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山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

新年恒例の竜ヶ岳ダイヤモンド富士  平成30年1月3日

2019年01月04日 | ダイヤモンド富士
 昨年は元日に訪れた竜ヶ岳だが、今年は混雑を避けてこの日に登ることにした。もちろん剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士も狙ってはいるのだが、もうひとつ、この日は金星と木星の間に細い月が輝くという注目の天体現象が起こる日でもあった。それなりの混雑が予想されるので早めに歩き始める予定だったのだが、目覚まし時計を止めてから2度寝してしまい気がつけばもう4時になっていた。急いで出かけるが登り始めは5時15分になってしまい、これではいつもと変わらない。しかも、本栖湖のキャンプ場を通り抜けたあたりで気付いたのだが、GPSを車の中に置き忘れてきてしまった。もはや取りに戻る時間は無く、剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士は諦めることになる。おおよその場所はわかっているが、幅約5mの範囲内に正確にカメラを構えないと撮影は難しい割れるダイヤモンド富士は、適当にこのあたりからと撮影しても撮れるものでは無い。本日は焦らずにゆっくり登って適当な場所でダイヤを撮ることにする。


    金星と月と木星が輝く富士山。休憩ベンチから。


    夜明けの空に輝く月と金星・木星


    夜明けの地球照の月


    もうすぐ消えそうな月の輝き。東屋から。

 東屋のあたりからダイヤモンド富士が撮れるはずだが、おそらくこの位置だと左に寄るはずだ。もう少し上へ、しかし山頂まで行くには時間が足りなそうである。出来るだけ上まで行って時刻が7時半に近くなったところでカメラを構えることにする。途中で三脚を構えている人に聞いたところ、昨日もう少し上から狙ったら右に寄ったので今日はこの位置から狙うと言っていた。ならばその近くで良いのか?もっと上だと思うのだが??と思いつつも時刻は7時20分となり眺望の良い場所でカメラ2台を構える。


    裾野まで見渡せるこのあたりで、とカメラを構える。


    構図的にはいまいちだが、フレアを避けるために山頂を視野のど真中に持って来る。ずいぶんと左側が輝いている。


    もう1台は割れるダイヤ用のボーグ200㎜レンズ。雪煙が出ているが山頂の上にうっすらと笠雲のような雲が出ている。


    これは完全に左寄り。


    想定外に左からの日の出となった。


    それでも、それなりに美しい竜ヶ岳のダイヤモンド富士。


    もう1台のカメラ。


    トリーミングすれば・・・それなりのダイヤモンド富士。

 位置は大きく外したがそれでも天候に恵まれてそれなりのダイヤを見ることが出来た。器械に頼りっきりの撮影をしているので、GPSが無ければこんなものである。本日はこれで十分に満足である。


    花見隊御用達の笹の中の展望台はすっかり笹薮になってしまっていた。


    山頂に立ち寄る。それなりに人が居たが続々と下山して行った。


    南アルプスと八ヶ岳には雲がかかって来ていた。

 例年ならば凍えるほどに寒い新年の竜ヶ岳だが、冬型の気圧配置で寒くなったとはいえそれほど寒さを感じない。登山道は凍っているものの雪は全く無くアイゼンも今のところ不要である。これも温暖化の影響なのだろうか?

 今シーズンは高下に続いてこの竜ヶ岳も満足な割れるダイヤを撮影することなくシーズンを終えてしまう。とりあえずは昨年12月24日に訪問した際に割れるダイヤの軌道は正確であることが確認されたので、次のシーズンに期待したいと思う。
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剣ヶ峰ダイヤモンド富士ならず 富士本栖リゾート  平成30年12月31日

2018年12月31日 | ダイヤモンド富士
 今年もこの日で終わりである。最終日くらい良い写真を撮りたかったがなかなかそうは行かないものである。

 富士山の剣ヶ峰は北側に回り込むほど尖って見え、剣ヶ峰で割れるダイヤを撮るにはできるだけ北側に回り込み、かつ少し距離を離したほうが有利である。そのうちの1ヶ所が冬至の頃の竜ヶ岳山頂、そしてもうひとつが今回訪れる富士本栖リゾートである。標高が低い分だけ竜ヶ岳よりも北側に回り込めるので撮影には有利であろうと見ているのだが、残念ながら冬至の頃にはこの場所は営業していないために入れない。この場所から剣ヶ峰ダイヤが狙えるのは12月27日から1月1日まで、かつ池のほとりからの剣ヶ峰ダイヤが狙えるのは28日から30日までの3日間となる。予定では29日と30日の2日間だったのだが29日は起きられず30日は空気が澄んだので距離の遠い富士川町林道を選択した。元日は混雑するので避けたいので、本日がこの場所から狙う剣ヶ峰ダイヤの最終日となる。

 精進湖のあたりで雲が朝焼けに染まり始め本栖湖ではかなり赤く焼けていた。急いで本栖湖湖畔の展望地に向かったのだが駐車場は車があふれ返りとてもではないが止められない。車が止められそうな場所を探して移動しているうちに朝焼けの雲は終わってしまった。折角の空だったのに残念、完全に出鼻をくじかれた感じで富士本栖リゾートに向かう。


    少しだけ残っていた朝焼けの空。富士本栖リゾート駐車場から。


    この雲では湖面に映るダブルダイヤは難しいだろう。ましてや剣ヶ峰で割れるダイヤは絶望的。湖畔は止めて後ろ側にある展望台でカメラを構える。


    本日の剣ヶ峰ダイヤはこの展望台あたりで撮れるはずだったが・・・


    まあ無理でしょう。


    70㎜レンズ。


    剣ヶ峰が輝き出す。


    たぶんもう日が出ている。


    もう完全に昇っている。


    200㎜望遠レンズ。剣ヶ峰の左が光っているように見える。


    さらに右も?


