ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

今年のおせち

2017年01月06日 | ごはん

お正月気分も終わり、街にも日常が戻ってきましたね、

と思ったら、世間は明日から3連休。

人混みがあまり好きじゃないんですけど、ちょっと美術館でも行ってこようかなと思ってます。

 

今年のおせちはこんな感じになりました。

去年と同様に、小さめの陶器のお重に盛り込みました。

このお重は、中高の同級生の陶芸家、川尻潤さんのです。

数年前、ひとめぼれして、清水の舞台から飛び降りて笑、求めた器。

毎年使うのを楽しみにしているのですが、なかなかまだ使いこなせません^^;

 

重箱は5つ持っています。

自分で買ったものと、母が遺してくれたもの。

どれにしようかと思いながら、何とかこの器を攻略したくて、でもいつもよりあらたまったおせちではあるけれど、それでもあまりよそゆきでない私のおせちは、器に負けてしまうような。

いや、「攻略」なんて言葉を思いつく間は全然ダメですね。

きっと普段の煮物を入れてもしっくりくるようになった時に、いい感じになるんじゃないかなと思ってます。

 

 

一ノ重

祝い肴の黒豆、数の子、たたきごぼう。田作りも。

あと、酢れんこんと飾り切りした蒲鉾も入れました。

 

二ノ重

お煮しめ。

今年は大きなお鍋で大量のおだしをひいて、それを使ってすべて別々に炊きました。

いつもは昆布だしだけど、かつおぶしも使って。

さすがにしっかりした味がつきましたが、私はやっぱり昆布だけの方が好きかな~。

母のお煮しめを受け継いで大根とかも入ります。

こんにゃくは京都の錦市場で買った三色のもの。こっちでは見かけたことありません。

金時人参は梅の抜型を使いたかったけど、どこかにいっちゃって。忘れてきたのかも~。

なので変わり切りにしました。

 

奥には芋ぼう。

これも錦市場で棒だらを買ってきたので、今年はチャレンジ。

それが戻しすぎたので形が崩壊。おまけに煮しめすぎちゃって黒くなって。仕方ないので海老芋と炊いて「芋ぼう」にしました。形は悪かったけど、味は抜群の出来。まあよしとしよう。

手前には鶏もも肉の照り焼きも。

皮目から焼くひと手間でおいしくできました。

 

黒豆は、私は黒糖で炊きます。

今年は粗製糖にしようと思ったけど、これがいいと子どもに反対されました。

そして、ところどころしわも。それがいいんですって。

煮汁から出ないとしわはよりませんが、昔は「しあわせ」と言ってしわがある固いのを好まれたとか。私も黒豆はふっくらやわらかいより歯ごたえがあるのが好きなので、どうしてもこんな感じに。

まあ、手作りですし、みんながたべたいものにするのが先決です。

あっ、それと今年は丹波の黒豆が買えなかったので、教室でも使った北海道産です。来年は大きいのが食べてみたいから早めに買おう。

これは料理教室でも作った栗きんとん。

教室では簡単にということで皮をむかずあとでつるり・・・の方法を取りましたが、少しだけていねいに厚めに皮をむいて。

心もちきれいに仕上がりました。

 

これで終わりにしようと思ったら、栗きんとんを並べてくれてた娘と相談して、奥の甘エビ(次男の北海道遠征お土産)と、おつまみにと買ってきたチーズも乗っけようということになり。

ここが我が家らしくていいかも~~。

 

ということで、よそゆきだけど庶民感覚あふれるおせちになったかな~。

まあ、こうしてみると、なかなかおいしそうではないでしょうか^^;

この写真は元旦の夜用に詰めたもの。

なんだかんだとしゃべり、飲みしながら、みんなで食べちゃいました。

夜はきれいに洗って片づけて、また新しく詰めます。

大きなお重だと空いたとこに補充していってたような。

おせちも部屋に放置しておくと味が落ちるので、食べる分だけなのはよいと思ってます。

 

派手さのある器に派手さのないおせちですが、さあ、来年はどんなふうになっていくのか、私自身楽しみです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明けましておめでとうございます。

