ロシアのウクライナ侵攻以来、
防衛費増額の大幅な増額は当然と言う風潮があります。
中には、「NATO並みの防衛力」と言っております。
確かに、日本のGDPに比較した防衛費は、
NATOよりも、低いです。
でも、「NATO並みの防衛力」は大間違いです。
なぜなら日本は、ヨーロッパと違って、
周囲を海という、頑強な防衛ラインで囲まれています。
またロシア軍は相当疲弊しています。
ウクライナ侵攻で「外国領土の侵攻は、懲りているはず」です。
またチャイナ軍も日中貿易が非常に盛んで、
しかも「在日チャイナ人」がこれほどたくさんいて、
さらには日米安保条約があるので、
日本を攻撃するのは非常に考えづらいです。
北朝鮮も、しかり。
一発でも北朝鮮のミサイルが、
日本の陸地の国土内に落ちたら、
金正恩の命はないでしょう。
つまりウクライナ侵攻後、逆に、
ますます「外国軍の侵略の可能性は小さくなった」
と言うべきでしょう。
もちろん遠い将来を考えると、
漸増の防衛費増額はあってもいいですが、
今すぐは、間違いです。
ましてインフレなのですから、
防衛費の大幅増額は、税金の増額と結びつき、
その意味でも、
無暗な防衛費増額は大反対です。