    やはりこの雲で割れるダイヤは無理がある。

 次の機会に備えて位置情報のデータだけでも取れればと思ったのだがそれもままならず。園内のコースをちょっとだけ散歩してGPS軌道の軌道だけは記録してきた。


    手前の富士山と向こうの富士山でダブル富士ダイヤになるかと思ったのだが・・・光度の差があり過ぎて不可。

 ここから南側にある敷地や草むらの中からは何度か割れるダイヤの撮影を試みているが一度も成功したことが無い。太陽の大きさと剣ヶ峰の大きさのマッチングが悪いのではないかと思っており可能性があるとすればこの富士本栖リゾートだろうと思っている。また来年挑戦である。
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富士川町林道からの剣ヶ峰ダイヤモンド富士  平成30年12月30日

2018年12月30日 | ダイヤモンド富士
 高下から白山岳ダイヤモンド富士を狙うことも出来たのだが、混雑しているであろうからさらにその上にある林道まで足を運ぶ。この林道は途中が凍っているので運転には細心の注意が必要である。現地に近付くと一番展望の良い場所には数人のカメラマンが三脚を構えていた。私の狙う剣ヶ峰ダイヤモンド富士はさらにその奥なので通り過ぎようとすると声を掛けられ、車を止めて顔を見たら写真仲間だった。地元の方なので私と同じように混雑する高下を避けてこちらに来られたのだろう。またしても到着時間がギリギリで2台のカメラをセットするのがやっとで、すぐにダイヤモンド富士の時間を迎えてしまう。


    富士川町まで来ると570㎜望遠レンズでうまく富士山が納まってくれる。


    太陽が出てきたのは・・・想定外に右側。


    シャッタースピードを速くし過ぎたのもあるが光芒があまり出ず太陽の形が見えてしまっている。


    それでもなんとか2つには割れてくれた。


    これだけ距離を離すと空気の層が厚くなるのでチカリと輝くダイヤはなかなか撮れない。


    光芒が出やすい200㎜望遠レンズ。


    こちらのレンズは光芒が出る。


    右側の光が大きいが・・・それでも十分に格好良い割れるダイヤモンド富士。


    位置は失敗だったが今回は撮影場所がここしか無かった。


    それなりに満足だった剣ヶ峰ダイヤモンド富士。


    撮影地から見下ろす釜無川、笛吹川と甲府盆地。向こうの山並は大菩薩連邦。


    もうひとつ目的があって、ゲートの先にある伐採地の展望とGPSログを確認に行く。


    伐採地は保護ネットで囲われている。


    その一番上まで登ると予想していた通り、富士山の良い眺望得られる。

 高下からだと剣ヶ峰まで太陽がやって来ないがこの林道からだと剣ヶ峰ダイヤモンド富士のチャンスが数回訪れる。しかし平日に当たってしまうと職場の始業時間に間に合わないためここからの剣ヶ峰ダイヤモンド富士を撮影するのは難しくなってしまう。しかしながら年始にこの先の伐採地からだと剣ヶ峰ダイヤモンド富士を狙うことが可能となる。今回の撮影でこの距離からの剣ヶ峰ダイヤモンド富士の軌道がわかったので、次は軌道修正して位置を割り出し狙うことになるだろう。天候さえ許せば次こそはきっちりと撮れる・・・と期待したい。


    本日の撮影地からの太陽軌道
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5度目の正直? 増穂町高下の白山岳ダイヤモンド富士  平成30年12月25日

2018年12月25日 | ダイヤモンド富士
 今期5度目となる高下のダイヤモンド富士である。前日は精進湖で車中泊し寝不足、かつ早く寝れば良いものを下町ロケット最終回や週末の録画してあったドラマを見て寝たのは12時、絶対に目を覚ますはずが無いとこの日の高下は諦めていた。ところが目を覚ましたのは未明3時。スマホの富士山ライブカメラを見ると少し雲が出ているものの月光に照らされた富士山が見えている。また寝て次に目が覚めたのが奇跡的に5時20分だった。高下のダイヤには十分に間に合う時間だ。折角目が覚めたのだからこれは行くしかないだろう。途中の南アルプス市から見える富士山は中腹に雲が巻いているものの山頂はくっきりと見えている。今シーズンで一番空気が澄んでいる。


