フジの笑っていいとも、ついに終了することになった。
来年2014年の3月いっぱいということだ。
1982年10月4日から始まり、
延べ32年続いたことになる。
すごいことだ。
最近はめったに見ないが、
昔はよく見た。
タモリはやっぱり天才だ。
彼は今、世界中で起きていることがわかっているようだ。
(俺はテレパシー能力があるので、それがわかる)
正直、俺は、タモリが60歳のとき、終わると思っていた。
でも、それからもがんばった。
68まで続いた。
これ、すごいって思う。
お笑いタレントには、いい見本を示したと思う。
タモリが長年で続けた理由のひとつは、
逆にものすごい失敗もしているからだろう。
「ひどい二日酔い」のまま、出演したことも、何度かあった。
客に向かって、「おまえら、全員、犯してやる」などのセクハラ発言もあった。
番組に子供が出てくると、いじめたりした。
親鸞聖人を「インラン上人」などと、揶揄したこともあった。
「肛門が痛くなければ」、オカマになってもいい・・・と発言した。
永六輔を木材にたとえて、伐採したりもした。
レギュラー出演者に「2年で潰してやる」などと言ったりもした。
逆にレギュラー出演者に「丸投げ」して任せ、手抜きすることもあった。
彼は案外、小心者だ。
だから、出演中、赤くなったり、
大汗をかくことも、しばしばだった。
そんなとき、横沢に叱られたが、でも彼は福岡出身なので、
バランス感覚がすごかった。
彼の言うことはウソに満ちていたが、面白かった。
「面白ければいい!」・・・で乗り切った。
また彼は健康に気を遣っていたことも、大きなことだ。
酒を飲むときは必ず「梅干」を食べた。
家では、「密室」があり、ここで、ネタの練習を完全に仕上げ、
そのあと、番組で試した。
そういう意味では、シャボン玉ホリデー的な古典芸人だった。
彼の生い立ちは、他人とはかなり違う。
父親は元、南満州鉄道の機関士であった。
タモリが中国語を話すのは、両親の経験が影響している。
母親は、幼少の頃に両親が離婚してため、母親の実感や記憶がない。
そこで母親を自分の中に作るために、
料理なども、勉強することになったのだろう。
(このあたりは俺も同様だ)
タモリの料理は、祖母に習っているが、俺は独学だ。
黒のサングラスは、
小学3年生の時に顔面を損傷する事故を負い、右目を失明した。
そのために使用している。
福岡市立高宮中学校、福岡県立筑紫丘高等学校と卒業した。
彼の趣味は多彩で、トランペット、アマチュア無線、合気道なのがある(腕前は二段)。
なお、アマチュア無線で、中国や韓国のラジオ放送を聴いたことが、
後の「デタラメ中国語や韓国語」につながった。
1965年に早稲田大学第二文学部哲学科へ入学。
しかし、音楽に夢中になり、学校には行かず、
「首席中退」している。
その後は福岡県に帰り、
保険外交員、喫茶店従業員、ボウリング場支配人などをした。
そのころ、「デタラメ中国語や韓国語」が、
ジャズピアニスト・山下洋輔の目に留まり、
また赤塚不二夫に絶賛され、
30歳で芸能界へと転進することとなる。
上京後は、赤塚のマンションに住んでいた。
(赤塚も、満州出身だ)
その後、「面白い芸能人」として大ブレークすることになった。
彼の人生は、母親の影響が大きかった・・・と、俺は、勝手にそう思っている。
彼女は、三度結婚し、それぞれ二人ずつの子供を設けた。
そういう経験をした子供は、母親が恋しい。
母親を忘れるためにも、人生とは何かを考え、
青年になると、哲学を学びたくなるんだろう。
また父親が別の「半兄弟」への興味から、
モノマネが得意なんだろう。
(同じ境遇の俺も同様だ。モノマネが得意だ)
ちなみに、笑っていいともが長続きした理由のひとつとして、
「吉本」など若手芸人などの、「出世コースだった」ことも上げられる。
また、常に、そのときの「伸び盛りの芸人」や「話題の有名人」をレギュラー出演させた。
それから、どんな企画でも、つまらなければ、1回でも終わらせた。
そういうところが、すごく斬新だった。
タモリンピックで、月~金のレギュラー出演を競わせたところも、
プラスの効果があった。
第一回のゲストは桜田淳子だ。
これもいい!
(読者にはわかるまいが)
一番最初は何か?・・・これは重要なことだ。
ちなみに第一回のゲストが原田大二郎の番組は、
すぐに終わるというジンクスがある。
日本の皇室も、一代目が神武天皇だから、
長く続いているのだろう。
なにしろ「神」なのだから。
タモリよ!
日本人を幸福にさせてくれて、ありがとう!
あんたのことは、これからも、
一生、忘れないだろう。
タモリの生い立ちは俺に似ているが、
もうひとつ似ていることがある。
タモリは、今夜は最高!
大地一人は、今日も最高!
(そうそう、動物ウォッチングも似ているな。
俺もイグアナが大好きなんだ。動物はみんな、かわいいぜ!
正直俺は、人間より、動物の方が好きだ)