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僕と猫のブルーズ

好きな音楽、猫話(笑)、他日々感じた徒然を綴ってます。
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カウントダウン06-07フェスレポ

2007年01月02日 | 佐野元春

元旦に行って来た「ロッキングオンカウントダウン06-07」のレポを。
お昼過ぎに嫁と一緒に会場のある海浜幕張駅へ。
会場はいつもイベントに使われている大ホール。
会場内には大きなポスターが。出場者には当然元春の名も(笑。

場内はDJブースを含めて4つのステージ。ひたすら広い。
クロークに荷物を預け先ずはお昼ご飯。屋台がイッパイ。
元春が出演する「アースステージ」に向かう。


元春は夜7時台に出演。
それまで他のアーティストのライブを見ることに。
2万人くらい入りそうな広いスペース。
お客さんは座ったり踊ったり思い思いに楽しんでる。

先ず見たのは映画「タイヨウの唄」で有名なYUIちゃん。若い!
声を枯らしながらひたむきに歌う姿には一寸感動。
そして次はエレカシ。
今回、見るのが楽しみだったバンド。
客席がどんどん混んでくる。
メンバーが現れるとひときわ高い歓声が挙がる。

「今宵の月の様に」で始まる!客席も一緒になって歌う。
凄い!ミヤジ、珍妙なアクションを交えながら歌う。
ギターの石クンのソロ!頭が丸坊主\(T▽T)/!!

その後は「悲しみの果て」「四月の風」「デーデ」「花男」と
聞きかじった程度の僕でも知ってる有名曲のオンパレード!!
ミヤジが叫ぶ度に客席こぶしを振り上げ叫ぶ。凄い光景だった!!
そして・・「ガストロンジャー」。「胸をはれ!」「ぶっ壊せ!」と煽るミヤジ。
見てて「カッコいい」「こいつ自由だ」と思った。

その次はGOGO7188。
どこか和風な曲調、エレキバリバリの演奏がカッコいい。
ボーカルのユウちゃんの声が何となくゼルダのサヨコさんを思わせる。
前にいた10代(?)の女の子、男の子が飛んで跳ねて踊る姿が微笑ましい。
さぁ次はいよいよ元春だ。

ホボキンが先ず登場。ギターは藤井一彦、サックスはボブさん。軽く演奏。
客席温まったところで黒い帽子、黒いシャツの元春登場。客席大きく湧く。
曲は「99ブルース」!!藤井クン、両足をガッと開き派手なソロ引き倒す。
KyOnさんのピアノソロに客席大喜び。元春のっしのっしと歩き回る。
続いての「インディビジュアリスト」「コンプリ」でも客席大歓声。
「約束の橋」。「今までの君はマチガイじゃない」の歌詞がぐっと来る。
続いて「知ってたら歌って欲しい」で「サムデイ」。続いて「ニューエイジ」
客席大合唱。これは凄い光景だった。若い客も一緒になって歌ってる。

そして「もっと踊りたいだろ?」の後「国のための準備」!!!
元春、藤井クン、KyOnさんエレキ鳴らしステージ上で暴れまわる。客席叫ぶ!
そして、ここでアンジェリーナ!!!客席大喜び!!
最後は「I Love You、You Love Me」のコール&レスポンスでエンディング。
元春は「次はグレートロックンロールバンド。サンボマスター」と紹介し退場。

新年元旦・・元春見れて楽しかったなぁ。色々抱えてたモヤモヤが吹っ飛んだ。
元春、藤井クン、ミヤジ・・見てて「自由にやれ!」「胸をはれ!」
って云われたようで・・・凄く元気が出ました。
ロックフェスは今回初体験。でも楽しいね、イイね。また参加したいです。

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カフェボヘミア雑感

2006年12月11日 | 佐野元春

カフェ・ボヘミア20周年記念盤を聴いて感じた事をツラツラと。

「カフェ・ボヘミア」はボクが初めてリアルタイムで聴いたアルバム。
大学3年生。22歳。色んなオンガクに目覚めた時期だった。

高校時代から佐野元春の名前は勿論知ってた。
「アンジェリーナ」「サムデイ」「ヤングブラッズ」もラジオで聴いてた。
「ロッキングオンジャパン」創刊号で初めてその顔を見た。
石鹸まみれの姿にはビビッた。(笑

最初はサザンが好きでそこから色んな洋楽を聴きだした。
エリック・クラプトン、ビートルズ、ポリス、ホール&オーツ、スタカン。
その中に「佐野元春」がいた。そして初めて手にしたアルバムがコレ。
(しかもレンタル。当時貧乏大学生だったもんで(^^;)ヾ )

一聴した感じでは
「シングル曲がイッパイ収録されてて知ってる曲多くてウレシイ!」
「インストお洒落だけど・・別になくてもイインじゃない?」
ポップな曲が多くてコピーしたテープはウォークマンの常連になった。

