2016年9月22日
関西に来て約1ヶ月。22・23日は月に1回認められている帰省日。
21日の仕事終わりに新幹線で帰ると着くのは深夜だし、22日に出ると移動でほぼ1日終わるし、何とも中途半端。
そんな時はやっぱり夜行列車。寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」の上りは三ノ宮に停車してくれるのでこの恩恵にあずかることにし、21日の仕事を終えそのまま「サンライズ」に乗り東京へ向かいます。
日付が変わった午前0時、三ノ宮駅到着。駅周辺はまだ多くのサラリーマンが行き交います。
改札口に「サンライズ瀬戸・出雲」東京行きの案内が出ます。1ヶ月も離れると、「東京」という響きが懐かしく感じる。
1番線ホームへ。「サンライズ」は定刻運行されているようで一安心。指定券は1週間前にとったのですが、台風16号の動向によっては運休の可能性もあったのでヒヤヒヤでした。
「瀬戸」でも「出雲」でもどちらでもよかったのですが、今回とれたのは7号車の「出雲」シングル。
山陽電鉄の電車が通り過ぎます。そして0時11分頃、JR神戸線独特の入線メロディに続き「サンライズ」到着のアナウンス。
そしてついに「サンライズ」きたーっ!
今日もかっこいい「サンライズ」。三ノ宮からの乗客もそこそこいます。
ドアが開き7号車シングル2階に乗車。入線時に見た限り、8~14号車の「瀬戸」に個室の空室は見られません。サイバーステーションではノビノビ座席も満席でした。これは喜ばしい。
0時13分、三ノ宮を静かに定刻発車。7号車2階は自分が乗り満室となりました。
さっそくビール。しかし深夜なので控えめに1本だけ。
すぐに車掌さんの検札。しかしシングル2階がとれて良かった。三ノ宮や大阪からの乗車分は短距離枠発券制限がかかり、乗車日の1週間前にならないと購入できないようですので。
さらに今回のきっぷを発券してもらうのには、更なる障害が。
最初に行った窓口A。
自分「9月22日『サンライズ』三ノ宮から東京、禁煙シングルかソロでお願いします」
窓口A「少々お待ち下さい(時刻表片手に10分程マルス前で格闘)」
窓口A「すみません、満席です」
自分「21日分だとどうですか?」
窓口A「そちらも満席です」
とりあえずここで引き下がりましたが、22日は祝日だからともかく21日まで満席というのは失礼ながらちょっと怪しい。そこで別の窓口Bに行きました。するとAと同じ位時間はかかりましたが、
窓口B「シングルもソロも空きがあります」
自分「(おっ!)ではシングル2階でお願いします」
窓口B「お待たせしました、『サンライズ出雲』6号車シングル2階です」
自分「(6号車って確か喫煙車だったはず)禁煙車は空いてないですか?」
窓口B「お待ちください(マルス操作)7号車でおとりできました」
自分「あ~ありがとうございました」
噂には聞いていましたが、「サンライズ」の個室を発券できずに「満席です」と返答するパターンに初めて遭遇しました。発券できた窓口Bでも時間がかかった上に喫煙車が出てくるし、やはり慣れないと「サンライズ」の個室発券は難しいようです。
三ノ宮からだと始発駅発車時と日付が変わる為、そこも要注意。
まあともかく苦戦しながらも発券してくれた窓口Bに感謝。しかも海側とってくれたし。
0時30分頃、大阪に停車。
大阪を出ると雲の隙間に半月が見え隠れします。ビール飲みながら見るお月様。やっぱり寝台列車はいいなぁ。出張帰りは毎月「サンライズ」で決まり。会社経費で寝台料金は出ないのでシングルの分だけ自腹ですが、それでも「サンライズ」。
ずーっと夜景を眺めていましたが、京都を通過した辺りで睡魔に襲われて就寝。
停車中にふと目が覚める。時刻は5時。ここは静岡。あれ、遅れてる。ホームの発車案内は「おくれ約15分」だけど、すでに20分程遅れている。何があったかはわかりません。この先を心配しつつも、睡魔に負けて再度就寝。
丹那トンネル通過中に再起床。乗務員交代の熱海も速攻発車して遅れはだいぶ解消されてます。
雨が降る中、相模湾が見えてきました。
やっぱり上りのシングル2階海側は最高。
6時48分、横浜に到着。まだちょっと遅れてる。そのせいか、ここも速攻発車。
雨に霞む品川ビル群。久々に見る東京の景色。いつも「サンライズ」でこの辺りに来ると現実復帰感が増してブルーになるけど、今日はちょっと嬉しい不思議な感覚。
7時8分、無事遅れを回復し東京定刻到着。「サンライズ」の快適な7時間はあっと言う間に終了。ホームに降りると「寒い!」。関西と全然違う。雨のせい?それにしても寒い。
そして駅名票には駅番号が付けられています。そう言えばオリンピックに向けて駅番号付けるとニュースで見た気がする。
初の「出張帰りにサンライズ」。これは毎月お世話になりそう。