【 くちづけ 】 ~ 東京セレソンデラックス by お気楽ママ
《 くちづけ ~ 東京セレソンデラックス 》
東京公演 2010年7月7日(水)~8月1日(日)
大阪公演 2010年9月22日(水)~9月26日(日)
名古屋公演 2010年10月8日(金)~10月10日(日)
札幌公演 2010年10月15日(金)~10月17日(日)
ひとたび、ど~んと感動を受けたものは、何度も何度も繰り返し観て、しつこ~く追いかけ反芻する私の性分です ( そんなの知ってるよって?! )
ちび姫が宿泊学習の為3日間不在で、母業休業中の今、『 くちづけ 』 をまた観に行きました。
「 何度観にきても期待を裏切らない 」 というコメントを信じて。
東京公演が行なわれている、新宿シアターサンモール は、収容人数が約300名程の、シアターとしてはこじんまりした劇場で、それ故、役者の表情がよく見てとれる規模です。
前回 の座席は真ん中あたりでしたが、2回目は6列目。
前回の座席は階段状になっていて、舞台全体がよく見渡せる席でしたが、
今回の座席は平らな場所にあり、前に座高の高い男の人が座っていた事もあり、
人の頭と頭の間から、舞台を覗き見るような格好になり、演劇の場合、前の席が決して良い席とは限らない事を学習しましたが、
やはり、舞台に近い席は、役者の表情がよく見えて、前回とはまた違ったアングルで観ることができました。
精神的に不安定になり暴れ出したうーやん ( 宅間孝行 ) 。
顔が紅潮し鬼気迫った表情のうーやんを至近距離で見てびっくりしたり、
すぐ夢見る世界に行ってしまうマコちゃん ( 加藤貴子 ) のとろけそうに幸せな表情に、こちらまで思わず微笑んでしまったりしました。
前回観た時は、『 天使の子 』 達のピュアな心に胸が詰まりました。
今回は、女子高生みなみの、配慮や考えのない、人の心を踏みつけるような無神経な言動が、「 これが世間の一般的な意見よ! 」 というクダリが胸に突き刺さりました。
この芝居を観て、「 私には何ができるの? 」 と問いかけるものの、実際には何も出来ずにいる偽善者的な私の化けの皮を剥がされたようで、恥ずかしく辛かったです。
この芝居は、観る人それぞれに、違った思いを抱かせる事でしょう。
自分の本質と向き合わせてくれます。
そんな哲学的な事は抜きにしても、達者な役者が勢ぞろいし、ブレのない信用できる演技で ( 実は、2回観に行く事で、何らかのブレや突っ込み所を発見したかったのですが敗北しました )、
観る者をグイグイ引き込んでくれるし、ともすれば、重く悲しい話になりえそうなテーマなのに、終始笑いがあり、心が温められて、そして切ない。。。。。。。
主題歌の『 グッド・バイ・ マイ・ラブ 』 ( カバー by のあのわ ) の切ないメロディーと歌詞が胸に迫ります。
また、言わせください。
本当に良い舞台です。
機会があったら是非観てください。
9月からは、大阪、名古屋、札幌公演があります。
宅間孝行さんが、「 地方の劇場は大きいので集客に少々不安が 。。。。。 」 っておっしゃっていたので、ここで、自発的広報をさせていただきます。
芝居好きの肥えた目をもっている方にも、そして、まだ生の芝居を観たことのない方はきっと芝居好きになる事請け合いの、お勧め作品です。
くちづけ... それは、甘く、ピュアな、至極の愛を伝える言葉...
なかなか実現できそうにないです (T_T)
障害を持っている人に対してではないのですが
昨日、うちの近所でも似たような出来事がありました。
詳しくは書けませんが…
とっても悲しくて、腹が立って、なんだかさびしくなるような出来事でした。
偏見や間違った認識が 世の中を暮らしにくくしているんですよね。
人を愛する事の美しさや哀しさ( 愛しているのに、自分の非力の為に、愛する人を守ってあげられない哀しさ )を描いてます。 (男女の愛だけではなく、親子の愛、家族の愛、隣人の愛.....)
『くちづけ』のようなピュアな世界に触れると、日常の煩雑さで淀んでしまった心が洗い流されるように思います。
そうそう、『くちづけ』の舞台は、埼玉県本庄市。
うさぎさんのお近くですよね♪
モデルになった実在の人たち(施設)があるの?
本庄は実家の隣町です。
モデルになった施設があるなら
私、知ってるかも。
え~! ほんとにびっくりです。
本庄で舞台やってくれないかなぁ。
前橋にも大きな県民会館があって、ときどき演劇公演もやっているんだけど…
でも、あまりに舞台になった土地と近すぎると
やりにくいのかなぁ・・・。
観たいなぁ。
多分、本庄市で起きたのではないと思います。
パンフレットの解説には、初め、沖縄を舞台に考えていたらしいですが、
それが何故、本庄市になったのかは不明です (劇団に本庄にゆかりのある人がいたとかかな?)
劇中、『県北なまり』とか、『本庄弁』とか言って、独特のイントネーションで話す役の人が出て来るですが、
(私も埼玉県出身)こんなになまってたっけ?、 なんて思いました。