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山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

やっとティアラ 懲りずに朝霧高原へ  平成31年4月3日

2019年04月03日 | ダイヤモンド富士
 この日は朝4時半に起床して富士山ライブカメラを見ると予想していた通りスッキリとした富士山が見えている。風も無さそうである。懲りずにまたまた朝霧高原のティアラ撮影ポイントに向かう。路上駐車の良さそうな場所を探しているともう1台車がやって来てさっそく三脚をセットしていた。私の計算では位置的にもう少し左寄りではないかとGPSを頼りに場所を探すが、今回の場所は道路脇から狙うと本来の地面から2m近く高くなっているため、おそらく軌道が狂うと思われる。登録ポイントよりも少し右に寄ることになるのだろうが適当に位置を変えてもなかなかうまく行かないのは経験済みである。ならば・・・道路から牧草地に下りて登録点とほぼ同じ場所から狙ってみることした。さらに、前日に前面装着型フィルターを使っているカメラマンに話を聞いておいたのでさっそく真似をしてフィルターを作成してきた。果たして写ってくれるかどうか?


    本日は雪煙が出ているがだいぶ少なく、条件としてはかなり良い。


    このくらいならばまず撮れるはず。あとは位置がどうか?新しいカメラなのにもうセンサーにゴミが入っている。


    左側が光り出した。


    前面装着型フィルター装着した1,140㎜超望遠レンズ+新調したEosRPフルサイズカメラ。


    チカリと八角形の星が輝く。


    もう1台もチカリと輝く。


    雪煙が邪魔だが十分に光芒が出た。


    立ち位置もまずまずだった。


    肝心の超望遠のほうは・・・


    雪煙でややボヤけたものの、今度こそ多光芒ダイヤモンド富士ティアラになってくれた。前面装着フィルターの効果も良好である。


    やっと成功した近距離からのティアラ。

 雪煙で邪魔されたため会心のティアラとまでは言えないがようやくまともなものが撮れた。しいて言うならばあと1∼2m右で良かったかも知れない。前面装着フィルターは今までの後方装着改造絞りよりもかなり綺麗に光芒が出てくれることもわかった。割れるダイヤモンド富士撮影のためにまた新しい武器を手に入れたことになる。反省すべき点は新しいカメラEosRPは解像度には優れているが連写は遅く、動画に再編集する場合にコマ数が足りないように思う。連写性能はEos7Dのほうが優れている。まだまだ工夫が必要である。
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またしても雪煙に阻まれてティアラ失敗 朝霧高原  平成31年4月2日

2019年04月03日 | ダイヤモンド富士
 前日に続いて本日も朝から晴れそうだ。早朝5時に起きて富士山ライブカメラを見るとバッチリと富士山が見えている。今日こそは・・・と意気込んで朝霧高原のティアラ撮影予定地に出かける。既に先客が2人準備していた。その2人の左側に三脚を立てさせてもらう。富士山は綺麗に出てくれたがしかし・・・前日に雪が降ったことと風が吹いたことで剣ヶ峰は真っ白な雪煙が流れている。もはや雲と言っても良いかも知れない。


    剣ヶ峰には大きな雪煙が出てしまう。雲と言ったほうが良いかも知れない。


    これは無理でしょう。


    なんとなく光り出した。


    もう太陽が出ていると思うが・・・??


    なんとなく太陽の輪郭が見える。全く輝かず。


    光芒が出やすいボーグ200㎜のほうも全く輝かず。


    完全敗退。

 これで何連敗だろうか?今回は位置が良かったのか悪かったのかも判別できないほどに雲が多かった。なんとなく輪郭が見える太陽を見る限りでは少し左に寄っているように見える。

 並んで撮影していたカメラマンの一人がレンズに奇妙な細工をしていた。私のレンズはレンズ内の絞りを加工してあるがそのカメラマンはレンズ前面に長方形のフィルターを装着していた。こんなので写るのか?と思って画像を見せてもらったところ、こんな厚い雲を通しても霞みながらも光芒が出ていた。さっそく真似をして前面装着型のフィルターを作成してみることにする。明日も晴れそうだ。
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今回も雪煙と薄雲に阻まれた朝霧高原ティアラ  平成31年3月28日

