雲が多いが珍しく青空が見える空模様となった。午後から少し雨が降る予報ではあるが、こんな日を逃すと次はいつ花を見に行けるか分からない。またまた午後に年休をとって富士北麓の森に向かう。その前に、新たに見つかった2種類の植物の報告書を県庁のみどり自然課に提出して行くが、昼休みの時間にアポなしで訪れたため担当者がおらず、書面だけ渡していただくようにお願いしてきた。おそらく山梨県植物研究会のほうから既に情報は行っているはずである。
さて、今回向かうのはフガクスズムシソウが生育する富士北麓の森であるが、目的はフガクスズムシソウだけでなく、その森では過去に1度しか見ていないスギランというシダである。初めてそのシダを見た時はまだシダ植物に興味を持っていなかった頃で、そのシダの価値が分からなかった。木の上に生育する着生シダであるが、実は個体数がきわめて少なくなかなか見ることが出来ない代物なのである。林道を登って行くと・・・工事中らしく旗を持っている係員の方に止められた。残念なことにその先で工事を行っていて数日間は通行止めになるそうだ。歩いて行くならば大丈夫とは言われたがまだだいぶ距離があって午後の時間から歩くには時間が足りない。あきらめて訪れたのが別の北麓の森である。ハッキリ言ってあまり期待はしていなかったのだが・・・途中で会った植物に詳しい方から、この森では何年も出会っていない菌従属栄養植物の情報をいただき、俄然元気が出てきた。

苔が剥げ落ちて危険な状態にあるツリシュスラン、やはり今年は咲いていない。

ツリシュスランの生育する部分を残して両側の苔が脱落してしまっている。ピンチ!

ひょっとして咲いているかと思って立ち寄ってみると、しっかりと咲いていた。

アリドオシラン

周辺の苔が無くなってしまい個体数が減ってしまったように見える。

マクロ1

マクロ2

情報をいただいて見てきたのがこの植物。今まで出会った中では最大の株。

キバナノショウキラン。キノコのように見えるがラン科の植物。左下を見ると既に折れて上部が無くなった株が2本ある。これは食害か?

ランのようには見えないが・・・

開いている花を見ると確かにランの形をしている。

ウサギシダ。下に穴が見えるこの位置で新鮮な個体を撮りたかったが、既に葉は痛んでいた。

葉が柔らかくて茎が細く、華奢な作りをしている。ソーラスはまだはっきりしていなかった。
この森では数年前に小さな個体を1株見たほかは探しても見つからなかったキバナノショウキラン、しかも大きな株に出会えたことは嬉しかった。もう消滅してしまったと思っていただけに残っていて良かったが、やはり個体数は少なく今後が心配である。
さて、今回向かうのはフガクスズムシソウが生育する富士北麓の森であるが、目的はフガクスズムシソウだけでなく、その森では過去に1度しか見ていないスギランというシダである。初めてそのシダを見た時はまだシダ植物に興味を持っていなかった頃で、そのシダの価値が分からなかった。木の上に生育する着生シダであるが、実は個体数がきわめて少なくなかなか見ることが出来ない代物なのである。林道を登って行くと・・・工事中らしく旗を持っている係員の方に止められた。残念なことにその先で工事を行っていて数日間は通行止めになるそうだ。歩いて行くならば大丈夫とは言われたがまだだいぶ距離があって午後の時間から歩くには時間が足りない。あきらめて訪れたのが別の北麓の森である。ハッキリ言ってあまり期待はしていなかったのだが・・・途中で会った植物に詳しい方から、この森では何年も出会っていない菌従属栄養植物の情報をいただき、俄然元気が出てきた。

苔が剥げ落ちて危険な状態にあるツリシュスラン、やはり今年は咲いていない。

ツリシュスランの生育する部分を残して両側の苔が脱落してしまっている。ピンチ!

ひょっとして咲いているかと思って立ち寄ってみると、しっかりと咲いていた。

アリドオシラン

周辺の苔が無くなってしまい個体数が減ってしまったように見える。

マクロ1

マクロ2

情報をいただいて見てきたのがこの植物。今まで出会った中では最大の株。

キバナノショウキラン。キノコのように見えるがラン科の植物。左下を見ると既に折れて上部が無くなった株が2本ある。これは食害か?

ランのようには見えないが・・・

開いている花を見ると確かにランの形をしている。

ウサギシダ。下に穴が見えるこの位置で新鮮な個体を撮りたかったが、既に葉は痛んでいた。

葉が柔らかくて茎が細く、華奢な作りをしている。ソーラスはまだはっきりしていなかった。
この森では数年前に小さな個体を1株見たほかは探しても見つからなかったキバナノショウキラン、しかも大きな株に出会えたことは嬉しかった。もう消滅してしまったと思っていただけに残っていて良かったが、やはり個体数は少なく今後が心配である。