2017年01月02日 | 日々のこと

今年はあたたかくて穏やかなお正月ですね。

新年明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

昨年はたくさんステップアップした気がします。

一番大きかったのは雑誌Martに載せていただいたことだなあ。

全国区のお仕事・・・ということではこれが一番大きな一歩でしたが、「おうちレッスン」を始めたり、「男のキッチン」も自主グループとして動きだし1年間講師をさせていただいたり、あちこちでランチやおむすび販売をさせていただいたり、「日本野菜ソムリエ協会」のイベントで認定料理教室として発表させていただいたり、初めての場所での料理教室があったり・・・。

箇条書きにした方がいいと思うのだけれど、そのどれもが大事で、思い入れがあって、ご縁があってのことで、どの人との出会いも大切で・・・。

ずっと思っている「ごはんでたくさんの人とつながっていけますように」

・・・そのことが形になっていることがうれしかったです。

充実した一年でした。

 

年末京都に帰って、子どもたちと両親のお墓参りをし、いくつかのお寺等参ってきました。

北野天満宮に子どもの受験のお礼参りに。

もう梅が咲いていました。横には枯れた紅葉の葉がひとひらありました。

少し早いけど、凛としたつぼみをたくさん見られてよかったです。

 

珍しく有名どころを回りたいと言った子どもたちと行ったのは・・・。

千本鳥居。伏見稲荷です。

若い頃務めていた幼稚園の子どもたちと遠足に行った場所。懐かしい・・・。

 

南禅寺にも行きました。

これは有名なデートコースね(^^;)

三門にも上がって。両親と来たのが懐かしかったです。その時は特別公開をしていたので、仏像を間近に見られました。

子どもに一度この「絶景かな」の風景を見せてあげたくて。

喜んでました。

 

これは清水寺から。イマイチ(^^;)

まあもっとほかの写真もあるのですが撮りすぎて今選べません^^;

鴨川。中学高校大学、それから就職先も私はここにかかる橋を渡って毎日通っていました。

 

この他、私の両親と行ったお店をたどる旅もしてきました。

懐かしい景色を見たり、思ったり、感じたりする中で、京都が原点だということを強く認識しました。

そして、京都のことをもっと知りたい、学びたいという気持ちがもくもくと芽生えてきました。

生まれ育ったふるさとだから原点には違いないのだけれど、食文化はもちろん、暮らしにまつわる様々なことを知り、自分の中に息づくものと、今自分が関東にして変わったものを比較してみれば、何かいろいろ見えてくる気がして。

 

それとともに、今いる川崎の街のことももっと知りたいという気持ちも芽生えました。

これは初詣に行った氏神様の神社。

初詣だけじゃなくて、昨年は折りにふれ、ここに手を合わせに来ていました。自転車でさーっと来られるのもありがたいのだけれど。

いつもは静かなこの神社、初詣の時はすごい列ができます。

並んでいると、保存会の方たちが甘酒を配ってくださいます。熱々の甘酒。ちょっと甘めだけど、あったまるし、生姜がきいててとっても美味しい。

参拝後は、これまた手作りの豚汁のふるまいが。

いくつもの大きなお鍋でまた熱々の豚汁。これがおいしいのなんのって。

モツみたいなのも入っていたし、白菜、キャベツ、じゃがいも、里芋・・・何だかいろんなものが入っていました。生姜も隠し味にかきいていて。

 

なんか素敵な街だなあと思いました。

今住みたい街ベスト10とかにランクインしている小杉だけど、こういう昔からの手作りのあたたかい人の息吹も息づいている街。ほんとにいい。

 

京都と今住む街と、両方大切にするということは自分の中のいろいろなものも大切にすること。

暮らしを大切にすることな気がします。

 

今年は家庭料理をしっかり学んでみたいと思っています。ことさらに意識してこなかったけれど、去年の後半から色々見えてきたことがありました。あっ、そうだ、家庭料理だ!!って。いや、私そのものですよね~^^;;

そして、ていねいな暮らしも意識して。

 

ぼちぼち書いていきます。

今年もよろしくお願いいたします。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする