怒りのブログ

憤りを言葉にせずになんとしようか。

他人の実践

2008-02-27 18:40:54 | 教育
こういうことを書くと、「成長していない」とか、「学びを活かしていない」とか、「記録を大事にしていない」などとお叱りをうけそうだ。

ゆーじさんから「スーホの白い馬」の実践について問い合わせがあった。
以前に、このブログで綴っていたことが理由なのだろうが、なんともはや、忘れてしまっている。

あわててブログを読み返したのだが、驚いたことに、自分の文とは思えない。
「なんて深い実践なんだ」と、実は最後に涙が出そうになった。
こういうのを馬鹿者というのだろう。

ワークシートなどがないか?と聞かれたのだが、実はない。
「素で読む」ことにこだわっているので、記録を子どもにとらせようとは思わない。
読み取りにおいて、ワークシートは思考をまとめるだけでなく、そこから活用が生まれないと使わない主義なのだ。
物語文は頭からイメージをつかんでいき、自分のイメージと他者のイメージをすり合わせて、より精度の高いイメージへ向かう読み方をする。

だから、記録は共有しなければ意味がないし、メモをしたらば公開が原則なのだ。

例えば、毎時間感想をとる。
すると、次の時間にはその感想は全員の目にふれるように工夫される。
また、板書だけれども、これもみんなで読んでいく過程を記録したものであるから、全て掲示される。

「いつみねの会」という国語の民間教育研究団体の「模造紙黒板」という実践のマネとアレンジが取り入れられている。

それから、物語の焦点化を大事にしている。

テーマは?
どの場面が重要で、どこを、どこから読ませるのか、そして、どう深めるのか。
その点を教材観として重視し、ぶらさずに、対話を基調にした方法で進めていくのだ。

書いてきて、もう一回、昨年の「スーホの白い馬」の実践を読み返した。
そう。そういう方針は変わっていない私を確認できる。
よかった。
他人の実践記録かと思ってしまった。

興味がある方は、ブログ内検索でたたき出すとすぐにわかるだろう。
けれど、読むだけではイメージできないだろうなぁ。
自分の実践記録ではないもの。

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