一般社団法人EIGC(エイジック) ♪♪ニュース英語・ビジネス英語の部屋

一般社団法人EIGC代表理事のブログ/ ニュース英語 北千里教室(大阪府吹田市)

IOC委員の心を動かしたスピーチ

2013-09-10 22:46:43 | Tips for Communicati
2020年、東京でのオリンピック開催が決定してよかったですね!
1964年以来、56年ぶりとなる日本でのオリンピック開催、楽しみです(^.^)

さて、日曜日のブエノスアイレスでのIOCでの最終投票を前に行われた候補都市のプレゼンテーションで、
パラリンピックに過去3回出場した佐藤真海さんのスピーチが感動を呼び、
東京決定の決め手となったという評判です。

私もニュースで気になっていて、今朝テレビで彼女のスピーチを聞くチャンスがありました。
そして、たいへん心を動かされましたので、印象残った箇所をここにピックアップしてみます。
テレビで何度か報道されるのではないかと思いますので、チャンスがあれば、ぜひ皆さんも聞いてみてください。

~★~★~

佐藤さんは、中学生のときから陸上選手で、
努力によって目標を達成できるということを恩師から教えられてきたそうです。
そんな彼女は、陸上のほかに水泳、そして大学ではチアリーダーもしている、とても活発な少女でした。

でも、19歳のときに足の痛みが生じ、骨肉腫であることがわかりました。
病気がわかって数週間で片足の膝から下を切断するという辛い経験をしています。
絶望のふちにいた彼女を救ったのは、スポーツだったそうです。

I was nineteen when my life changed. I was a runner. I was a swimmer. I was even a cheerleader.
Then, just weeks after I first felt pains in my ankle, I lost my leg to cancer.
Of course, it was hard. I was in despair, until I returned to university and took up athletics.
I found that I enjoyed setting a goal - and beating it.
I developed new confidence.
Most of all, I learnt that what was important was what I had, not what I had lost.


彼女は、一言一言、かみしめるように話していました。
人に感動を与えたり、人の心を動かすのは、流暢な発音などではなく、
彼女のように、自分の言葉でしっかりと感情を伝えられる表現力なのです。

ここで彼女は、
足を失ってから再びスポーツを始め、目標を設定できるようになったときに感じたことをこう言っています。
大切なことは、何を持っているかであって、何を失ったかではない、ということを学んだのです。


それから、2年前の東日本大震災の話に触れます。
彼女は、宮城県気仙沼の出身で、彼女の家もまた津波に飲み込まれたのです。

The tsunami hit my hometown. For six days I did not know if my family were still alive.
6日間の間、自分の家族が生きているかどうかもわからなかった。。。

短期間の間に二度の大きな不幸を経験したにもかかわらず、
彼女は、スポーツのおかげで立ち直り、被災地の人々に笑顔をもたらしたことを話します。

I collected messages from schools and took them home… And shared with the people my own experiences. I also took food supplies. And other athletes did the same. Together, we organised sport activities to help restore confidence.
Only then did I see the true power of sport… To create new dreams and smiles. To give hope. To bring people together.


彼女のゆっくりと、噛みしめるように話すひとこと、ひとことが、聞く人の心を打ちます。
スポーツって本当にすばらしい、という心からの表現に、私も本当に涙が出るほど感動しました。(^.^)

2020年東京オリンピック開催のために、たくさんの人が努力してこられたと思いますが、
彼女のスピーチが大きく貢献したことは確かです。
そして、彼女がこれまでの苦難を克服し、今、輝いていることで、多くの人に感動と励ましを与えている---
そのことがとっても素晴らしいと感じました。

英語の語彙や表現を学んで使えるようになることは有効ですが、
それ以上に、伝えたい!と思う気持ちがどれだけ本当か、それがいちばん大切です。
”心”が、言葉の力だということを、彼女のスピーチが教えてくれます。

佐藤真海さんのスピーチ(NHKサイト)


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ニュースで培う教養と日本語

2013-08-09 09:55:34 | Tips for Communicati
毎日、暑いですね。今日から週末にかけても40℃近い猛暑が続くそうです。
みなさん、くれぐれも無理されませんように。

私は、小野原の教室兼事務所と自宅書斎と北千里の教室を移動していますが、
この暑さの中、昼間の移動は、けっこう堪えます。
なので、常に魔法瓶に冷水を入れて持ち歩いていますが、すぐになくなります。
それに加えて夏はアミノバイタル飲んで体力疲弊を防ぎ、
週2,3回の夜ランニングでストレス発散と体力維持につとめています(^.^)
ちなみに、夜9時以降も外を走ってると、このところはサウナみたいです(^_^;)

さて、授業では毎回ニュースのリスニングをしていますが、
英語はもちろんですが、日本語が出てこないことがありますね。
学習後は、ニュースのスクリプト下にある日本語をぜひ音読してみてくださいね。

