雲ひとつない青空が広がった甲府盆地。しかし、まだ気温が高いのか、盆地の中には霞が残っている。甲府盆地から見る富士山もなんとなく白く霞んでいる。こんな時は富士山を遠くから眺めるのではなく至近距離から眺めたほうが良い。そこで向かった先は通い慣れている御坂山塊黒岳。だが、いつもの新道峠からのルートは簡単に登れ過ぎるので、今回は反対の天下茶屋から登ってみることにした。こちら側のルートは今回で2度目となる。
9時半に御坂峠天下茶屋に到着すると富士山をバックに記念撮影している人たちが何組かおり、その後も続々と車がやって来る。バスから降りた7~8人の団体客は登山者で、黒岳に向かうらしい。準備体操してさっそく登って行った。私は三脚を出して景色を撮影後、準備して10時に出発した。
御坂峠から見る紅葉と富士
登山道の下部はまだわずかしか紅葉していない。
最初は急斜面につけられたジグザグの階段道。ところどころ紅葉しているがまだ始まったばかりだ。30分ほど歩いて尾根にたどり着き、左に曲がって旧御坂峠・黒岳方面に向かう。一つ目のピークを過ぎたところで眺望が開け、眼下に河口湖大橋、その向こうに富士山が見える。秋晴れの良い天気ではあるが、やはり空気は少し霞んで透明度が悪い。
見下ろす河口湖大橋と富士山
このあたりの標高は1400m~1500mくらいだが、紅葉には若干早い。残念なのは夏の暑さが長引いたためか、まだ色付く前に茶色く丸まってしまっているナラやクヌギの葉が目立った。しかし、カエデやモミジはそれなりの紅葉を見せてくれそうだ。
ナラの大木
森の守り神 ブナの大木
咲き残っていたトリカブト
御坂山山頂。標高1596m。
最初のピークから一旦下がり、また登り返して11時15分、御坂山(標高1596m)に到着する。黒岳の標高が1792mなので、あと200m登れば山頂、と思いきやそうではなく、ここから旧御坂峠までは結構下る。途中に送電線が横切るところがあるが、そのあたりは眺望が開けて眺めが良いのだが、いかんせん送電線が邪魔になって写真撮影には向かない。足元にはリンドウ(オヤマリンドウか?)が数輪咲いていた。そこから少し下がって11時45分旧御坂峠に到着する。
尾根を送電線が横切る。向こうの中央に見えるのが黒岳。
送電線をカットして撮影しているが、画像のすぐ上を送電線が横切っている。
リンドウと富士山
旧御坂峠はいにしえの道、鎌倉往還が通っているところで、かつては御坂山塊を越える主要路だったところだ。峠の茶屋という店は当に廃業して使用不能状態、少し先にトイレもあるがこれも使える状態ではない。小休止して黒岳山頂を目指す。標高差はあと300mほどだが、道標には山頂まで1時間10分と記されている。
旧御坂峠。鎌倉往還の良い道が横切る。左が廃業している峠の茶屋。
木の根が張り出した登山道
中腹の紅葉と富士山
頂上直下は若干の岩場と急登あり。
尾根通しの明瞭な道を進むと、黒岳がどんどん迫って来る。最後の登りだけ急登、若干の岩場があるが、鎖やロープなどは無く容易く通過できる。頂上直下あたりはモミジやカエデが色付いている。そして午後1時、山頂到着、ジャスト3時間かかった。
黒岳山頂。もう何度登ったことだろうか。その大半が撮影目的での新道峠からのルート。
黒岳展望台から見る河口湖と富士山
山頂は天下茶屋でバスを降りた人たちだろうか、これから新道峠側に下山して行くところだった。山頂はスルーして展望台に向かう。こちらも5~6人の人たちが休憩しており、三脚を立てられるような状況では無かったので手持ちで撮影してさらにその先の斜面を少し下る。こちらは急斜面で休憩しにくい場所ではあるが、あまり知られていない富士山展望の絶景場所である。ちょうどツツジの紅葉が真っ盛りだったので、食事休憩しながら三脚をセットし、存分に撮影する。
ツツジの紅葉と富士山 黒岳展望台の少し先の斜面から撮影。
紅葉と富士
展望台が空いてきたところでそちらに移動してさらに休憩。混雑していた探訪台も午後1時半を過ぎると、ラーメンを食べている若者と私だけになった。午後2時、下山開始。太陽に背を向けて下山する形になるので、陽の射し込む森の良さそうな場所を探しながら歩き、午後4時10分、天下茶屋に到着した。
双子のブナの木
木漏れ日射す森
隙間から見上げる三つ峠