当時はお洒落でスタイリッシュなオンガクだなと思った。
桑田さんとは違う・・・ブンガクやテツガクを感じた。
オンガクに詳しい先輩が「スタカンのパクリ」って言ってたけど
「アレはアレ、コレはコレ」と気にならなかった。

元春の描く「世界」はとても素敵だった。
元春のウタを聴くだけで「世界」が分ったような気がしてた。そんなバカだった。

しばらくしてKBS京都で放映していた「ライブトマト」で元春のライブ映像を見た。
初めて見た元春のライブ。ステージの上で元春は・・・走ってた(笑。
その姿は衝撃だった。そして。。。ボクは本格的な元春のファンになった。



実はボクは「カフェ・ボヘミア」のLPもCDも持っていない。
今回、ひさしぶりにチャンと聴いた。
改めて聴いてみて・・・その過激さ・トンガリ具合にビックリした。
80年代の洋楽の要素をシャッフルしてぶち込んだサウンド。
パーカッションが鳴り響く強いリズム、唸るエレキ。加工されたボーカル。

「わからない」「闇」「ひとりきり」「専制君主」「国、教室」「リーダー」
「つきぬけたい」「税」「くぐりぬける」

お洒落なサウンドに乗っかるコトバは実は結構ネガティブなモノが多い。
同時に能動的、行動的なコトバが並ぶ。そのことに改めて気付いた。

そのコトバの切っ先が向かう先は・・・「世界」「社会」。
自分の周囲の世界や社会に対する違和感、不安、苛立ちを「柔らかく」でも
「挑戦的」にレポートしてる・・・そんなウタたち。

「反抗」じゃない、「抗議」じゃない。ここにあるのは「挑発」。

そして・・その「挑発」は今40代のボクにとっても刺激的だ。
「月と専制君主」のイントロのパーカッションは「何かが始まりそうな」予感を
与えてくれる。ワクワクする。
明るいポップスと思っていた「ヤングブラッズ」の歌詞に思わず泣きそうになる。

30代の頃周囲や社会に違和感、嫌悪感、苛立ちを感じてた。
歳をとるうち・・現実を知るうち少しづつ、そんな気持を封じ込めてた。忘れてた。

このアルバムを聴いてると・・あの当時の気持ちが覚醒する。
あのときの様な若さもない、元気もない。
ココロもカラダも少しづつくたびれている、壊れていってる。

でも・・・何とか歩いてみせる、できることあるはず、かえることあるはず。
このアルバムは・・・確かに今、ボクを後押ししてくれる、肩を叩いてくれる。

初めて聴いた元春のアルバムがこのアルバムだったこと・・・
それはボクにとって・・必要な出逢いだった・・・この歳にとってそんな気がする。

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DVD「星の下 路の上」感想

2006年11月25日 | 佐野元春

元春「星の下 路の上」DVDをざっと観たのでその感想を。

3時間完全収録という内容に最初正直ひいていた。
ライブビデオって好きだけど・・・実は結構観なかったりする。
ライブに参加したときは楽しんでも映像になると多少退屈さを感じるから。

でもこのDVDは飽きることなく最初から最後まで見れた。
自分の席では分からなかった元春のアクションやメンバーの表情を楽しめる。

カメラアングルがともかく凝ってて飽きない。
思わぬ方向からメンバーを捉えてる。
佐野クンの背中、ホボキンの演奏ぶり。TTシスターズの手。
スタッフのダンス。ギターのボディの輝き。

色彩の美しさ、音の素晴らしさ・・・。これも凄い。
今まで色んなミュージシャンのライブ映像見たけど映像と音の美しさでは
グンを抜いてる。

メンバーでは、やっぱり元春が面白い(スンません(^^;)ヾ )
仕草がカッコいいんだけど何か笑える。
しかも曲中で意味不明のシャウト・・・
「インディビジュアリスト」の「ハ~にゃにゃにゃ~!!」
「国のための準備」の「にゃ~!!」
には大笑いしました\(T▽T)/

いえ、カッコいいんですよ。ホントに。
他のミュージシャンじゃ絶対許せない気障なトークもアクションも
佐野クンなら許せる。

勿論、何よりも素晴らしいのは唄と演奏。
「ストレンジデイズ」「ワイルドハ-ツ」「約束の橋」の歌詞の素晴らしさに
改めて胸が熱くなる。
ニューエイジでの風船シーンは映像でも熱くなる。
「国のための準備」の佐野クンとkyOnさんのエレキ合戦には乗り出してしまう。
「彼女はデリケート」はアンコールラストにピッタリって改めて思った。
佐野クンの曲の善さ、新しい魅力を発見できた。

最後の「シーたか紹介忘れ」もしっかり収録されてたのがウレシイ。
ホントに素晴らしいDVDです。

ただ・・・・一箇所を除いては(笑。
ワシは頭を抱え、嫁は大爆笑でした。

・・・林渉さん、あそこだけ・・モザイクかけてくれませんかね?(゜゜ )\バキ☆

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