建築・環境計画研究室 (山田あすか)

東京電機大学未来科学部建築学科

居間の位置のタイプと、独立住宅のプラン(間取り)タイプ

2018-09-26 21:18:11 | 【雑感・寄稿文他】建築・都市・環境探訪
これ、混同してるみたいな方がたくさんいたのでまとめました。



ホール は、玄関ホール ダンスホール のような、英語からの直訳だと「広間」なのですが、ここでは人々が行き交う場所、いっそ交通空間のように捉えると、わかりやすいです。
完全に通過だけの動線ではないけれど、ある程度の滞留を伴いつつ、基本的にはひとところに長時間滞在してはいない、人々が行き交う場所。
ホール。
イメージ共有できました?

で、そのホールの役割を持っている居間、空間のあいだの行き交いを結節する居間、が ホール型居間。

これに対して、行き止まり(端部)にあるのが袋式居間。袋小路とかの袋、クルドサックの時に説明した袋。

ホール型居間 をもっている、居間を心理的な、アプローチ的な、中心に据えている「間取り(プラン)」の住宅が、プランタイプにおける「居間中心型住宅」。

プランタイプにおける「ホール型住宅」は、ホール(≒交通空間、行き交う場所)をアプローチ的な中心に据えている住宅。

プランによる分類と、居間の置き方による分類は、違いますので注意してください。


(2018.9.27追記)

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