Wander Life

癒しを求めた流浪の旅模様を綴ってます

秋の北陸ぶらり紀行2021①【取り残された大糸線を行く】

2021年11月29日 22時01分16秒 | 鉄道旅

2021年11月20日(土)〈1〉

 

 

 

 

 

11月23日(火)の祝日が出勤で22日(月)が振休となり、今日から三連休。

ということで、前から行きたかった富山県 魚津・氷見への北陸2泊3日旅に出発。

旅の始まりは塩尻駅。

おなじみ、そば処 桔梗さんで安曇野葉わさびそばを頂く。今日も安定の美味さ。

 

 

 

 

 

まずは「あずさ5号」で南小谷へ。そこから糸魚川行きに乗り継ぎ。

 

 

 

 

 

午前10時28分「あずさ5号」南小谷行き到着。

6号車に乗車すると、うおっ、混んでる!松本間近のこの時点でまだ乗車率60%くらいありそう。途中ほぼ満席の乗車があったと思われる。

乗客が戻ってきたのは喜ばしいけど、新型コロナ次の波は高確率で来ることが予想され、まだまだ気は抜けまない。

 

列車は2分ほど遅れて塩尻を発車。

 

 

 

 

 

10時38分、「まつもと〜まつもと〜」の到着放送と共に松本到着。多くの乗客が下車。後ろ3両切り離し。

乗車率30%ほどになり、列車は大糸線へ。

 

 

 

 

 

隣席の方も下車されて気兼ねなくトイレに行ける、ということで缶チューハイオープン。

車窓を眺めながらの一杯はたまらない( ´ー`)

 

 

 

 

 

本来なら車窓に北アルプスが広がるところだけど、曇り空で全く見えず。

紅葉も映えないし。

 

 

 

 

 

11時16分、信濃大町に到着。多くの乗客が下車。

立山黒部アルペンルートも終盤。まだ一度も行ったことがなく、来年は行きたいけど、果たして人混みに耐えられるかどうか?

 

 

 

 

 

信濃大町を出ると車内に仁科三湖の案内放送が流れ、まずは木崎湖。

せっかくの紅葉も天気が悪く映えず。

 

 

 

 

 

すごい数の鵜が列車通過に合わせ沖へエスケープ。

本当に最近どこ行っても鵜が多い。魚への影響も少なからずあるはず。

 

 

 

 

 

続いて中綱湖。

樹々がきれいに色付いてるけど、この曇り空が悔やまれる。

 

 

 

 

 

最後に青木湖。

湖面が鏡のように紅葉を映す。しかし天気が…。やはり紅葉鑑賞は晴天とセットがいい。

 

 

 

 

 

11時42分、白馬。ほとんどの乗客が下車。6号車は数人残るのみ。

しかし9両編成各車両数人の乗客が南小谷からの1両しかない糸魚川行きに集中して、糸魚川行きは混み混みとなるのが常。

 

 

 

 

 

信濃森上に運転停車。

天気が良ければ…と往生際悪くブツブツ。日頃の行いが悪いのか。まあ悪いけど。

 

 

 

 

 

車窓右側に姫川第二ダム。そういえば先週はあそこで写真撮ってたような。

ここはエメラルドグリーンの水が紅葉を引き立てていい感じ。

 

 

 

 

 

今日明日は晴れのつもりで来たのに、これはどこまで行っても曇りっぽい。

この辺りで観念(ー_ー)

 

 

 

 

 

姫川に沿って大きくカーブすると間もなく南小谷。

 

 

 

 

 

定刻11時59分、終点  南小谷到着。

各車両からの乗客が続々と跨線橋を渡り、2番線 糸魚川行きに乗り換える。

 

 

 

 

 

自分も2番線へ。

JR東日本の列車がJR西日本の列車を囲む珍しい駅。

 

 

 

 

 

ここからはJR西日本キハ120糸魚川行きに乗車。

1両しかない車内は既に満員御礼。なので、いつもの後方展望席(?)へ。

 

 

 

 

 

定刻12時7分、ここまで運んでくれた「あずさ」が佇む南小谷を発車。

 

 

 

 

 

ここからは非電化区間。

単行キハ120がエンジンを唸らせながらコトコト進んでいく。

 

 

 

国鉄分割民営化の際に、それまでの管轄を受け継いで、ここ南小谷で東日本と西日本に分かれたJR。

北陸新幹線が金沢まで開通し、北陸本線 直江津−金沢間はJRから経営分離され3セクに。

そしてこの大糸線 南小谷−糸魚川間は、JR西日本の謂わば「極東」にポツンと取り残された飛び地化。さぞかし維持管理効率が悪いのでは?と素人ながら考えてしまう。

その上乗客が少ないとなると廃線候補にあがってしまう訳で…。

 

 

 

 

 

民営化は良かったとして、このエリア分割が適正だったのか甚だ疑問。

東日本・東海・西日本の本州3社が潤う一方(今はコロナ禍で収益悪化)、北海道や四国は経営難が度々報道され、特に北海道は廃線ラッシュ。分割の枠組みに無理ありすぎでは?と思ってしまう。

この大糸線非電化区間も、先を見越して東日本管轄になってれば飛び地化なんてせずに済んだのに。

まあ素人が考えるほど簡単ではないんだろうけど。

 

でも見直されることは無く、今後もローカル線廃線危機は続く。

はあ( ´Д`)=3

 

 

 

 

 

北小谷駅の上に敷設された国道148号の新道。

大糸線と並行する国道148号はバンバン新道が建設され、時が止まったままのような大糸線と対照的。

 

北海道もそうだけど、高規格道路が次々誕生して地方部の鉄道は苦しくなるばかり。

鉄道・道路含めた、それこそどこかの方々が念仏のように唱えていた「総合的・俯瞰的観点」でのインフラ整備が求められると思うけど、利権が絡むのでそう簡単に変わらない。

結局、地方部の鉄道が主体的に生き残るには、五能線のように観光需要開拓しか道は無いのでは?と思えてくる。

 

 

 

 

 

長大な真那板山トンネルを抜けると、山の中腹に今日も白馬大仏がお目見え。

 

 

 

 

 

大糸線を見守るように鎮座する白馬大仏。

なんとか大糸線を守って下さいm(_ _)m

 

 

 

 

 

これだけの秘境絶景路線、観光列車を走らせればそれなりに賑わいを見せそうに思えるけど、JR東日本管轄であればその期待も持てたものの、JR西日本の飛び地となった現状ではそれも夢物語。

 

 

 

 

 

姫川の峡谷を抜け、糸魚川の平野が車窓に広がってきた頃、ようやく少し日が差してきた。

もっと早く差してほしかったけど。

 

 

 

 

 

旧北陸本線 えちごトキめき鉄道の線路が近付いてくると間もなく終点。

 

 

 

 

 

13時6分、終点 糸魚川到着。

 

毎度どうしても国鉄分割やインフラ整備に疑問を持ってしまう大糸線の旅。

とにかく存続してくれますように(-_-)

この後はえちごトキめき鉄道に乗り換えて日本海沿岸を西へ。

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする