Wander Life

癒しを求めた流浪の旅模様を綴ってます

2020 秋の釣り旅in道北⑩【イトウを求めて猿払川3日目〜最後に待っていたものは?】

2020年12月16日 20時58分12秒 | 釣り旅

2020年11月12日

 

 

 

 

 

笠井旅館で迎える2日目の朝。午前4時30分に目覚める。

昨日の1匹でちょっと気楽になり、今日は気持ち遅めの起床。

雪は降ってなく星空。放射冷却で異様に寒そう。

さっそく準備をして5時過ぎ、笠井旅館をチェックアウト。

 

 

 

 

 

ご主人・女将さんが創り出すアットホームな雰囲気と美味しい料理、そして全国から集うイトウ釣り師達と過ごす時間。何とも言えない居心地の良さで最高だった。

今夜も泊まりたかったけど、あいにく満室。また来れることを願って出発。

 

 

 

 

 

クルマがガチガチに凍ってるな〜。

運転席のドアはなんとか開いたけど、後ろ座席は開かない(+o+)

 

 

 

 

 

クルマの気温計は−3℃。ドアの凍結具合を見るともっと低そうな気もするけど。

 

 

 

 

 

途中でオホーツク海の朝焼け鑑賞。

キーンと冷えた空気の中、色付いた空がきれい。しかしこの釣り旅も終わりが近付いてきて、この景色も見納めかと思うとちょっと切ない気分になる。

 

 

 

 

 

今日も猿払橋付近の中流域へ。到着と同時にサンライズ。ゆっくり鑑賞したいけど、今日は実質最終日。もう後が無い。

 

 

 

 

 

朝マズメのチャンスタイムをものにすべく6時30分、今日もクマ鈴を付けてスタートフィッシング。

目指すはメーター級。しかし朝とは言え、このピーカン無風は嫌な予感。

 

 

 

 

 

こまめに移動してポイントを変えるも、全くノーバイト。やはりこの天気のせいか?下手なだけか?まあ下手なのは間違いない。

9時までやって何も起こらず、ちょっと休憩。クルマに戻り笠井旅館で頂いたおにぎりの朝食タイム。さあこのあとどうするか?ちょっと大きくポイントを変えてみるか?

 

 

 

 

 

クルマを稚内方面へ走らせる。

国道238号の標識には「宗谷岬 34km」の文字。これ見るとどうしても最北端へ行きたくなってしまうのはバイクツーリングしてた頃の感覚の名残か?

最北端到達は一応明日の予定に組み込んであり、今日は釣りに集中。

 

 

 

 

 

やって来たのは猿払川の隣、猿骨川。ここもイトウが釣れるという有名河川。

 

 

 

 

 

ポイントは全くわからないので、河口から釣り上がっていく。

猿払川をコンパクトにしたような猿骨川。水深はやはり浅い。この規模感ならイトウがいればビンゴしてくれそうな気はするけど、まあそう甘いはずはない。

 

 

 

 

 

バイト無いな〜とボヤキながら牧場の横を通過。

 

 

 

 

 

すると自分の存在に気付いた牛さん達がワラワラと近付いてきた。歓迎されてるのか威嚇されてるのかわからないけど、かわいい(*´艸`*)

 

 

 

 

 

川幅が狭いので狙いやすいものの、全く何も起きず。

昨日、笠井旅館の食堂で教えて頂いたイトウの動きと潮周りの関係から考えると、今日は若潮から中潮へと変わるタイミングで、この時間帯の潮の動きは少ない。加えてこのピーカン無風。イトウにスイッチが入りにくそうな状況であるのは確か。

 

 

 

 

 

原野の向こうに地平線が見える雄大な景色の猿骨川。残念ながらバイトは得られないまま時刻は12時30分。

ここで昼食タイム。クルマに戻る。

 

 

 

 

 

戻りがけにまた牧場の横を通ると、例によって牛さん達が集まってきた。さっきより頭数が増えてる。

 

 

 

 

 

ズラッと集結。ヤバい、かわいい〜。威嚇されてるとしたら悲しいので、歓迎されてると勝手に思うことにする(^^)/

 

 

 

 

 

猿骨川を離れ、やって来たのはホテルさるふつ。

ここも一度は来たかったスポット。釣りビジョンにも出ていた。こちらのレストランで昼食を頂く。

 

 

 

 

 

注文したのはホタテフライ丼。ごく普通のホタテフライかと思いきや、何だこれ?海の香りがする。ホタテの濃厚な旨みにより、ただのホタテフライ丼ではなかった。メチャ美味い。さすがホタテが名産の猿払。