次週辺りから御坂山塊は紅葉真っ盛りとなりそうだ。気になるのが今日のような空気の霞だ。これも地球温暖化の影響なのだろうか。富士山が雪化粧したことだし、綺麗な紅葉と青空にくっきりと立つ富士山を眺めてみたいものだ。
9時半に御坂峠天下茶屋に到着すると富士山をバックに記念撮影している人たちが何組かおり、その後も続々と車がやって来る。バスから降りた7~8人の団体客は登山者で、黒岳に向かうらしい。準備体操してさっそく登って行った。私は三脚を出して景色を撮影後、準備して10時に出発した。
御坂峠から見る紅葉と富士
登山道の下部はまだわずかしか紅葉していない。
最初は急斜面につけられたジグザグの階段道。ところどころ紅葉しているがまだ始まったばかりだ。30分ほど歩いて尾根にたどり着き、左に曲がって旧御坂峠・黒岳方面に向かう。一つ目のピークを過ぎたところで眺望が開け、眼下に河口湖大橋、その向こうに富士山が見える。秋晴れの良い天気ではあるが、やはり空気は少し霞んで透明度が悪い。
見下ろす河口湖大橋と富士山
このあたりの標高は1400m~1500mくらいだが、紅葉には若干早い。残念なのは夏の暑さが長引いたためか、まだ色付く前に茶色く丸まってしまっているナラやクヌギの葉が目立った。しかし、カエデやモミジはそれなりの紅葉を見せてくれそうだ。
ナラの大木
森の守り神 ブナの大木
咲き残っていたトリカブト
御坂山山頂。標高1596m。
最初のピークから一旦下がり、また登り返して11時15分、御坂山(標高1596m)に到着する。黒岳の標高が1792mなので、あと200m登れば山頂、と思いきやそうではなく、ここから旧御坂峠までは結構下る。途中に送電線が横切るところがあるが、そのあたりは眺望が開けて眺めが良いのだが、いかんせん送電線が邪魔になって写真撮影には向かない。足元にはリンドウ(オヤマリンドウか?)が数輪咲いていた。そこから少し下がって11時45分旧御坂峠に到着する。
尾根を送電線が横切る。向こうの中央に見えるのが黒岳。
送電線をカットして撮影しているが、画像のすぐ上を送電線が横切っている。
リンドウと富士山
旧御坂峠はいにしえの道、鎌倉往還が通っているところで、かつては御坂山塊を越える主要路だったところだ。峠の茶屋という店は当に廃業して使用不能状態、少し先にトイレもあるがこれも使える状態ではない。小休止して黒岳山頂を目指す。標高差はあと300mほどだが、道標には山頂まで1時間10分と記されている。
旧御坂峠。鎌倉往還の良い道が横切る。左が廃業している峠の茶屋。
木の根が張り出した登山道
中腹の紅葉と富士山
頂上直下は若干の岩場と急登あり。
尾根通しの明瞭な道を進むと、黒岳がどんどん迫って来る。最後の登りだけ急登、若干の岩場があるが、鎖やロープなどは無く容易く通過できる。頂上直下あたりはモミジやカエデが色付いている。そして午後1時、山頂到着、ジャスト3時間かかった。
黒岳山頂。もう何度登ったことだろうか。その大半が撮影目的での新道峠からのルート。
黒岳展望台から見る河口湖と富士山
山頂は天下茶屋でバスを降りた人たちだろうか、これから新道峠側に下山して行くところだった。山頂はスルーして展望台に向かう。こちらも5~6人の人たちが休憩しており、三脚を立てられるような状況では無かったので手持ちで撮影してさらにその先の斜面を少し下る。こちらは急斜面で休憩しにくい場所ではあるが、あまり知られていない富士山展望の絶景場所である。ちょうどツツジの紅葉が真っ盛りだったので、食事休憩しながら三脚をセットし、存分に撮影する。
ツツジの紅葉と富士山 黒岳展望台の少し先の斜面から撮影。
紅葉と富士
展望台が空いてきたところでそちらに移動してさらに休憩。混雑していた探訪台も午後1時半を過ぎると、ラーメンを食べている若者と私だけになった。午後2時、下山開始。太陽に背を向けて下山する形になるので、陽の射し込む森の良さそうな場所を探しながら歩き、午後4時10分、天下茶屋に到着した。
双子のブナの木
木漏れ日射す森
隙間から見上げる三つ峠
次週辺りから御坂山塊は紅葉真っ盛りとなりそうだ。気になるのが今日のような空気の霞だ。これも地球温暖化の影響なのだろうか。富士山が雪化粧したことだし、綺麗な紅葉と青空にくっきりと立つ富士山を眺めてみたいものだ。