    本日セットするカメラ3台は全てボーグレンズ。使い慣れた200㎜。空気は澄んでいたが残念ながら雪煙が出てしまった。


    白山岳左右から光芒が出現したところだが雪煙に邪魔されて輝きはいまひとつ。


    右側の輝きが大きくなる。


    満足とは言えないが白山岳で割れるダイヤの撮影は成功。


    ポジションは正確だったと思う。


    こちらが新たに絞りを改造した300㎜。うっすらと影富士が映る。


    左右から光芒が出現したところ。


    右は3つに割れて見える。全部で光芒が4つ。


    白山岳山頂を越える直前。


    もう越えて光が融合している。


    富士山真ん中に昇った朝日


    そしてこちらが1,140㎜超望遠。センサーのゴミが多過ぎる。


    左右から光が現われたところ。光芒の出方はいまいち。


    右側は4つに割れているように見える。


    光が融合する直前。

 5度目にしてようやく割れるダイヤモンド富士撮影に成功した。これでようやく昨年苦労して割り出した軌道データが正しく再現性があることが証明された。さらに次のスライド上映会を目指して1,140㎜超望遠での撮影も試みているが、こちらはレンズの絞りをもう少し工夫する必要がありそうだ。もう1回チャンスがあるかどうか?高下の割れるダイヤモンド富士は12月30日までである。
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剣ヶ峰に昇るダイヤモンド富士 竜ヶ岳  平成30年12月24日

2018年12月25日 | ダイヤモンド富士
 竜ヶ岳の山頂から剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士の撮影が可能となるのは冬至を含めて前後3日間のみである。今年は都合良く3日間とも休みになったのは良いが天候が悪く可能性があるのは3連休最終日の24日のみだった。早朝起きられないとまずいので前日は精進湖湖畔に車中泊する。夜10時半に精進湖湖畔に到着し、速攻で寝るはずだったが・・・翌日のダイヤモンド富士撮影のためのレンズ調整を行っていると睡眠薬を飲んだのになかなか寝付けず結局寝付いたのは12時になってしまう。翌朝は朝4時20分に起床し、富士山の左上に昇って来た金星を狙う。4時45分ごろに一緒に写るはずだったものがあるのだが・・・写らない。何故??


    富士山の左上に昇って来た金星。


    狙っていたのは富士山を貫いて金星の近くを飛ぶはずだった国際宇宙ステーションISS。後に軌道を再度調べてみると日付けを1日間違えていた。

 ISS撮影に失敗し、急いで竜ヶ岳登山口の本栖湖キャンプ場に向かう。準備は前夜にしておいたつもりだったが、出発は5時25分になってしまう。山頂でダイヤモンド富士を迎える時刻は7時45分、急がないと間に合わない。2ヶ月ほど登山から遠ざかっているこの足で間に合うのか?とにかくひたすら山頂を目指して歩き、なんとか7時20分に山頂に到着した。上出来である。急いで2台のカメラをセットするが、今回は新たにボーグ天体望遠レンズを400㎜望遠に調整しそれにエクステンダーを装着して800㎜望遠で剣ヶ峰を狙うはずだった。ところが準備してきたはずのエクステンダーが入っておらず、止む無く400㎜で狙うことになる。三脚2本でレンズとカメラを固定するため、今回はカメラ2台に三脚は3本という重装備である。


    途中の東屋付近で手持ちで撮った富士山と金星。三脚を出す時間的余裕が無かった。


    空は晴れたのだが冬型の気圧配置で風が強く、大きな雪煙が出てしまった。


    雪煙に邪魔されて上側に光芒が出ないが剣ヶ峰左に太陽が現れていると思われる。


    完全に昇って来ている・・・はず。


    400㎜望遠。絞りを強めに改造し直してある。


    右側からも光芒が現われる。


    同上


    位置的には良かったが残念ながら雪煙に邪魔されて剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士は撮影成らず。


    同上


    残念。


    普通に剣ヶ峰ダイヤモンド富士

 おそらく位置的には狙い通りだったと思う。エクステンダーを忘れて800㎜望遠にはならなかったが、新しく調整した絞りの効果も以前のものに比べると光芒は出やすくなったようである。昨年、一昨年と何度となく失敗を重ねてきた剣ヶ峰ダイヤモンド富士であるが天候に恵まれれば高確率で割れるダイヤが撮影出来るレベルに到達出来たと言って良いと思う。残念ながら本日を最後に、今後は笹薮の中からでなければこの割れるダイヤは撮影出来なくなってしまう。天候に恵まれれば年末年始に再挑戦である。
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4日連続の高下ダイヤモンド富士 今度こそは・・・?  平成30年12月21日

2018年12月22日 | ダイヤモンド富士
 今年は撮影条件が悪くなかなか撮らせてくれない高下の白山岳で割れるダイヤモンド富士である。前日の夜、忘年会が終わって空を見上げると月明りに負けないくらいの星空が広がっていた。天気予報でも穏やかな晴れの予報である。これは行くしかないだろう。しかし起きられるかどうかが心配だ。3日連続の早朝4時半起きで連日眠くて夢遊病者のようである。しかしここを逃すと次はいつチャンスがやって来るか・・・3連休は天候が思わしくなさそうである。気合を入れて5時に起床して出発する。


