怒りのブログ

憤りを言葉にせずになんとしようか。

学テの利用その1

2007-10-27 08:30:22 | ニュースから
そんな利用のしかたもあるのね。
少し驚きました。

でも、最近の大阪府の教員採用数は結構多いと聞いている。
増員するということは、そのポストも必要になる。
これが実現したらさらに驚きだけれども、文科省と財務省のやり取りではけんもほろろであるし、よしんば通っても管理職を増やすというのでは全然ナンセンスなのだけれど、きっと大阪府はそうは考えていない。
実は裏では齟齬だらけなのだと思う。

ちなみに、この記事において、産經新聞らしい引用があった。
「教育は学校の責任だけでなく、家庭にも責任がある。」
のだそうだ。
その下に産經新聞への学テ関連の意見募集広告。
出来すぎた世論誘導だと思う。
やはり注意の必要な新聞社だ。

一言だけ反駁すると、「では学校と家庭の責任か?」。

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教職員の重点配分を 大阪府、国に申し入れへ 学力テスト45番目(産経新聞) - goo ニュース

学テ結果

2007-10-27 08:16:45 | 教育
自校の結果はまだ見ていない。
管理職のところで止まっているのだろうか、話題にも登っていない。
一応、会議では対応策を練っていくような話があったのだが・・・。
行事が立て込んで、未開封といったところか。

私にとっては、世間的な評価の方は想定内だけれど、アコギすぎな話が多いと感じるのは多くの良識ある現場人と同じ。
私は大して良識派ではないので言ってしまうが、対費用効果のなっていない部分だけとりあげても、サッサと悉皆学力テストは止めるべきだと主張したい。

この学テによる現場改革は、一つには中教審や再生会議の方針との擦り合わせの中で作られるであろう方針は、その責任を現場丸投げにもってくるだろうし、経済格差、社会格差を無視して家庭を直撃する施策に具体化されていくだろう。
これは今までもそうだったし、これからもそう。
だけれども、学テという数値が絡むと、その話はよりいっそう脅迫的で狂騒的(競争的)なものになるにちがいない。

足立区などの典型例を見るまでもなく、そこここにそういった芽は確認できる。

劣悪な波がやってくるだろう。
でも、私は出来うる限り、そういった方向を斜めに受け流し、適当に無効化する形で生き抜き、自分の実践を深めるだけだ。
すでに事務処理的な内容に成り下がっている全国学力テストは、結局、ベネッセや内田洋行などの金ズルになるだけ。

結果がわかって良かった点は、日本のいわゆる学力は低くないということだ。
でも、まともに受け止める人がいたら、それは冗談だろうと笑ってしまうかもしれない。

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