閑散広場の立て札

ゲームとか漫画とかについて書く、というブログであったはずですがさて・・・

時は来たれり

2016年04月17日 18時37分09秒 | ゲームいろいろ
唐突ですが前段階として、最近(つっても数ヶ月前)レトロフリークを購入しまして。
でファミコンスーファミPCエンジンメガドラあたりのソフトを300と数十本ほどダウンロードしまして、色々遊んでたんですが、いやあこれがレゲーが捗ること捗ることw

買ったまま一度も電源入れてなかったアイドル八犬伝やったり、FFⅢで忍者賢者封印なるべくマイナージョブ活用プレイをやったり。
あと昔わんぱくこぞう(懐かしい)で千何百円で購入したゲームが今物凄い値段で取引されてることを知ったり……なんでもかんでも興味引いたもの購入してた当時の自分GJとか思ったり。

そんな中、なんか妙に惹かれ直したのがPCエンジンのソフト群だったりします。いやなんか好きなんですよねPCエンジン。ファミコンと同じ8ビット機でありながら、16ビットのスーファミやメガドラと真っ向から渡り合ったポテンシャルの高さとか、異常なまでに発売された周辺機器の多さや本体そのもののバリエーションの多さとかw
ハードの歴史的なものを読み解いていて一番面白いのは、戦略が後先全然考えずブレまくりだけど異常なバイタリティを発揮していたPCエンジンだと思う。

実はレトロフリークの購入の決め手になったのは、PCエンジンのソフト(Huカードのみだけど)にも対応してるから、でして。PCエンジンてこの手の他社製エミュレータで仲間ハズレにされることが多いんですよねえ。
レトロフリークのことを最初に知った時も、またくだらないパチモン機か……、ぐらいにしか思わなかったんだけど、PCエンジンのソフトをHDMI画質で表示できる! と聞いた時、あこりゃ買うしかねえと思いました。PCエンジンて結局、実機だとAV端子でしか出力できないから……。

で、次の段階として、Huカードのゲームだけじゃやっぱり、PCエンジンの本領とも言うべきCDロムロムのゲームが遊べないわけで、つーわけで奥底にしまいこんでたDUO-RXを引っ張り出し(無印DUOは残念ながらなんか調子悪い…)CDロムロムやSCDのゲームも久々に遊んでみたりすると、あーこのレトロなドット絵で構成されたビジュアルシーンが懐かしいw これでも90年代前半ぐらいに見た時はめっちゃくちゃ衝撃的だったもんですよ。動いてるぅー喋ってるぅー! て。

で、そーやってPCエンジン式ビジュアルシーンの世界に浸っていると、最終段階、今までチラリと思いこそすれ実行には移さなかった(つか必要に感じなかった)ことを実際にやってみようかという気になりまして。

すなわちそれは、『PC-FXを購入する』ということでさ!

いやほんと、これだ!と思うゲームが全然出なかったんだものさ。ゼロイガーくらいかねえ、シューティング好きとしては、おっ、と思ったのは。
ゼロイガーが運よく手に入りでもしたら本体も、と思ってたんだけどまあ手に入らんし……w

同世代のプレステもサターンも、64もバーチャルボーイ(笑)も、ネオジオCDもCDZも、次の世代以降のDCもPS2もPS3もPS4もGCもWiiも360も持ってるけど、これだけは持ってなかったFX。

ついに降臨!!!


