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山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

春の椹池およびその近傍を散策  令和4年5月17日

2022年05月21日 | 山に咲く花
 椹池のほとりに生育しているスゲの仲間が花を咲かせている頃だと思う。同じ山域に咲く花も気になっており、散策に行ってみる。


    カンガレイが新緑の葉を伸ばしていた椹池


    アゼスゲが花を咲かせている。先端の茶色い部分が雄小穂、下の白い部分が雌小穂である。


    もう1種類、黄色い花が混じっている。


    おそらくこれはホタルイの花だろう。


    湿地の中にヤチボウズの群生


    この正体はタニガワスゲ


    ホソバノアマナが1株だけ咲いていた。


    池のほとりに咲いていたサクラスミレ


    ツクバキンモンソウ


    まだ咲き始めたばかりである。

 場所を移動してヤマブキソウが咲く場所を訪問してみる。台風による土砂の流出で一時は絶滅したかと思われていたが、昨年から花が復活して咲くようになってきた。今年はどうだろうか?


    イチリンソウが咲いていた。


    大きくて目立つイチリンソウの花。ニリンソウもちらほらと咲いていたがもう終わりかけていた。


    ラショウモンカズラ


    ヤマルリソウ


    そしてお目当てのヤマブキソウ。


    花期を少し過ぎていて痛んでいるものが多かったが、まだ綺麗な花も残っていた。


    昨年よりも花数が増えたように見受けられる。一安心であるが、堰堤工事を行うのか伐採準備をしている工事関係者の人たちが居るのが心配である。

 さらに移動して林道沿いに生えている樹木を見に行ってみる。


    白い花が咲いている。


    これはアイヅシモツケであろう。


    ジャケツイバラが咲いている。


    あちらこちらに生育していることが分かってきたジャケツイバラ


    確認しておきたかったのがこの木である。


    綿毛を出した花穂があり、ヤナギの仲間であることは間違いない。


    ではこれは何ヤナギなのだろう?シライヤナギだろうと思っていたのだが、分布域を見るとこの辺りはコマイワヤナギになるようだ。


    葉の幅はやや広めで、葉や葉の柄には毛が生えていないように見える。たぶんコマイワヤナギであろうが、確信は持てない。

 午後からの散策だったが、それなりに効率良く巡れたのではないかと思う。ヤナギの仲間はまだ勉強中で、持っている図鑑だけでは判別できないところがたくさんある。

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ヒメシャガはまだ蕾だった  令和4年5月16日

2022年05月21日 | 山に咲く花
 昨年初めて見たヒメシャガの花を今年も見に行ってみることにした。昨年は長い林道を歩いて登山口まで行ったが、今回は車で登山口まで入り、時間短縮を試みる。ところが林道途中で工事が行われていて通行止めになっていた。林道脇のスペースに車を止めて1㎞ほど林道を歩いて登山道に入る。途中の花や木々を眺めながらの散策である。


    カラスビシャク。テンナンショウ属の中では小型のほうである。


    舌を伸ばしているがあまり長くは無い。


    ウツギの仲間が咲いていた。花が小さ目でこれはマルバウツギであろう。


    コゴメウツギはまだ蕾だった。


    別のウツギの仲間が咲いていた。


    清楚な白花、葉には毛が生えていない。これはヒメウツギであろう。


    キリの木の花


    オニグルミと思われる。


    赤茶色の羽状の実がたくさん付いている。


    これはウリカエデであろう。


    細長い実がぶら下がっている。シデの仲間であろう。


    葉脈がはっきりしていて葉は細長い。


    木の幹は縦方向に溝が入るがあまり目立たない。これはクマシデ(カバノキ科クマシデ属)の木であろう。


    咲き残りのオトコヨウゾメ


    咲き始めたばかりのサラシナショウマ


    こんなところにこんな変な形の葉がある。これはギンバイソウの葉。


    葉に光沢が少ないこの新緑のイノデは?


    鱗片の幅が広くツヤナシイノデであろう。


    生え立てでまだ赤みを帯びているクジャクシダ


    新緑のミヤマクマワラビ


    ヒメシャガが咲く場所に行ってみる。


    蕾が付いているが咲くのはまだ2週間くらい先になりそうな感じである。


    登山道沿いの踏まれてしまいそうな株。こちらも蕾。


    さらに奥の方に行ってみる。それなりの個体数があることが確認出来た。


    しかしいずれもまだ蕾で、咲いている花は一輪も見かけなかった。

 昨年よりも1週間ほど早く訪問してみたが、今年のヒメシャガはやや開花が遅れているようである。2週間を過ぎた頃に時間がとれれば再訪してみたい。出来れば、歩いたことが無い別のルートから入山してみたいが、今回よりも長いコースになるかも知れない。

コメント (1)
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