しかし、これ食べたらなおさら帰りたくなくなってきたな〜。やっぱり北海道は最高。

 

 

 

 

 

ますますセンチメンタルな気分になったところで、再び猿払川中流域にエントリー。時刻は14時30分。実質最終日の今日もいよいよラスト2時間ほど。相変わらず風は吹かないけど、夕マズメパワーに期待してキャスト再開。

 

この時間、結構カレントが効いて軽いルアーでは何やってるかよくわからず、ここで今回の為に増備してきたシュガーミノーボトムトゥイッチャー85ESを初投入。カウントダウンしてからのトゥイッチで探っていたら「グッ」と重み!バイト?しかしそこからウンともスンとも言わず、根がかり…。いい値段するのに、わずか数投でロスト(T_T)

 

 

 

 

 

色違いでもう1個買ってあったアカキンを投入し、今度は沈めずに表層〜中層狙い。しかしバイトは無いまま時刻は16時30分。辺りは薄暗くなってきた。今日はここまでか。

 

色々あった今回の遠征、まあでも昨日小さいながらも釣れてくれて本当に良かった。次来る時は、メーターオーバーとは言わないけどメーター級釣って怪物を抱える写真を撮る、と妄想をしつつ、あと3投して今回の遠征は終わりにしようか。

 

 

 

そしてラストの3投目。流心に投げてただ巻してきたシュガーミノーに突然「ドウン」という衝撃!

 

何だ?

そしてそれに続いたのは水面に出現した波紋。バイト?マジか?最後の最後に奇跡が起きた!

 

そしてこれは昨日の1匹とは異なる重量感。さらに「グオングオン」というヘッドシェイクのストロークがビッグイトウであることを確信させる。「落ち着け落ち着け」と自分に言い聞かせるも、激しいヘッドシェイク。うわっこれどうしたらいいんだ?ただ耐えるだけで何もできない。こんなんでいいのか?焦りMAX。

 

 

 

次の瞬間、「フッ」と生命感は消え、無念のフックアウト〜。

 

 

 

うわーっ、マジか〜!そのまま河原の倒木に倒れ込む。

最後の最後に来た価千金のビッグバイト。自分はいつもラストで魚を掛けながらことごとくバラして終わる。ノーバイトのまま終わってくれた方がマシ。あ〜また今回も嫌な気分で終了(*_*)

 

 

 

 

 

せめて追い合わせくらい入れたかったけど、完全にテンパって何もできなかった。

そう言えばフックは朱鞠内湖仕様のシングルバーブレスのままだったか。フックのせいではなく自分が下手なだけだけど、やっぱりトレブルフック付けた方がいいかも。なにせ1日1チャンスあるかないかの世界だし。

 

傷心のまますっかり薄暗くなった猿払川を後にする。丸ボーズだったら明日も半日釣りする予定だったけど、昨日釣れたので、明日は宗谷岬を周って帰路に着くプランに変更していた。

しかしこんな終わり方したので、明日も少々悪あがきすることに決定。宗谷岬に到達したあと、再びここに来る。

 

途中、笠井旅館に寄りクマ鈴を返却。

 

自分「ありがとうございました、おかげで無事に生還できました」

女将さん「今日はどうでした?」

自分「最後の最後に1匹掛けましたが、バラして終わりました」

女将さん「あ〜残念、サイズアップはまた来年ですね」

自分「はい、また来ます」

 

と言ってはみたものの、6月か10月に休みが取れるかどうか?今回は転職に伴う特殊な状況だったから長期で来れたけど。3連休があれば苦手な飛行機で来るか?

 

 

 

 

 

今日の宿は、猿払から約1時間、稚内空港近くにある「稚内声問温泉 ホテルめぐま」。笠井旅館が満室だったことと、明日の宗谷岬到達の為にこちらにした。

しかしチェックインして、部屋で荷物整理して凍りつく。ズボンのポケットに入れておいたはずの家のカギが無い!どこかで落とした。ヤバい〜。弱り目に祟り目。帰るまで使わないんだからクルマのコンソールにでも入れておけばいいものを。あ〜マヌケ。ますますテンションダダ下がり。

 

 

 

 

 

温泉入ってビール飲んでたら、数日前まで釣りしてた朱鞠内湖がテレビに出ていた。

あの最後の1匹を獲って、さらにカギを無くしてなければ、朱鞠内湖を見てここまでの思い出に浸れたはずだけど、残念ながらそのような心境ではなく、ヤケ酒と化して早々に就寝。

 

zzz…。

 

 

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2020 秋の釣り旅in道北⑨【イ... | トップ | 2020 秋の釣り旅in道北⑪【イ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。