英語と同じで、日本語も、自分の語いになっていない言葉は口をついて出てきません。
英語と日本語の両方で表現できることで、言語能力は高まっていきます。

また、ニュースで聞いた内容は新聞やTV、ネットでたくさんの報道をみつけられます。
たとえば、先日のC1ニュースで扱ったWHOが虫を食べることを推奨しているという話。
もともと、人口増加と食糧不足に対する解決策ということですが、
日経にこんな記事もあります。

昆虫は将来の栄養源!? 人口急増見据え見直し機運

「昆虫は豚や牛などの家畜に比べ、脂肪に含まれるコレステロール量が少ない。
体内でコレステロールを合成できず、外部から摂取する必要があるためで、この点ではヘルシー。」

ダイエット中の方にはとても良さそうですね。

虫のお寿司や、虫ピザ、、、私は、ぜったいに無理ですが(笑


同じ時間、学習しても、英語だけでなく使える日本語を増やし、知識も高めることで
学習効果は2、3倍になります。

試してみてくださいね!

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Summarize what you are hearing

2013-07-29 11:48:38 | Tips for Communicati
Tips for Communication: Getting More (3)
6月に紹介した、Getting More からのコミュニケーションに役立つお話の続きです。

相手の話を要約する
Summarize what you are hearing

この本では、「相手の話を要約する」ことが、より良いコミュニケーションに役立つと勧めています。

自分が聞いたと思う内容を要約して自分の言葉で相手にもう一度伝える。

「なるほど、~~ということですね」と自分の言葉で伝えてみると、
相手も「ああ、この人は話を聞いてくれた。理解してくれた」という気持ちになります。
また、相手の言葉を誤解していたら、そこで相手が説明を加えて誤解を解くことができます。

わかったようなつもりになっていても、相手の言うことを理解していないこと、
相手が重要だと思っているポイントをはずして誤解してしまっていること、よくありますよね。

相手の話を要約して自分の言葉で言い直すことで、そういう誤解を防ぐことができ、
話を前に進めやすくなるのです。

また、逆の立場を考えてみましょう。

自分の意思をはっきり伝えているつもりでも、相手がきちんと理解してくれているとは限りません。
思い込みや感情面でのわだかまりなどがあると、誤解される確率は高まります。

悪いパターンは、誤解した状態で相手を非難するような言葉を発してしまうと、
ここから無理解と言い争いの悪循環が始まってしまいます。

Getting Moreではこんなふうに言っています。

To emphasize, just because you think you are being crystal clear
doesn't mean the other side understands it the same way,
whether it's your customers, friends, competition, or spouse.


友人、家族、上司、部下、相手がだれであっても、
良い対話はまずお互いの考えをよく理解することでかなり改善されますね。

よくトップ営業マンは、話が上手な人でなく、話を聞くのが上手な人だということを聞きますが、
こういう方たちは、相手のお話をしっかり聞いて、要約し、相手の真意を確かめながら、
対話を進めていかれるのだと思います。

むかーし、新入社員だった頃に受けたトレーニングを思い出しました。
相手の言ったことを復唱して誤解を防ぐ、仕事の基本でした(^.^)。

良い対話を進める重要なスキル、「要約する」です。
ぜひ実践してくださいね!

授業でもニュースの要約を取り入れていますが、まずはニュースの内容を正しく理解すること、
そしてその次の段階で初めて、それに対する意見を考え、発信することが大切です。



  

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The Power of Habit

2013-07-09 16:11:26 | Tips for Communicati
The Power of Habitという本がちまたでは評判になっています。
翻訳書も『習慣の力』ということで今春、出版されています。

ほんとに習慣というのは力になります。


毎週、授業に通う。
授業のために、復習(&予習)をしてくる。


いつもと違うことをするには、余分なエネルギーが必要ですが、
いつも同じことをするようにしていれば、あまり努力しなくても、決めたことを実行できるようになります。

残業、海外出張、子育て、クラブ活動、ご家庭の事情など、とても忙しくて
なかなか、いつもの授業に出席できない方もおられますが、
何とか、学習習慣を維持していただきたいな、と思っています。

授業に通えなかったときは、
  月・水・金の早朝〇時~ 10分、時間をとる、
  週末の〇時~〇時に時間をとる、

などのように、もう一つの学習パターンを決めておいて、これを休んだときの習慣にするというのもいいかもしれません。

冒頭で紹介した本では、

人間の全行動の4割は「習慣」、つまり脳で考えることなく、無意識に身体を動かしているのである。
したがって、この習慣のメカニズムを知ることで「良い習慣」を増やし、「悪い習慣」を減らすことができれば、
人生は知らず知らずのうちに好転していく

と言っています。

また、良い習慣を続けられるようにするには、

「きっかけ」「ルーチン」「報酬」の3つの要素が大切だと言っています。


「きっかけ」は、教室に通うという行動をすでにみなさんは起こされました(^.^)
「ルーチン」は、毎週の授業出席と復習

「報酬」について、みなさん考えてますか?
授業を受けた日、復習をしっかりやった日は、ビールを1本増やす(笑)、or 好きなスイーツを食べる
など、ささいなことでOKです。
自分に報酬をあげてくださいね(^.^)

こうやって学習習慣を身につけることは、人生の宝物になります。
半世紀生きてきて、実感します(^.^)

何かご相談があれば、遠慮なく。
お待ちしています!

