山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

まだ早かったキチジョウソウ 南部町  令和4年10月9日

2022年10月10日 | 里に咲く花
 山梨県では県南部にしか生育していないキチジョウソウの自生地を花仲間に教えていただき、今年の1月に葉を確認している。もちろん花は終わってしまっていたので、咲くのを楽しみにしていた。時期的にそろそろ咲き出している頃ではないだろうか?見に行ってみる。


    キチジョウソウが自生する神社の鳥居


    この神社にはカゴノキという珍しい木の大木が何本か生えている。


    カゴノキの幹。漢字では「鹿子の木」と書くらしい。まさにニホンジカの模様である。


    カゴノキの葉


    花はもう散っている。


    別のカゴノキの大木


    こちらはこの神社のシンボル、タブノキの大木。御神木として祀られている。


    下から見上げるタブノキの大木。


    たくさん茂っているこのシダは?


    シケシダだと思うのだが、頂部が細長くて何となく感じが違う。


    ソーラスには包膜が付いている。


    トリーミングして良く見てみると、包膜の辺縁がギザギザして毛が生えているように見える。これはナチシケシダかも知れない。


    リョウメンシダが生えていた。


    アマクサシダが生えていた。


    結構あちらこちらにあるのだが、格好が面白いので出会えると嬉しいアマクサシダ。


    さて、問題のキチジョウソウは・・・残念ながらまだ花が見えない。


    葉が千切れているのは鹿の食害ではないだろうか?


    群生しているが花が見えない。


    しかし根元付近を良く見てみると実が付いていた。もう終わってしまったのだろうか??


    良く探してみると蕾が付いていた。


    キチジョウソウの蕾。まだ咲いていない。咲くのは2週間以上先になりそうである。

 キチジョウソウの種を見つけた時はもう終わってしまったのかと焦ったが、どうやら昨年の種の残りのようである。蕾は確認出来たので咲いた頃に再訪できればと思う。群生しているところはあまり食害を受けていないようであるが、いつ食害を受けてもおかしく無い状況にあると思う。

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