    快晴の空が広がった高下の富士山。今日こそは・・・。


    朝焼けの空。しかし、若干霞がかかっている。

 そろそろ大勢のカメラマンが押し寄せて来るのではないかと思っていたのだが、以外にも割れるダイヤを狙う東側の駐車場のほうは2台しか車がおらず、昨年に比べるとずいぶん静かな高下だった。ほとんどのカメラマンが冬至の頃に富士山真ん中から太陽が昇る西側の駐車場に押しかけているようだ。


    またしても雪煙が出てしまった。しかしこのくらいなら良い方だ。


    割れるには割れたが・・・霞と節煙の影響で光芒が小さい。


    トリーミング画像。3つか4つくらいに割れているように見える。


    位置的にはぴったりだったが・・・


    満足の行く割れるダイヤにはならず。


    こちらは570㎜望遠レンズ。


    位置は良かったが光芒はいまいち。


    雪煙で太陽の形が透けて見える。


    もう白山岳頂上を越えている。


    一方、現在テスト中の前方装着型フィルターをBorg300mmに装着してみる。フィルターだけならばピントは合う。


    しかし、減光のために可変式NDフィルターをこれに加えると・・・フォーカスが合わない。


    可変式NDフィルターを外してシャッタースピード最速の1/8000秒で撮影するが、やはり明る過ぎる。光芒は一応出ているように見える。

 昨年の撮影データと位置情報を元に割り出した本日の撮影場所はほぼピッタリの位置だった。快晴の天気で条件も良かったのだが、それでもなかなか思うような光芒は出てくれない。さらにテスト中の前方装着型フィルターは可変式NDフィルターに問題があることがわかってきた。何をどうすれば最も有効か、テストを重ねてみたいと思う。今年はあと何回チャンスが来るのだろうか?来週の週末は寒波が襲来するらしい。空がスッキリと晴れてくれることを願う。
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割れるダイヤもISSも失敗 増穂町高下  平成30年12月20日

2018年12月20日 | ダイヤモンド富士
 衛星からの雲画像を見て、おそらくこの日は雲が広がりダイヤモンド富士は無理だろうと予想していたのだが、前日深夜の富士山ライブカメラを見ると以外にも良く見えている。そして早朝4時に目を覚まして再度富士山ライブカメラを見るとやはり見えていた。この日の高下はダイヤモンド富士だけでなく早朝6時ごろに富士山の上をかすめて飛ぶ国際宇宙ステーションISSが見られる日だった。ちょうど富士山の上に昇った木星と水星の間をISSが通過して行くという構図も良い。この日も懲りずに高下に出かける。


    未明5時半の富士山と金星。薄雲で光が拡散していることもあるが、撮影した金星は月のように明るい。富士山の左脇の雲間に明るい星が2つ昇って来ている。


    トリーミング画像。下が木星、上が水星。この2つの星が富士山の上に昇った頃にISSがその間を通過して行く。


    しかし雲が厚くなり木星は雲の中に隠れてしまう。


    ちょうどISSが2つの星の間を通過している頃だが・・・雲に阻まれ見えず。

 期待していたISSだったが、雲が厚くなり全く見えなかった。これでは割れるダイヤも絶望的である。いつもなら2台のカメラで白山岳から昇る太陽を狙うのだが今回は1台だけセットしてもう2台は雲を透かして昇って来た太陽が富士山の真ん中あたりで輝く場所に構えることにする。


    空には綺麗なうろこ雲が流れた。


    朝焼け空の富士山


    雲を透かして昇るダイヤモンド富士


    同上


    これはこれで、美しいダイヤモンド富士だった。


    白山岳で割れるはずだったダイヤだが、やはり全く光芒が出ず。


    うっすらと円い太陽が透けて見える。


    真ん中に登った頃。これはこれで良しとしよう。

 狙っていたISSも白山岳で割れるダイヤも失敗には終わったが、雲を透かして見るダイヤモンド富士もなかなか美しかった。これで3日間連続で失敗ということになるが、今年は雲が多くて止む無しといった感じがする。ちなみに1昨年は7度通ってそれなりに割れたのは2度、昨年は6度通って2度であるが、昨年の良い画像が撮れたデータを元に同じ軌道で撮影すれば高確率で割れることがわかっている。今年の最大の敵は天候ということになるだろう。撮れるのは12月30日までである。チャンスはやって来るのだろうか?
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割れるダイヤはまたしても失敗 増穂町高下  平成30年12月19日

2018年12月19日 | ダイヤモンド富士
 昨日にも増してこの日の未明は空が晴れ、富士山ライブカメラでもくっきりと富士山が見えていた。前日と同様に朝5時に起きて高下に出かける。本日の割れるダイヤモンド富士の位置をGPSに登録した座標で探すと、ちょうど伸びた杉の木に視野が邪魔されてしまう場所だった。右に寄るか、左に寄るか?これはもはや運試しである。左にずらして視野の開けた側にカメラを構える。距離にして2~3mのずれなのでこの位置でも十分に割れてくれるはずである。