PS
現在、B2クラスだけは、月2回の授業なので毎週ではありません。
忙しい方のために、また、毎週、土曜や日曜がつぶれてしまうのは通学を継続しにくいということから
月2回にしています。
でも、習慣にするには、学習は毎週のほうがいいので、
授業がない日も、土曜または日曜に、短時間でも学習予定をぜひ入れておいてくださいね。
そうすることで、一週間のペースを保ちやすくなるように思いますがいかがでしょう?(^.^)

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Credibility and Transparency

2013-06-08 22:41:21 | Tips for Communicati
Tips for Communication: Getting More (2)
前回と同じ、Getting More からです。
交渉上手になれば、自分も相手も喜ばせることができます。

信頼性がモノを言う

「交渉」というと、相手を出し抜くことのように感じられるかもしれませんが、そうではないとこの本では説明しています。

相手に気分の悪い思いをさせれば、交渉は成立しないし、
成立したとしても、どこかでその約束は破られたりします。

そうではなく、相手にも利益になる形で話し合いを進めながら自分の目的もきちんと達成することが
結局のところ自分のためになると説いています。

そのように交渉を進めていく上でとても大切なことは、「信頼性」 Credibility です。

The attitude you bring to a negotiation has a direct impact on the same result you get.


つまり、 あなたが交渉に臨むときの態度が、あなたが得る結果にもろに影響を与える、ということです。

The most important asset you have in any human interaction is your credibiltiy.
If people don't believe you, it's hard to convince them of anything.
Your credibility is more important than your expertise, connections, intelligence, assets, and looks.


人とのつきあいで、最も重要な資産は、あなたの信頼性です。
もしあなたが信用されなければ、人を説得することはできません。
専門性やコネ、知性、資産、外見などよりも、信頼されているかどうかが重要なのです。

そして信頼されるためには、自分のことをできるだけ開示するほうが良いのです。
著者は、Transparency(透明性)という言葉で表しています。
心を透明のガラス張りにできれば、相手は安心し、信頼してくれます。

交渉というと何だか秘密にしておかなければ、と思うかもしれませんが、実は逆なんですね。
交渉は相手を出し抜くことではなく、
互いの考えをしっかり理解して、良い結論を導き出す行為です。

著者は、たとえ相手が敵対国であっても信頼性によって得られる結果は良くなるといいます。
ましてや、家族や友人、取引先や上司・部下であれば、なおさらですね。

  

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Tips for Communication: Getting More

2013-06-05 20:44:33 | Tips for Communicati
コミュニケーションに役立ちそうなことを継続的にここで書いていきたいと思っていたのですが、
今日から始めてみますね!

今回は、今、手にしている、Getting More という本から。

プライベートであれ、仕事であれ、相手が家族であれ、
取引先あるいは他国の人であれ、誰もがいろんな場面でたくさんの交渉を経験します。
どういう話し方をすれば、その交渉がうまくいくのか、ということが、この本には書かれています。

冒頭で交渉の際に大事なポイントをいくつか紹介しています。
たとえば、

Focus on your goals, not on who is right. 目標に集中すること。誰が正しいか、にではなく。

Make human contact.    心を通わせる

Acknowledge the other party's position and power, valuing them.
If you do, they will often use their authority to help you achieve your goals.

  相手の立場と力を認め、尊重する
  そうすれば、相手は自分の権限を使って、あなたの目標達成に手を貸してくれることが多い。

これらのポイントを説明するエピソードとして、
若い男女が飛行機の乗り継ぎで、到着が遅れて次の便の飛行機の搭乗口に着くと
もう搭乗は終わってしまっていた状況が紹介されていました。

搭乗口の係員と交渉して事情を話しても、とりあってもらえなかったのですが、
気持ちを切り替えて、コックピットの真向かいのウィンドウのところに移動し、
そこに立ち尽くして目で訴えかけたそうです。
すると、パイロットの一人がそれに気づき搭乗口に連絡をとって、ゲートを開けてくれたという話でした。

乗継便に乗れなかったら二人の休暇は台無しになっていたとのこと。

よかったですね(^^)
普通は、ゲートの係員に必死で訴えて、ダメだったらあきらめてしまいそうですよね。

この若い男女は、この著者(ペンシルバニア大学ウォートン・ビジネススクールの教授)の交渉術の講義をとっていたそうです。

同じようなケース、ほかにもたくさんありそうですね。

自分に落ち度はないのに不運な目にあったときに、
自分の立場から不運を訴えるのではなく、
相手方の意思決定者に、心をこめて訴えかけるとうまくいく可能性が高まる。

困ったときこそ、冷静になって、
こんなふうに、相手の状況をよく理解して、うまく話をまとめられるといいですね。(^^)

  

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