2019年03月27日 | ダイヤモンド富士
 もうすぐ4月である。春分の日を過ぎて日の出の位置もだいぶ北側に移動してきた。ダイヤモンド富士撮影の場所も静岡県のもちや付近まで移動してきた。剣ヶ峰の横幅が広くなってくるため、至近距離から狙わずとも富士宮道路沿いからでティアラ撮影が可能になって来るはずである。昨年はこの季節にもちや付近からあっさりとティアラ撮影に成功しているので本日は富士山にあまり近付かず富士宮道路沿いから狙ってみることにした。しかし、精進湖から見上げる富士山は霞がかかっていてスッキリとは見えていない。かつ、剣ヶ峰には雪煙が出てしまっている。朝霧高原の気温は-2℃だったが大気の様子はもうすっかり春である。おそらくこれからグングン気温が上がって来るのだろう。


    春霞でスッキリ見えないうえに富士山山頂は風が強いようで雪煙が出てしまっている。


    剣ヶ峰が輝いているがティアラは望み薄である。


    両側がチカリと輝いているように見えるのだが・・・?


    おそらく位置的にはピッタリ。


    しかしティアラは輝かず。


    今回も失敗。


    こちらは1,140㎜望遠だが、カメラは新調したEosRPというフルサイズミラーレスカメラ。ちょっとお高かったです。


    シャッター音が静かでブレが少ない。後ろ側にうっすらと太陽の形が見えている。


    ポジション的にはぴったりと思うのだが・・・


    ティアラは全く輝かず。


    残念。

 懲りずにまた挑戦。失敗には慣れている。


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雲に阻まれ・・・位置もずれて・・・ 朝霧高原ティアラ  平成31年3月24日

2019年03月25日 | ダイヤモンド富士
 再三狙っているが撮れない朝霧高原近距離からのティアラ撮影に懲りずのまた出かけた。今回は牧草地の中の小道だったのでおそらく誰も居ないはず・・・と三脚2本にカメラ2台を担いでメインの道路から歩いて現地まで行ってみると・・・先客が数人、しかも車が2台入って来ていた。小道の入り口にはゲートがあったはずだが、どうやらゲートを開けて入って来たらしい。そんなことが出来るのか?と思いつつも、その人たちの後ろ側に三脚を構えさせてもらって太陽の出を待つ。先日一緒に並んで撮影した人たちと同じメンバーのようだったが挨拶しただけで会話はしなかった。


    甲府を出発する時のライブカメラでは良さそうに見えたのだが、思ったよりも雲が出ている。


    1,140㎜望遠。このレンズでの超望遠画像が欲しいのだが、この時点でもう望み薄である。


    小さな光が現われたが今回は右から現れた。


    右から出現。


    位置を修正したつもりだったが右に寄り過ぎた。


    かつ、雲に阻まれて輝きもいまいち。


    山頂と左も光っているが・・・


    雲を透かして見える太陽の形から見て今回はポジションを右に取り過ぎた。


    またまた失敗、近距離のティアラ。


    いつになったら撮れることやら。

 今回は私を含めて4人のカメラマンが集ったが、いちばん左のポジションに構えた方がギリギリ真ん中に来たかどうかというところだろう。もっとも、この雲ではまともなティアラにはならなかっただろう。ティアラを狙うカメラマンがほぼ同じ場所に集結しているということは位置的には良い場所に迫っているということだ。あとは多少の高低の差を気にせず運の良さに賭けるしかない。

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今度は少し左にズレた 朝霧高原ティアラ  平成31年3月20日

2019年03月21日 | ダイヤモンド富士
 それなりに寝たつもりだったが週末の疲れがまだ抜け切らない。この日も天気予報が晴れだったので懲りずに朝霧高原にティアラ撮影に行く。前回の3月18日撮影時は富士山との距離がやや遠いようで太陽と剣ヶ峰のマッチングが悪そうに見えたためもう少し距離を縮め、さらにポジションをやや左側に取ってみた。牧草地の農道脇でカメラをセットしていると2台車がやって来て皆ティアラ狙いだった。ほぼ私が計算した場所と同じ位置で5人が縦や横に並んでカメラを構える。他の人も同じ場所に構えているということは今度こそは・・・と思ったのだが。


