2020年2月16日<1>
南伊豆の伊浜で迎える朝。午前6時30分起床。
外は天気予報通りあいにくの雨。しかも結構降っている。今日は釣りをする予定ながら、この雨でテンションダダ下がり。ひとまず朝風呂へ。
海が一望の展望風呂で貸し切り入浴タイム。最高。しかしこのどんよりとした空では海とのコントラストが出ず、本来の絶景にはほど遠い。それでも朝から40分コースで満喫。
部屋に戻り海を眺めていると雨がますます強くなってきた。あ~あ。この雨の中で釣りするのはちょっとためらうな。
とりあえず風呂上がりに朝ビール。あ~美味い。最近ちょくちょく飲む黒ビール。朝から飲む黒ビールはまた格別。
特にこのヅケが絶品。これだけでご飯3杯いけそうだけど、昨日の夕食の満腹感が残っており1杯でガマン。
朝食を食べ終えると早くもチェックアウト準備。今日は子浦で釣りをする予定だけど、伊浜からのバスは6時台が出ると次は13時台まで無し。しかし宿のご主人に、希望者は子浦9時16分発のバスに乗れるようクルマで送って頂けることになり、自分もそのクルマに乗せて頂く。
昨年初めて泊まって以来すっかりリピーターになり今年も来たけど、相変わらず美味しい海の幸にオーシャンビューの部屋とお風呂、本当にいい宿。来年も来たい。
ご主人の運転するクルマに乗せて頂き子浦に向かう。
マーガレットラインへ向かう山道からは伊浜港の眺め。晴れていれば本当にきれいな景色だけど、残念ながらこの雨模様でイマイチ。
マーガレットラインに入ると、なんと道路を歩く猿の姿。ご主人の話ではイノシシもよく出るとのこと。南伊豆の豊かな自然を物語る。熊が出るようだと大変。
釣りをしたい旨をお伝えしたところ、子浦港の釣り場までクルマを回して下さって感謝感激。
9時15分、子浦港でクルマを下車。ご主人にお礼を告げていざ堤防へ。
幸い雨は霧雨程度になっている。さっそく仕掛け準備。小潮ながらちょうど満潮のタイミング。
9時30分、初の子浦港でスタートフィッシング。エサは昨日下田で購入した青イソメ。胴付き仕掛けでまずは表層を探る。
しかし全くノーバイト。レンジを下げてボトム狙いにチェンジ。すると何かがコツコツとバイトしてくる。小さいのか一向に乗らず。堤防に岩が絡むこのポイント、カサゴでも釣れてくれたら最高なんだけど。
ややポイントを移動して仕掛けを投入すると、突然「グイン」と仕掛けがもっていかれた。ようやくヒット!あまり大きくはなく一気に抜き上げる。さあ、魚の正体は?
体調12cm程の魚、これはおそらくオオスジイシモチ。何はともあれ丸ボウズで帰ることにならずに済んだ。
堤防の下では猫が「魚くれ」と言わんばかりにニャンニャン。ワカサギとイワシ以外は基本キャッチアンドリリースする自分は猫の要望には応えず、さらなる成長を願ってリリース。そんなに大きくなる魚ではないけど。
その後もコツコツとバイトはあるものの全然乗らない。そして約1時間で青イソメを使い切る。残りの時間はダメモトでルアータイム。この小雨ローライトでデイゲームとは言えシーバスを期待してしまう。
しかしすぐにアクシデント!パックロッドの先端ガイドが180°向きが変わった状態でロックしてしまった。何故に?
ガイドの向きを直そうとしても完全にロックして全く動かないし、これでは収納もできない。このままでは釣りにならないので力ずくで強引に向きを変えようとしたところバキッ!
あ~あ、見事にロッド先端が折れて、10時45分無念の強制ストップフィッシング。まっ、雨も強くなってきたからちょうどよかったか、ってそんな訳ない。
しかしこの子浦港、水深もそこそこあり波も穏やか、さらに人が少なく景色もきれいでとてもいい場所。ぜひまた訪れたい。
あいにくの天気に加えてロッドが折れるアクシデント、もっと子浦港での釣りを満喫したかったけど、後ろ髪引かれる思いで帰路へ。