ああ、買ってしまった。買った瞬間からなんだけど、どうしようかもうw


購入したお店のレトロゲームコーナーに、何年も前から置いてあったのは知ってました。いやもうほんとに何年も前から……(5~6年はカタイ?)まーみんなスルーだったんだろなあ、自分もそうだったし…。
ロンチタイトルだったバトルヒートも一緒に購入。


出してみるとだいぶ、悲しいぐらい日焼けした本体が出てきましたw まあこれはちゃんと前のオーナーさんに実働してもらって愛されてた証拠でしょう。


なんせ国内出荷台数40万台ほどという本機。PSが2000万台とかでSSも580万台ぐらい、任天堂敗北の象徴だった64ですら500万台越えてんだから、40万台ってもう、なあ……w
ゆえに今後希少価値が出て来るかもしれない。出てきませんかそうですか。

ただどうもFXって日焼けしやすいらしく(?)アマゾン等で出品されてる本体の状態などを見ると、まず間違いなくどれも日焼け起こしてますな…。そーいえば同じNEC製で言うと、昔家にあったPC-88も、こんな具合の日焼け起こしてたなあと思い出しました。
本来はもっと青みがかった白で、透明感のある綺麗な色してるんだろうけど…。


で、ロンチタイトルであるバトルヒート、起動してみました。32ビット機発売直後、店頭でデイトナUSAとかリッジレーサーとか、3Dバリバリのゲームと並んでデモ画面が流されてたこのゲーム。すげえ流麗なアニメを見て「FXも結構すごいじゃん」て思ったりも実はしてました。


まあ買うつもりは全然湧かなかったですけどね…w にしても今見ても十分綺麗なOPアニメです。まあさすがに残像残すし解像度は低いしで、今の基準と完全に比べると見劣りしますが…。

いや実際OPアニメの完成度自体は素晴らしい。主題歌もなんか良いし(笑)絵柄は正直94年時点でもなんか古いなあって感じだったけど、動画枚数の多さと動きの洗練ぶりはもう観ていて単純に気持ちよいです。


肝心のゲーム部分がどうか、って? うん。
しょーもないですw
いや真面目にやったわけではないんだけど、これ結局相手の駆け引きとか無しにとにかくボタン押すだけなんじゃ……。


たださすが動画再生に力を入れてたFX。まあ当時の多くのユーザーにとってそんなもんどーでも良かったわけですが(;;)いやハイクオリティな動画が次々ノータイムで再生される様を見てると「いつ読み込んでんだ!?」とちょっと驚かされます。


ジャッコンジャッコンというシーク音は忙しく鳴ってるので、CDから読み込んでるのは間違いないものの、この速さは圧巻。同世代のPSやSSはもちろん、次世代のDCやPS2ですらこの読み込み速度には追いついていないのでは?PS3ぐらいになると(自分がその頃のゲームあんまりやってないのもあって)ちょっとわからんですが。

ムービーシーンとなると画面が暗転して読み込み入って、ムービー終わると再度暗転して読み込んでからゲーム再開、というのが普通だと思ってましたが、FXなら暗転無しにゲーム中ノータイムでムービーに入って終了と同時にゲーム再開、という他機種では不可能だった芸当が可能になってる。
凄いじゃん。凄い、んだけども……w やっぱ3Dポリゴン一切使えなかったのは痛すぎるわなあ。価格も当初の47800円のままで値引き一切無しでは……PSやSSは最終的に20000円とかまで行ってたのに比べると…。

まあありきたりですが、負けるべくして負けたハード、ということなのでしょう。

だけど自分にとっては完全に未知の領域なので、今好奇心が結構バリバリ湧いてしまっております。最近はゲームに対する熱意も薄れて、買ったはいいけどパッケージを開けもせず放置、なんてことが多々あったりするんですが、FXは巨大な本体の場所確保に接続という、めんどくさいことを楽々突破して買ってその日のうちに遊んでましたから(まあ遊んだ、と言えるのかどうか…w)

どうも魅力の低かったFXのソフトですが、改めてFXの全タイトル(全62タイトル、って少なっ!)のレビュー等見ていると、ほほう?と思うゲームも幾つかあるので、それらを遊ぶために、ゲームショップの片隅で隠居してたFX君にはしばらく第一線に復帰してもらいたいと思います。

とりあえずゼロイガーと、評価の高いニルゲンツは遊んでみたいな……。


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