    距離を縮めた分だけ立ち位置も狭くなる。私の前方には4人がカメラを構えていた。


    予定通りに左側がチカリと輝く。


    さらに山頂付近が輝き出した。


    この位置で右からも光が出るはずだったが・・・


    山頂の光が融合した頃にようやく右から光が現われた。


    わずかにずれた。3~5mくらい右寄りのポジションだった。


    残念。


    こちらが200㎜望遠。


    左と山頂が輝く。


    一応割れるダイヤにはなっているが・・・


    全く満足できず。

 なかなか天候が晴れてくれないだけにそう何度もチャンスは無いだろう。かつ、立ち位置がまかいの牧場側に移動して行くため剣ヶ峰の横幅が次第に広くなって行くため距離も変わって来る。なかなかティアラの達人の領域には達せない。
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多分割ダイヤモンド富士ティアラ 成功?失敗? 朝霧高原  平成31年3月18日

2019年03月18日 | ダイヤモンド富士
 3月にしては冷え込んだ朝となった。朝霧高原の気温は-4℃だった。前日の夜から空が晴れ渡り、月齢11の月に照らされた富士山がどこのライブカメラを見てもスッキリと浮かび上がっている。久しぶりにまともなダイヤモンド富士が見られそうな天候である。秋田往復疲れと車中泊の寝不足疲れも重なっているのだが、こんな日を逃すと次はいつチャンスが巡って来るか分からない。早朝5時起きで朝霧高原に向かうが、GPSに本日の撮影場所が登録されていないのに気付き、職場に立ち寄ってカシミール3Dで位置を計算してGPSに登録してから出発する。出足が遅れたので甲府昭和から甲府南インターの1区間だけ高速道路を使って移動する。


    1,140㎜超望遠。本日の立ち位置はほぼ登録した座標点通りである。センサーは自力で清除したがまだゴミが目立つ。


    剣ヶ峰左から光が出た。予定通り・・・と思ったのだが。


    想定していたよりも早く右から光が現われた。かつ、雪煙が出てしまった。


    割れるには割れて多分割ダイヤになってくれた。


    しかし、雪煙が邪魔して思ったよりは輝かない、かつポジションももう少し左だった。おそらく3~5mくらい。


    撮るには撮ったが・・・これでは気に入らない。また挑戦。


    こちらは200㎜望遠。剣ヶ峰左右からチカリと光が現われたところ。


    割れるには割れたが右が大きい。


    雪煙が邪魔して輝きもいまいち。


    最大の失敗だったのはカメラに挿入していたメモリの転送スピードが遅く秒速1.5コマくらいしか撮れていないこと。これでは動画にならない。

 残念ながら今回も満足な画像は得られず、再挑戦である。4月25日(木)にアウトドアショップエルクで上映会を行うことが正式に決定した。それまでに1,140㎜超望遠レンズで撮影した割れるダイヤモンド富士の画像が間に合えば良いのだが、かなり難しくなってきた。
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笠雲ダイヤモンド富士 朝霧高原  平成31年3月13日

2019年03月13日 | ダイヤモンド富士
 本日も好天になる・・・はずだった。昨日に続いて本日も早朝5時起きで朝霧高原に向かう。この日の撮影地も牧草地の中であまり行き易い場所では無い。どこかに道が付いているだろうと探すが見つからず森を横切って現地に到着する。道は車を止めた道路とは反対側の道路から農道が延びていた。本日もティアラ狙いだが、精進湖を通過した頃から山頂には雲が湧き始めていた。これはまずいのでは・・・と思っていたが現地到着した頃から山頂に湧いた雲だけでなく富士山の真上にもモヤモヤとした雲が湧き出した。かと思うとあっという間に成長して笠雲になった。こうなるとティアラ撮影は困難である。セットした三脚を担いで位置を左に移動して笠雲の上に出るダイヤ狙いに切り替える。


    牧草地越しに見る富士山。山頂の上にモヤモヤした雲が現われた。


    彩雲になりそうな雲だったが・・・


    あっという間に成長して・・・


    笠雲になった。


    もう1台の200㎜望遠。


    単焦点レンズなのでこの画角でしか撮れない。


    雲が無ければダイヤになっている時間。光が放射する。


    笠雲の上に現れた太陽


    ダイヤモンド笠富士


    狙っていたのはこれでは無いが、撮れただけ良しとしよう。


    笠雲の中の太陽


    1,140㎜超望遠レンズでのティアラはまたしてもおあずけ。

 なかなか撮らせてくれないティアラだが、春霞が増えてなかなか空が晴れない季節になっただけにそう簡単には撮れないだろう。かつ、軌道の修正もまだ不十分なうえに微妙に起伏のある場所からの撮影であることも難しさの一因になっている。もう少し朝霧高原に通ってみたいと思う。    
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完全敗退 朝霧高原ティアラ  平成31年3月12日

