験で、長男(小6)も初回が
幼少時だったため、事実上、今回が初めてと言ってもよい。


△広東からの中国人観光客を乗せたバス

団体客の中では韓国人よりも中国人(広東)の方が目立った今回の
「地獄めぐり」だったが、観光を楽しみながらも韓国語の観察を
怠らないのが「ヲタク」の「ヲタク」たる所以(ゆえん)だ。

観光の途中で目に入ってきた印象的な韓国語の案内文については、
何枚かデジカメに収めて来た。

まずは、この案内文。


△韓国語では「1杯飲んで10年若返って下さい!」と
書かれている。


単純な翻訳文ではなく、ストレートに韓国人観光客に訴えかける
力を持っている。

実際、「ヲタク」をその気にさせたのは、日本語の案内文ではなく
この韓国語の案内文だった。実に奇妙な味だった。

この際、40代の「ヲタク」がこの温泉水を5杯飲めばどうなって
しまうのか、など余計なことは考えないのも「旅のエチケット」だ(?)。


△「ウケをねらったんだな?
(写真とは無関係)

次に、土産物屋で見かけた何でもない見本写真。


△記念撮影の見本

「地獄巡り」が韓国語で「지옥순례(地獄巡礼)」と訳してあった。

店の人の怪訝そうな視線を無視し、見本写真を写真に撮るのは、
けっこう勇気のいる行為だった。

3枚目は、おそらく全くハングルを知らない日本人がハングルを
まねて書いたと思われる韓国語。ハングルの形状が微妙に
おかしいので、よく見ないと何が書いてあるのかわからない。



もしかすると、併記してある日本語がわからない韓国人観光客は、
何が書いてあるのか読めないかもしれない。

また、読めないことはないが、現代のハングルの正書法から
言えば不正確な綴りであるため奇異に映った案内板もあった。



竜巻地獄の案内板だ。余計なお世話だが、「다쯔마끼지고꾸」は
「다쓰마키지고쿠」の方が自然だろう。

最後に、足湯。


△足湯を楽しむ末っ子。

以前は見かけなかった施設だが、各地獄がそれぞれに趣向を
凝らした足湯コーナーを設置していた。



「ヲタク」家族は二ヶ所でこの足湯を楽しんだ。



残念ながらハングルの案内板を撮った写真はないが、ある場所で
この足湯が「발의 온천(足の温泉)」と訳されていたのを見た。

(終わり)


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