怒りのブログ

憤りを言葉にせずになんとしようか。

学校の天井高の規制撤廃 建築基準法施行令を改正

2005-11-07 00:43:12 | 教育
学校の天井高の規制撤廃 建築基準法施行令を改正(asahi.com)
3m以上だったのが、2.1mまでOKだって!
実際にこれをやる自治体は顰蹙をかうだろうが、適正の高さを各自治体で検討しなければまずいでしょう。

私の所感としてじは、声の届き方などは多いに気になるし、教室の環境は二酸化炭素量が増えやすく、空気の対流等、今まで検討されてこなかったことも研究されればいいなと思う。

実際的な問題は、掲示板の問題。
天井の高さが確保されているから面積が確保されていたのだが、単純に計算してみると、
教室の後ろ壁面の面積は、教室一辺を最大8mとったとして、現在は天井まで3mだから、
3×8=24(平米)
これを2.1m(今や、一戸建て建築標準以下だと思うよ)にすることはないので、2.5mとすると、
2.5×8=20(平米)
つまり20/24×100=83%で17%減。
しかし、実質、後ろ壁面下部に高さ1mほどのロッカーなどを設置している教室は多いだろうから、
例えばその面積を1×8=8(平米)を一様にとると、
(20ー8)/(24ー8)×100=75%で25%減の計算。
これはでかい。

しかも、廊下やその他の掲示も減少するのだから、教育的な活動の制約はたいしたものになる。
画用紙の大きさを小さくすればいいとかって問題ではないなあ。
採光の問題もあるなあ。

この記事にあるへんな金銭的な議論だけでなく、適正な教室の大きさ、機能の議論もなされてほしいものだと思う。
もちろん、現場の声も聞いてね。