2019年03月13日 | ダイヤモンド富士
 この季節に好天となる日はあまり多く無い。雨雲が通り過ぎた後の衛星画像を見ると雲がほとんどかかっていない空が広がっている。これはティアラ撮影のチャンス!と早朝5時起きで朝霧高原に向かう。先日撮影地の下見をしておいたがこの日の撮影地は牧草地の中であまり良い場所とは言えず、他の場所も探してみたがやはり良い場所が無く、森を突っ切って牧草地の中の撮影地でカメラを構える。ところが、目的地に到着する直前からあっという間に雲が湧き上り富士山は見えなくなってしまった。山頂が見えないのでとりあえずはわずかに見えている富士山の裾野でピントを合わせておくが画角は合わせられずほとんど諦めていた。ところが、ダイヤのほんの10秒ほど前から突然剣ヶ峰が姿を現す。あわててカメラを向けるが・・・セッティングが間に合わず画角のみならずシャッタースピードの設定も間違っていて全くまともな写真にはならなかった。


    ずっと雲隠れしていた富士山剣ヶ峰がダイヤ直前に突然姿を現す。あわててセットするが・・・


    連写に切り替える際に位置がずれたうえにシャッタースピードがいつもは1/2000~1/4000のところが1/10になっていた。


    完全に露出オーバー、さらにシャッタースピードが遅いためにブレてしまう。


    太陽の現れた位置も完全に左寄り、おそらく5~10mくらい立ち位置が左にずれている。


    なんとか2つか3つくらいには割れただろうとは推定される。


    いろいろとミスが重なり今回は完全に失敗。


    もう1台のカメラはシャッターを切った時にはもう太陽が昇ってしまっていた。


    しかしこの雲ではチカリと割れるダイヤは難しかっただろう。


    かつ、この位置だと剣ヶ峰の湾曲よりも太陽の大きさが大きすぎるのではないかと予想される。

 撮影は完全敗退だったが撮影位置からの軌道データは取れた。先日太陽が右から現れた軌道を元にして軌道修正して撮影に臨んだが今度は左に寄り過ぎである。おそらく、前回撮影時は撮影地の高度が道路を通すために低くなった分だけずれていたことが予想される。もう一度軌道修正してやり直しである。天候に恵まれることを期待する。
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吊るし雲のダイヤモンド富士 朝霧高原  平成31年3月10日

2019年03月12日 | ダイヤモンド富士
 朝霧アリーナで星の撮影を行った後、金星が富士山山頂と同じくらいの高さまで昇って来たところで切り上げて場所を移動する。富士山左側に格好の良い吊るし雲が現われており朝焼けで赤く染まりそうだったのでもう少し吊るし雲が見やすい位置に移動する。


    山梨県との県境まで移動する。東の空に出た雲が赤く焼けたが吊るし雲はあまり焼けていない。


    うまくすれば焼けた吊るし雲と富士山の上に輝いている金星が一緒に撮れるのではないかと目論んだ。


    しかし・・・


    期待するほど焼けずに終わってしまった。

 朝焼けの吊るし雲は辺縁が染まっただけであまり焼けることなく終わってしまった。

 さて、これからダイヤモンド富士を狙うのだが、予定していたティアラは富士山後ろ側に出た薄雲のためほぼ絶望的である。狙うならば山頂の真ん中付近から出るダイヤか、あるいはダイヤをやめてこの付近から吊るし雲を貫いて昇って来る朝日を狙うか、ということになる。山の上からダイヤを狙うと移動が困難なので選択の余地が無いのだが、下から狙うと車での移動が可能なのでいろいろな選択肢が出てくる。これが山上とは違う良さである。考えに考えて、真ん中から出るダイヤ狙いのために移動する。


    吊るし雲はいろいろと形を変えて行く。


    山頂が輝き出した。


    後ろ側に出た薄雲のためにチカリとしたダイヤにはならなかったが、吊るし雲の端から昇るダイヤモンド富士を見ることが出来た。


    吊るし雲のダイヤモンド富士。なかなかの力作かと思うが・・・。

 速攻で三脚をたたんでまた移動する。今度は吊るし雲の上で輝く太陽を撮るために車を運転しながら横目で雲と太陽の位置を見ながら移動し、再び山梨県の県境まで戻ってきた。


    吊るし雲を抜け出た朝日が輝く。雲の辺縁が彩雲になっている。


    彩雲吊るし雲と朝日。こちらもなかなかの力作かと・・・。


    吊るし雲のおかげで存分に楽しめた朝霧高原だった。

 ティアラ撮影はならなかったがなかなか見ることが出来ない吊るし雲ダイヤモンド富士や彩雲吊るし雲が見ることが出来た良い朝を迎えることが出来た。写真撮影は足だけでなく経験と頭も使わなければならないと感じた。
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朝霧高原からティアラを狙うが失敗  平成31年3月9日