    空には金星が輝く。左側の杉の木で隠れてしまう場所が本日の撮影ポイントだったが、木が避けられるもっと左側のポジションでカメラを構える。


    前日前面装着型フィルターを装着した570㎜望遠レンズはピントが合わなかったので後方装着型の絞りに変える。今度はキッチリとピントが合う。


    もう太陽が現れているはずだが、今回は雪煙に邪魔されてしまう。白山岳右側に小さく光芒が出ており、左側は雪煙に邪魔されているが太陽が見えているはずである。


    位置的にはちょうど良かったと思われるが、残念ながら割れるダイヤは雪煙のため輝かず。


    もう昇ってしまっているだろう。


    失敗。


    使い慣れたボーグ200㎜。白山岳右側は2つか3つ光芒が出ているように見える。


    しかしやはり雪煙のため輝かない。


    やはりそう簡単には撮らせてくれない高下の割れるダイヤモンド富士。


    いつものダイヤモンド富士。

 一方、キャノンの200㎜望遠レンズに前面装着型フィルターを装着して撮影を試みたがこちらは想定していた以上にとんでもない画像になってしまった。前面装着型フィルターはレンズの絞りを使うとそちらの光芒が重なってしまうため基本的には絞り開放にしないと使えない。そうすると今度は露出オーバーになってしまうのでNDフィルターを装着して減光する必要がある。理論的にはこれで撮れるだろうと思ったのだが、シャッタースピードの調整を誤ったうえにとんでもないことが・・・


    可変式NDフィルターを暗くし過ぎたためにシャッタースピード 1/5secになっているのを気付かずにシャッターを手押ししたためブレまくり。


    かつ、このレンズはゴーストが出てしまうのだが想定外にとんでもないゴーストが出た。しかも八角形の光芒はほとんど出ず。

 どうやらこのキャノンのレンズと前面装着型フィルターは、ダイヤモンド富士を撮るには相性が悪そうである。しかし星を八角形に輝かせる時には威力を発揮することは既に証明済みである。前面装着型フィルターを改良すればもっと長い光芒が出せるのではないかと目論んだのだが、そう簡単には行かなそうである。まだ試みは始まったばかり、さらに工夫をしてチャレンジしてみたいと思う。

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今期初の高下ダイヤモンド富士  平成30年12月18日

2018年12月19日 | ダイヤモンド富士
 カシミール3Dからの計算では12月14日から高下のダイヤモンド富士が始まっている。空が晴れたこの日、早朝5時に起きて高下に出かける。現地でGPSを取り出し、本日の白山岳で割れるダイヤモンド富士の登録場所を探すと・・・この日は丁度木の間に富士山が隠れてしまい撮影の出来ない日だった。止む無し、若干太陽の昇る位置が右にずれるがうまくすれば割れるかもしれないギリギリの位置でカメラをセットする。レンズ前面装着型のフィルターが使えるのかどうかもテストしておきたい。


    朝焼けの雲が流れた。


    朝焼けの雲の中に影富士が映る


    ボーグ570㎜望遠レンズ。前面に光芒を出すための手製フィルターを装着してあるが、ピントがうまく合わないようだ。


    だいぶ低くなった影富士。ダイヤの時間が近付く。


    太陽が現れたが予想通り右に外れた。


    同上。雲に邪魔されて綺麗な光芒は出ず。


    570㎜望遠レンズは光芒は出ているがフォーカスが合わないのがいまひとつ。


    雲に邪魔されているのでどれくらい光芒が出ているのか評価出来ないが・・・


    レンズ後部装着型のフィルターを使ったほうが無難な気がする。


    ひとまずは高下のダイヤモンド富士撮影に成功。割れるダイヤはおあずけとなる。


    73㎜望遠


    虹色のフレアは好みによるだろうが想定していた方向と反対側にフレアが出た。

 年内中の高下での割れるダイヤモンド富士は既に位置を計算してGPSに登録済みである。あとは天候に恵まれるかどうか?気温が暖かく雲が多い今年は難しいかも知れない。

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キャッツアイ成るか? 二十曲峠のダイヤモンド富士  平成30年12月1日

2018年12月03日 | ダイヤモンド富士
 昨年12月の農道公園に始まりその界隈から石割山にかけてのキャッツアイは再三撮影に挑戦しており、ほぼ正確な太陽軌道の計算が出来ているので撮影はそれほど難しく無い・・・はずなのだが、実際には満足する画像はほとんど撮れていない。その最大の難敵が富士山の後ろ側に出る雲である。雲が出てしまうと光が拡散してしまい太陽の形が描出されなくなってしまうためキャッツアイは撮れなくなってしまう。光の拡散を防いで太陽だけ狙うのならばNDフィルター装着して撮れば撮影は可能であろうが、富士山は真っ暗なシルエットだけになってしまうので作品としては面白いものにはならないであろう。

 この日は富士山が良く見えていたがやはり雲が広がってきてしまった。しかしうまく雲間に太陽が現れてくれれば十分にキャッツアイ撮影の可能性はあるし、失敗してもダイヤモンド富士の撮影は出来る。GPSに座標を登録し、ダイヤモンド富士の1時間前に二十曲峠に到着する。そこそこに混雑はしていたが車はまだ数台止められるスペースがあった。撮影位置は楽勝でキープすることが出来て、3台のカメラを設置してダイヤに備える。


