怒りのブログ

憤りを言葉にせずになんとしようか。

「論争」が前提?

2014-02-05 21:50:32 | 教育
安倍首相、領土明記「極めて重要」=普天間移設、危険防止期す―参院予算委(時事通信) - goo ニュース

ここでいう「論争」とは何なのだろうか?
私としては、まず、そう思った。

その論争の根拠を「国の考え」にしていいのだろうか?

「毅然とした反論」とは、自ら事実を獲得した末に可能となるのではないのだろうか?
「教科書に書いてある」では、建設的で批判的な歴史観は持ち得ないのではないだろうか?

よく、「自虐史観」などと、この首相(もだろうが)が属する団体などで声高に主張する連中は、「教科書に書いてある」から批判ぶったことをするのではないだろう。
(少なくとも、あたかも自分たちの歴史学の成果として批判を展開し、述べている)

真に歴史を学ぶのであれば、様々な批判についても、冷静に耳を傾けつつ、科学的に真実を見極めていく道を歩む方法を身につけていくべきだろう。

教科書を用いるのは、教育に対して政治介入をしたい意志の表れそのものだと断じていいのではないか。
「極めて重要」とは、なんて破廉恥な言葉だろうか。

(以下、引用)
安倍首相、領土明記「極めて重要」=普天間移設、危険防止期す―参院予算委
時事通信2014年2月5日(水)18:42

 安倍晋三首相は5日の参院予算委員会で、中学校と高校の学習指導要領解説書に沖縄県・尖閣諸島と島根県・竹島を「わが国固有の領土」と明記したことについて、「極めて重要だ。子どもたちが論争したときに、しっかり日本の考え方を述べることができることが重要だ」と意義を強調した。自民党の佐藤正久氏への答弁。

 佐藤氏は、中韓両国が首相の歴史認識などをめぐり各国で反日の主張を強めていることへの対応をただした。首相は「物静かに礼儀正しくという考え方で対応してきたが、実態がこうなってきている以上、私たちの主張が正しいとそれぞれの国に伝えなければいけない」と述べ、事実と異なる主張には毅然(きぜん)と反論する考えを示した。

 沖縄県名護市の稲嶺進市長が、米軍普天間飛行場の同市辺野古への移設を市長の権限を駆使して阻止する構えを示していることについて、新藤義孝総務相は「権限が乱用されることがあってはならない」と強調。首相は「地元に丁寧に説明し、理解を求めながら進めていくことが肝要だ」と指摘した。

 移設工事の際に想定される反対派の妨害活動に対し、古屋圭司国家公安委員長は「厳正に対処するよう沖縄県警に指示したい」と表明。首相は「移設を進める過程で危険な行為が引き起こされないことが何より重要で、関係機関や自治体と協力し、危険防止に万全を期す」と語った。いずれも自民党の島尻安伊子氏への答弁。 

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