2019年03月10日 | ダイヤモンド富士
 何度か成功している朝霧高原から狙う剣ヶ峰多分割ダイヤモンド富士ティアラだが、成功しているのは全てもちやよりも南側からで、ふもとっぱら付近から北側では2分割には何度も成功しているものの多分割ダイヤの撮影には成功していない。おそらくは剣ヶ峰の横幅と太陽の大きさのマッチングが悪く、富士山との距離をもう少し近くしなければ撮れないのではないかと思うのだが、撮ってみないことには分からない。いつものようにカシミール3Dで位置を割り出しGPSに転送して撮影地に向かう。ジャストのポイントは先客が2人おり、その脇に三脚を構えるがダイヤの20分前に到着したというのにセッティングに手こずり2台目のカメラのセットが出来ないうちに山頂が光り出してしまう。今回はボーグ570㎜望遠にエクステンダーを装着して1,140㎜で剣ヶ峰を狙うためピント合わせが難しく三脚の固定にも手間がかかる。余裕を持って出発したつもりだったが新しいことをやろうとすると必ず最初は失敗する。


    今回は超望遠1,140㎜で剣ヶ峰のティアラを狙う。ピント合わせと三脚の固定に手こずる。


    しかも・・・なんでそこから出るかというほど右側から太陽が現れた。


    セッティングに手こずったうえに立ち位置も完全に失敗。


    それでも一応2つには割れた。


    改良した改造絞りはなかなか良好のようである。


    しかし、カメラのセンサー内にゴミが多過ぎる。掃除しなければ。


    200㎜望遠はピント合わせが済まないうちに陽が出てしまった。


    ピンボケダイヤ、それでも太陽は輝く。


    今回は敗退。

 果たして剣ヶ峰と太陽の大きさがマッチしてくれるのかどうか?残念ながら今回の撮影データはほとんど参考にならなかった。太陽軌道を再計算して立ち位置の調整を行わなければならないが、想定外の今回のズレはひょっとしたら立ち位置の高さがカシミール3Dよりも低かった可能性が否定できない。なにせ今回の場所は道路を通すために大地が1~2m削られている場所である。こうなると、成功するかどうかはもはや運試しになる。
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凍る池に反射するダイヤモンド富士 A沢貯水池  平成31年2月2日

2019年02月02日 | ダイヤモンド富士
 いつもならば剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士を狙うところだが、カシミール3Dで本日のダイヤモンド富士の位置を見るとA沢貯水池でちょうど真ん中あたりに来そうである。以前から撮りたいとは思っていた場所ではあるがフェンスに開けられた穴から覗き込むようにカメラをセットするというシチュエーションが気に入らず避けていた場所である。おそらくは撮影のために悪徳カメラマンが開けた穴であろうし、そのような穴を利用することは自分自身も悪徳カメラマンになったような罪悪感を少なからず感じてしまうからである。穴が開いていなくてもEosM用のレンズならばフェンスの網目から十分に撮影は可能なのだが、2台持って行ったカメラのうち1台はこの穴を使わせてもらって撮影する。


    A沢貯水池と富士山。ほぼ全面氷結している。この池は飲料用なので全周にフェンスが張り巡らされて立ち入りは禁止されている。


    山頂ど真中からダイヤが現れる。


    もう1台のカメラは三脚が見当たらず手持ちで撮影。山頂には大きな雪煙が出て上方への光芒はいまひとつ。


    真ん中のダイヤモンド富士


    湖面の光が縦に長く反射して輝く。


    凍る池に反射するダイヤモンド富士。なかなか素晴らしい。


    同上

 あっという間にダイヤは終わる。カメラマンはもう1人、名古屋から来られたという熱心な方が居た。帰り際にフェンス脇に三脚が落ちていると言われ、見に行ってみれば私が落とした三脚だった。どうやら場所を選ぶ際にザックを下ろした時に落としたらしい。