    二十曲峠のダイヤモンド富士。このレンズは虹色のゴーストが出るのが特徴(あるいは難点)だが、それを利用してダイヤを撮影する。


    別のカメラ。200㎜望遠。


    さらに570㎜望遠。


    白山岳に太陽が沈んで行く。


    同上


    太陽が割れているように見える。


    白山岳山頂を中心に左右均等に光芒が出ておりキャッツアイになっているはずだが・・・


    残念ながら今回も雲に阻まれて光が拡散しキャッツアイにはならなかった。


    太陽が隠れた後の空。

 570㎜望遠レンズのファインダーを覗き込んで確認した様子ではキャッツアイど真中で白山岳に太陽が沈むのが確認できた。座標はこれで良し、しかしあとは天候の問題とレンズのフィルターをどう細工するかの問題が残されている。この冬の間に二十曲峠から石割山にかけての場所でキャッツアイ撮影を成功させたいと思っている。空がスッキリと晴れてくれることを願う。
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多光芒ダイヤモンド富士ティアラ 朝霧高原もちや付近  平成30年3月28日

2018年03月28日 | ダイヤモンド富士
 久しぶりのティアラ撮影の挑戦である。

 昨年は散々苦労して4月になってから小田貫湿原でようやく撮影に成功した多光芒ダイヤモンド富士ティアラだが、昨年末から本年にかけて難しいと思われていた竜ヶ岳での撮影に成功して以来、軌道の計算がかなり正確に出来るようになり天候さえ恵まれれば高確率で成功するレベルまで達した。この日の富士山は霞がかかってやや白っぽく見えるが、厳冬期の富士山に比べると雪煙が舞わず穏やかに見える。春分の日を過ぎて太陽の出る位置がだいぶ北側に寄り、そろそろ剣ヶ峰の右側の傾斜に太陽を合わせるのには良い角度になってきた。天候さえ良ければティアラ撮影には良い時期になったと言える。

 現地到着はダイヤの15分前で毎度のことながら時間ギリギリである。既にカメラマン2人が三脚を立てて撮影の準備が出来ており、その間に入れてもらう。時計を見ながら10秒前からシャッターを切り始めるが若干時間がズレて20秒後に太陽が現れた。


    Borg570㎜。左から光が出る。


    すぐに右からも出る。


    位置はちょうどぴったり。ティアラ撮影成功。


    雪煙が出なければ霞んでいてもこのくらい光芒が出てくれる。


    Borg200mm。


    多光芒ダイヤモンド富士ティアラ


    今回は意外とあっさり撮影に成功。


    まずまずの輝き。


    数秒で終わってしまう。

 毎度今回のようにうまく行くわけでは無いが、昨年の苦労は何だったのかと思うくらいにあっさりと撮れた。おそらく8分割くらいしていると思うが、霞が無くて空気が澄んでいればもっと分割してくれるかも知れない。5月連休頃に朝霧高原YMCAで撮影が可能になるはずだ。その先のまかいの牧場あたりまでが撮影には好適地だと思う。
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丹沢からのダイヤモンド富士を狙うが・・・ 大山  平成30年3月3日

2018年03月05日 | ダイヤモンド富士
 昨年も同じ時期に丹沢大山からのダイヤモンド富士を狙って登っているが、富士山頂に巻いた雲に阻まれて失敗に終わっている。リベンジに行くがまたしても・・・

 前日は山中湖きららに車中泊して早朝3時半起きでパール富士を撮影してきた。寝不足を解消するため御殿場インターから東名高速に乗って足柄サービスエリアで休憩し、4時間ほど爆睡した。12時に目を覚ますと朝はスッキリと見えていた富士山が薄雲の中に隠れて山頂だけがわずかに見えているだけだった。高度を上げればもっと良く見えてくるはず、と登る心が折れそうな自分に言い聞かせて、ヤビツ峠に移動して2時40分から大山山頂を目指して登る。


    良く出来ている丹沢の木道。この方法だと土砂が流出しにくく登山道が削れないうえに植生の保護も出来る。予算の都合で山梨県では難しいだろう。


    途中の展望台から見る富士山。雲が多いが富士山はしっかりと見えている。


    山頂下の鳥居脇展望台から見る富士山。太陽の光が雲を透かして見えればダイヤモンド富士がみられるはずだが・・・。


    まずは山頂に行く。2~3人が休憩していたがほとんど登山者は居ない。

 4時20分ごろに山頂に到着した。ダイヤの時間までまだ1時間ほどある。西側にある富士山の展望広場に行くがカメラマンは誰も居らず、昨年と同様に独占状態である。しかし、夕方には少し晴れてくるのではないかと期待していた空はさらに雲が広がり、富士山は見えているものの太陽は姿を消してしまった。わずかにでも雲を透かして太陽が見えれば・・・と期待して、担いで行った2本の三脚とカメラをセットする。狙っていたのはダイヤモンド富士の後の白山岳に沈むキャッツアイだったが、そちらはほぼ絶望的である。