    池周辺の他の撮影地を見て回りGPSにログを記録する。


    駐車場到着。風で雪が舞い、偽ダイヤモンドダスト。


    帰り際に再び立ち寄った精進湖。手前のほうが凍っている。

 地球照の月は時間に間に合わず失敗したがダイヤモンド富士はきっちりと撮影出来た。この日は雨ヶ岳山頂の毛無山側に寄ったところでもほぼ真ん中から出るダイヤモンド富士が見られる日だった。狙ってはいたのだが本日は接近した惑星3つと細月を優先したためこの場所でのダイヤモンド富士になった。時間と体力と天候が許すならば、やはり山の上からのダイヤに挑みたい。
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ダイヤモンド富士と夕暮れの空 石割山  平成31年1月19日

2019年01月22日 | ダイヤモンド富士
 石割山からキャッツアイを狙うならば翌日の1月20日であるがちょうど同じ日に丹沢の大室山でもキャッツアイが狙える。先日二十曲峠でキャッツアイの撮影に成功しているので今度は距離を離して丹沢山系から狙いたいのだがそこまで登る元気が出るかどうか?その前に明日は天気が悪そうである。何度も撮影に出かけている石割山のダイヤモンド富士だが霞が出ていることが多く、未だにチカリと輝くダイヤの撮影には成功していない。朝から澄んだ青空が広がったこの日ならばきっと夕暮れのキラリと光るダイヤが撮れるだろうと出かけてみた。


    二十曲峠。本日は1台も車が止まっていない。お昼を過ぎた頃から少し雲が出てしまった。


    石割山山頂。やはり1日中スッキリと晴れてはくれず、だいぶ雲が広がってしまった。


    石割山のダイヤモンド富士。ダイヤの頃には富士山の後ろに雲が出てしまったが、それでもかなり輝いてくれた。


    次第に裏側の雲が高くなる。


    あと1日遅ければ白山岳に沈んだはず。


    ダイヤの後の雲


    200㎜望遠。


    右寄りに沈む。


    白山岳ギリギリ。明日ならばキャッツアイになるはず。

 速攻で下山の予定だったのだが富士山の裏側に出た雲の他に面白い雲が次々に流れてくる。夕焼けが期待できそうだが彩雲も見られるかも知れない。日没時間近くまで待ってみることにする。


    夕焼けの雲


    富士山の上を流れる雲が少しだけ彩雲になった。


    プチ彩雲


    十分に楽しめた夕暮れの空。

 日没の5時ごろまで待って下山開始する。薄雪が積もって滑りやすくなっている登山道は下山の時のほうが滑って転倒し易い。かなり気をつけて歩いたのだが途中で見事にスリップして転倒したが軽く肘を打った程度だった。次第に雲が晴れて澄んだ夕空が広がってきた。三脚を担いだまま取り歩きながら下山した。


    途中から見る澄んだ夕空


    二十曲峠の夕景

 1時間近くかけて下山し、5時50分ごろに二十曲峠に下山した。この日の二十曲峠は私以外の訪問者は居なかったようだ。石割山山頂も思っていたよりも人が少なく、ダイヤを見に来た女性3人組の他はカメラマンは居なかった。素晴らしかった石割山山頂からの夕焼けの空も独り占めである。

 さて、本日はこれからもう1ヶ所立ち寄ってみることにする。月明かりが照らす富士山とのコラボレーションが楽しめるはずだ。

 
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竜ヶ岳林道のダイヤモンド富士  平成31年1月14日

2019年01月14日 | ダイヤモンド富士
 朝霧高原で金星と木星の脇を通り過ぎる国際宇宙ステーションISSを観察し、時刻はまだ午前5時半である。日の出まで時間はあるが竜ヶ岳のダイヤモンド富士には時間が足りない。朝霧高原からダイヤを狙うには単調過ぎる。ならばその中間点にある竜ヶ岳林道から狙ってみることにしよう。林道は年間閉鎖されていて車は入れないが、以前に何度か歩いていて展望地の下見は済ませてある。記憶が正しければこの時期ならば林道の奥のほうでダイヤモンド富士になっているはずだ。ゆっくり歩いても1時間くらいのはずである。林道ゲートの前に車を止めて出発する。