    富士山は見えているが太陽は雲の中に入ってしまって見えなくなってしまう。


    そろそろ富士山山頂に差しかかっている時間だが・・・


    もう白山岳に沈みかけてキャッツアイになっている頃。全く見えず。


    もう太陽が沈んでいる時間。

 今年も大山のダイヤモンド富士は不発に終わってしまう。山頂に移動して明かりが灯り始めた神奈川県の夜景を見に行く。


    町灯りが灯り始めた神奈川県の夜景。町灯りは見えるものの、かなり霞んでしまっている。


    雲が多くて星空は期待できそうも無い。

 空模様が悪くて星が見えないうえに霞んでいて夜景もいまひとつの輝きである。暗くなるのを待たずして下山することにする。山頂下の鳥居を過ぎてそろそろ分岐点あたりのところまで来たところで町灯りを見ると、先ほど山頂で見た時よりも遥かに輝いて見えるようになってきた。そういえば、この日の夕方は満月が昇って来る日だったのを思い出す。GPSで月の出の時間を確認すると7時に昇って来るはずだ。時刻は午後6時、あと1時間待てば月の出だ。空を見ながらどうするか、再三迷ったが、悔いを残して下山するのも悔しい。もう一度山頂に登り返して月の出を待つことにする。


    鳥居脇の展望台から見る西の空。肉眼ではうっすらと赤くなっているようにしか見えなかったがカメラで捉えると焼けていた。


    夕焼け空の夕富士


    再び大山山頂へ。左上の明るくなっているあたりに月が出てくるはずだが・・・待てど暮らせど月は見えず。


    このブナの大木を透かして見える月の構図を考えていたのだが、月は出なかった。

 7時20分まで待ったが雲に阻まれて月は出ず、ダイヤモンド富士、月の出ともダブル撃沈して下山となった。雪はほとんど無かったがぬかるんだ斜面でのスリップに十分に注意して、1時間ほどで下山した。


    相変わらず雲が多いが、富士山は見えていた。

 この前日にsanaeさんたちが大山を訪れて素晴らしいダイヤモンド富士の撮影に成功していた。今回はそれを見て良しとしよう。この山の3月3日にこだわっているのは、ダイヤモンド富士と同時にキャッツアイの撮影が可能だからである。うまくすれば、3月4日でも分岐部の展望地から撮れるかも知れない。また秋か、来年かチャレンジしたい。

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夕暮れのダイヤモンド富士 鉄砲木の頭  平成30年2月24日

2018年02月26日 | ダイヤモンド富士
 早朝から本栖湖展望台に登り天の川と国際宇宙ステーションの撮影を試み、撮るには撮ったが撮影ミスの多い画像となってしまった。寝不足でとにかく眠いので、精進湖の湖畔まで移動して一旦寝ることにする。2時間ほど爆睡し、目を覚ませば10時になっていた。午前中に職場に戻って仕事を片付けた後、パソコンに向かっているといつの間にか机に伏せたまま寝ている。時刻は午後1時になっていた。

 この日は山中湖のパノラマ台あたりでダイヤモンド富士になる日だった。しかし、おそらくパノラマ台は駐車場に入り切らないほどの車であふれ返っているだろう。当初からパノラマ台は止めて、県境の三国峠から最短ルートで鉄砲木の頭に登ることに決めていた。だいぶ仮眠したので眠気はだいぶ軽くなった。パノラマ台まで行くと、案の定駐車場に入り切らない車が路上駐車してあふれ返っている。三国峠まで行くと、道路脇の駐車場に泊まっている車は1台だけだった。ここから鉄砲木の頭までは20分ほどで到着できる。4時過ぎに到着すると先客は3~4人ほどで、パノラマ台の喧騒に比べると静かなものである。2台のカメラをセットして夕暮れのダイヤを待つ。


    雪は少しだけ残っている。思ったほどぬかるんでいなかった。


    鉄砲木の頭。三国峠からだと簡単に到着できるうえに眺望が抜群。


    富士山頂に夕陽が迫る。


    夕暮れのダイヤモンド富士。


    気温が上がり霞が出てしまったが、これだけ見えれば上出来。


    もう1台のカメラ。


    こちらのレンズは虹色のゴーストが出てしまうが、逆にそれを利用してダイヤを撮る。


    夕暮れのダイヤモンド富士


    最後の輝きはちょうど真ん中。


    影富士を待ったがわずかに現れたのみで終わる。


    夕焼けの空を待ったが、霞が多くてあまり焼けそうも無かったので撤退。

 本命はこの日では無くてこの2日後に同じ場所で狙うキャッツアイだったのだが、天候が思わしく無く真ん中あたりに沈むこの日に変更した。秋を含めて既に2~3回この場所からのダイヤモンド富士を狙っているが、満足に撮影出来たのはこの日が初めてになるだろう。ようやく鉄砲木の頭からのダイヤモンド富士撮影に成功した。
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山中湖の夕暮れダイヤモンド富士  平成30年2月11日