    木の切れ間から富士山が見える。その上には金星と木星が輝く。


    下に富士本栖リゾートの竜神池を見下ろす展望地。金星の輝きももうすぐ消えそうである。


    別の展望地。金星の輝きはほぼ消えた。


    ガードレールの切れ間、竜ヶ岳林道のいちばんの展望地に到着。たぶんこの辺でダイヤモンド富士になっているはず。

 展望地を確認しつつGPSのログを拾いながら1時間少々歩いて7時15分に目的地のガードレール切れ間の展望地に到着した。竜ヶ岳のダイヤが7時40分ごろだったはず、竜神池は8時ごろ、そうするとこの場所だと7時50分ごろにダイヤになるだろうと予想して2台のカメラをセットしてダイヤを待つ。


    真ん中よりも右寄りから出るのではないかと予想しているが??カシミールで確認していないので全くの予想である。


    ほぼ真ん中から出た。


    剣ヶ峰ばかり狙っていたので久しぶりに見る中央のダイヤモンド富士。


    しかし、上方向に光芒が出ず露出オーバー。若干霞も多かったようだ。


    シャッタースピードを速くして露出を変えてダイヤモンド富士。


    もう1台はダイヤモンド富士用の200㎜望遠。


    富士山真ん中の突起でもチカリと割れる。


    さらに3分割。


    もう少し位置を考えればもっとうまく3分割するかも知れない。

 富士山真ん中の突起で割れるダイヤモンド富士は身延山から撮影した際に偶然ひょうたん型のダイヤモンド富士が写っており、ひょっとしたら割れるのではないかと思っていた。今回も少しだけ割れたのは偶然であるが、緻密に位置を計算しさらに富士山中央にある隆起と2個の突起の方向を考えて撮影すれば、もう少しきっちりとした3分割ダイヤモンド富士の撮影が可能なのかも知れない。ちなみに左側にある雷岩で割れることはわかっているが、以前に挑戦して失敗しておりそのままになっている。、まだまだ面白いダイヤモンドが輝きそうである。

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今度こそキャッツアイ 二十曲峠  平成31年1月11日

2019年01月12日 | ダイヤモンド富士
 何度か成功している農道公園から二十曲峠、石割山にかけてのキャッツアイだが、雲に阻まれたり霞で光が拡散してしまったりと満足な画像はととんど撮れていない。午後からのキャッツアイは雲が広がり易くなかなか良い条件にはならないのが最大の難点である。この日は朝は雲が広がっていたものの、午後からは真っ青な青空が広がり絶好のダイヤモンド日和となった。二十曲峠でキャッツアイになるのは既に調べてあったので急いで出かける。先客は2人で予定のポジションは楽勝で確保でき、3台のカメラをセットする。


    太陽が富士山頂に迫る。


    改造絞りを入れたBorg200mmだが、シャッタースピード最速の1/4000で切っても明る過ぎる。このレンズに装着するNDフィルターは持っておらず今後検討が必要。


    さらにもう1台のBorg300mm。こちらも光が強過ぎるのでNDフィルターの代わりにPLフィルターで減光する。


    二十曲峠のダイヤモンド富士。今までに無い好条件だ。太陽の光が強過ぎて拡散してしまうためNDフィルターを装着した。


    白山岳に太陽が迫る


    同じく200㎜


    同じく300㎜


    ど真中のキャッツアイ撮影に成功。


    ほんの数秒で終わる。


    300㎜。減光したほうが太陽の形は良く見える。


    今度こそ綺麗に分かれた。


    あっという間に終わり。

 良さそうな雲が流れて来たので彩雲にならないかと期待しながら眺めていたのだが・・・彩雲にはならず、西の空に出た雲で太陽が遮られたためにあまり焼けることなく日没を迎えてしまう。


    富士山頂付近に雲が流れて来た。


    彩雲を期待したが染まらず。


    夕焼けの雲もあまり染まらずに暗くなる。

 何度も通っている二十曲峠、石割山界隈のキャッツアイだが、今回がいちばん良い条件で撮影出来たと思う。しかし難点は富士山との距離が近く、猫の目が小さいことである。山上から狙うのならばやはり丹沢山系がベストだろうと思っているのだが、南側に回り込んでしまうと今度は白山岳が後ろ側に隠れてしまうために撮影が難しくなってしまう。撮れるのは3月3日の大山までだろうと思っている。週末に日程が当たってくれて天候が許すならば、丹沢山系からのキャッツアイに挑戦したいと思っている。
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キャッツアイならず 石老山ダイヤモンド富士  平成31年1月9日

2019年01月10日 | ダイヤモンド富士
 以前から狙っていた石老山のキャッツアイだが日程的な問題と微妙に位置がずれることがあってなかなか行けずにいた。この日は午後から時間が空き、さらには朝は雲が少し巻いていた富士山もお昼近くにはすっかり晴れて今までに無いスッキリとした姿を見せている。石老山から見るダイヤモンド富士は午後4時20分ごろのはず、山頂まで2時間と見て午後2時にスタートすれば間に合うはずだ。中央道を使って登山口の相模湖病院駐車場に1時45分に到着し、2時を少し過ぎた頃から歩き出す。上にある顕鏡寺まで参道があると思っていたのだが・・・いきなりルートを間違えたようでずいぶん細い道だなと思っていたら途中で道が消失、強引に突き進むと車道に飛び出した。GPSで位置を確認すると顕鏡寺に至る途中の車道だった。これを歩いてお寺に至り、石老山登山道に進んだ。


    相模湖病院駐車場。病院の駐車場内に登山者用の駐車場が7~8台確保されている。


    いきなり道を間違えた(半分は故意)が無事に顕鏡寺に到着。ここから石老山登山道に入る。


    小天狗岩


    吉野岩(弁慶の力試し岩)


    擁護岩(雷電岩)。登山道沿いには奇岩がたくさん散在している。


    八方岩と高塚山(石老山の東にある山)


    シュンラン?


    もう花芽が出始めている。

 道を間違えたうえに奇岩の撮影に時間がかかり、時計を見ればもう午後3時である。まだ行程の半分も来ていない。少し急がないとカメラのセッティングの時間が足りなくなってしまう。三脚を担いだまま道を急ぐが展望地があるとついつい立ち寄ってしまう。なんとか4時5分に山頂に到着した。


    休憩ベンチのある融合平見晴台。


    相模湖が見える。


    石老山山頂(ダイヤが終わった後に撮影したもの)。


    カメラ2台のセットが終わった頃にはもう太陽が富士山の山頂に近付いていた。


    もう1台はボーグ400㎜。

 カシミール3Dの計算では本日のダイヤモンドは約2~3割が沈んだあたりで富士山山頂真ん中にかかるはずだ。そして山頂から右に30mくらいの場所でキャッツアイになるはずだが山頂の展望地からだとギリギリ割れるかどうかの位置になるはずだ。右寄りの展望地を探してみたが残念ながら木に邪魔されて良い展望は得られず山頂から狙うことになる。先客が2人居たがカメラマンでは無くダイヤを眺めに来られた方だった。許可をいただいて一番良さそうな場所にカメラを構えさせていただいた。


    富士山山頂にかかる夕陽


    計算通りの約3割が山頂に隠れる。


    白山岳に夕陽が傾く。


    キャッツアイなるか?


    残念。わずかに左に沈んだ。


    少しは割れてくれるだろうと思っていたのだがなかなかうまく行かない。

 やはりこの日にこの位置からのキャッツアイはわずかな位置のずれで難しかった。しかしこれほど好条件でこの距離からのダイヤモンド富士が見られることは滅多に無いわけで、それなりに素晴らしい景色を見られたことは良かったと言うべきだろう。

 陽が沈むと急に寒くなってきた。先客の2人はダイヤを見てすぐに下山して行ったが私はもう少し夕暮れを待つことにする。


    ちょっと周囲を散策。地図上だと隣に小ピークがあるように見えるのだが、その場所には三角点が置かれていた。残念ながらこの場所は眺望無し。


    待っていたのは月齢3の三日月。


    夕空に輝く三日月


    地球照の三日月


    暗くなって地球照の月が写りにくくなったところで撤退。

 5時50分まで山頂で月を眺めて下山した。下山時は中腹で分かれる桜道ルートを下り、夜景を眺めてから下山した。


    桜山展望台。


    さがみ湖リゾートプレジャーフォレストの観覧車。


    東京都の町灯り。真ん中が新宿高層ピル街だと思う。

 顕鏡寺からは登りに予定していた参道を下った。この参道もいろいろと奇岩があったり小滝があったりと面白い道のようだったが真っ暗な中を下ったのでほとんど何も見えず。抜け出たところは病院の脇、駐車場の一段下のところだった。7時10分に無事下山した。

 石老山は道の整備されたハイキングコースと聞いていたがところどころ段差が大きかったり木の根が張り出していたりと、ルート的には竜ヶ岳よりは歩きにくいように思う。夜中に歩こうというのならばあまりナメてかからないほうが良いのではないだろうか。キャッツアイ成らずとも抜群のダイヤモンド富士を眺めることが出来た。
コメント (2)
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