2018年02月14日 | ダイヤモンド富士
 早朝から高下、本栖湖、精進湖、西湖、河口湖と富士山を撮り歩き、最後に訪れたのがこの山中湖で、もちろん狙うのは夕暮れのダイヤモンド富士である。3連休の中日なので大混雑を予想して2時間前に現地到着する。湖畔の道路沿いに車を止めると交通の邪魔になるので来客を現地で下してきららの駐車場を使うつもりだったが、以外にも湖畔のスペースに車を止めることが出来た。反則技ではあるがその場所はボート利用の際に使うスペースだろう。湖面が凍結していてこれでボートを使う人は居ないであろうから邪魔になることは無いだろう。GPSに登録しておいた場所はそこから歩いてすぐの場所だった。現地に到着して三脚を立てたが、その向こうに10人くらいの人だかりがある。何かと思えば細い川が流れ込んでその周辺だけ氷が解けていてダブル富士が狙える場所だった。なんとかスペースが取れそうなのでそちらに移動して三脚を構える。


    ダブルダイヤモンド富士が狙える好位置を確保できた。太陽が富士山に迫ってきた。


    太陽が富士山に接触。風が止んで湖面が静かになってくれた。


    200㎜望遠。接触点は左側。


    しかし半分ほど沈んだところでちょうど真ん中になる。


    美しき山中湖のダブルダイヤモンド富士の撮影に成功。


    山頂に太陽が沈んで行く。


    望遠だとなんとなく光芒が2つ出て割れているように見える。


    残照。ダイヤモンド富士はここまで。


    しかし、沈んだ後のカットを見ると左裾に影富士が出ている。あと10分辛抱すべきだったかと反省している。

 湖面がほぼ全面凍結しているのでダブルダイヤモンド富士の撮影は困難だろうと思っていたのだが、良い場所を確保できてまずまずのダブルダイヤを撮ることが出来た。いつもは山の上から狙っているので湖畔からのダイヤはあまり撮影していないが、今回はいちばんの出来だったと思う。

 最後に夕暮れの富士山を見るためにパノラマ台へ移動する。運良く駐車スペースが空いたがあと10分遅かったら車が入れなかったであろう。


    パノラマ台からの夕暮れ富士


    夕焼けの真っ赤な空を期待したのだがあまり空は焼けずに終わった。

 早朝から夕暮れまで1日追いかけた富士山撮影会は本日これにて終了となる。予定していた朝のダイヤモンド富士以外はほぼ撮ることが出来て満足な1日となってくれた。さて、明朝も早起きして再度朝霧高原のダイヤモンド富士を狙う。夕暮れの天気はスッキリと晴れ渡っているが天気予報では明朝は曇りである。甲府まで戻って反省会を兼ねて夕食をとって解散となる。また明日も頑張りましょう。

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夕暮れのダイヤモンド富士&キャッツアイ+α 富士岬平  平成30年2月9日

2018年02月10日 | ダイヤモンド富士
 1月20日に石割山から狙ったキャッツアイは雲に阻まれて富士山の形は現れなかった。次に狙っていたのが今回訪れる富士岬平である。山中湖を下に臨みながら富士山を眺めることが出来る抜群の眺望に加えて別荘地からの短絡ルートを使うと20分ほどで登り着けるという手軽さも良い。夕暮れのダイヤモンド富士ももちろん良いのだが、それに加えてキャッツアイも狙う。


    別荘地の道路脇に車を停めさせていただく。


    階段を登るとすぐに目的地の富士岬平が見えてくる。トレースがあるが、下山時に歩き易いように雪を踏み均しながら登る。


    富士岬平。


    山中湖越しに見える富士山。太陽が山頂に迫る。

 誰か来るかと思ったが誰も来ず、山頂は独占状態になった。富士山山頂に太陽が迫り、まずはダイヤモンド富士を狙う。


    山中湖越しの夕暮れダイヤモンド富士


    雲と雲の間に太陽が挟まり、面白い輝きを放った。


    白山岳に夕陽が迫る。


    キャッツアイ、ど真中。


    広角レンズでもなんとなく光芒が2つに割れている。


    日没後の空

 計算通りにキャッツアイは白山岳でほぼ左右均等に割れてくれた。シャッタースピードを速くしても露出がオーバーになることがわかってきたので、減光のためにPLフィルターを装着している。

 おやつを食べながら夕焼けの空を待っていると、フワフワと流れて来た雲が虹色に染まっている。彩雲だ。うまくしたら見られるかも知れないと少しは期待していたのだが、まさか本当に現れるとは思ってもいなかった。


    夕暮れの彩雲


    同上


    形を変える。


    何度か染まったが、最初の彩雲がいちばん美しかった。

 後に撮影してきた画像を見直してみると、白山岳に太陽が差し掛かった頃の画像でもその上に流れていた雲の端が虹色に輝いていた。山頂に沈むダイヤばかり気にしていて彩雲に気が付かなかったということだ。彩雲が見られたことはラッキーだったが、彩雲ダイヤモンド富士を見逃したことは失敗だった。


    うっすらとピンク色に染まった夕焼け雲を見ながら下山。良いものを見せていただきました。
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