閑散広場の立て札

ゲームとか漫画とかについて書く、というブログであったはずですがさて・・・

イカ娘10巻とファンブックの感想

2011年10月09日 03時00分57秒 | チャンピオン
出たからには買わなければいけない。イカ娘の10巻とファンブックを買ってきました。

うん、どっちもいい表紙。しかしまあついに2桁とは感慨深いね~。


勢ぞろい。チャンピオンの慣例としてこの手の漫画は大抵5巻までしか続かなかったから、イカ娘もそれぐらいで終わるもの、と思ってたのも遥か昔。どうしてどうして、連載200回越え&2桁巻なんて大したもんじゃなイカ!


横に並べてみるのもなかなか^^; イカ墨吐いてるのだけやたら目立つなーw

しかしまあ良かった良かった。こんなに長く楽しませてもらえる漫画になるとは思ってなかった。10巻まで出てほんとに良かった良かっ……


たっ!?

どうしてこうなった。

ほんとどうしてこうなったんだよおいw
いや保存用とか特典狙いとか、新しい帯が出た時とかに買ってたらこんなことに……。

まあ自然現象ですね、感想いきましょう。


まず10巻ですが、こりゃいいね。傑作回の呼び声高い、催眠術回、貯金箱回、枕回、などイカ娘の魅力が溢れる話が多数収録されていて、加えて触手引っ込めたショートイカ娘(別名おばさんカット…w)、たけるの担任の愛子先生久々の登場、早苗と清美の絡み等、新鮮な要素も色々入ってる。

あとそう、ついに登場人物紹介がリニューアルされましたw 清美の扱いの大きさにおののく……w
今まで登場人物紹介が載っていた折り返しの部分にはおまけ4コマが載っています。この4コマも良かったです。さあどんな4コマか内容を知りたければ早速買いに行くんだw

ただ残念なのはこれまでずっとコミックス版のおまけの定番として描かれてきた、夏とは違う季節でのイカ娘の生態を描いた「イカ娘in○月」が無かったこと。まあ登場人物紹介の描き直しとその他諸々のカラーなどで忙しかっただろうからなあ。

とにかく収録エピソードはどれもしっかりしていて、イカ娘の可愛さもバッチリ出ていて、10巻という節目に相応しい内容ではないでしょうか。ここに来てさらに完成度を上げてくるとは、安部先生、やりおるw

いや実際、かなり大したもんだと思う。長編エピソードや前後編などに頼ることなく1話完結で、設定や舞台を大袈裟に広げることもなく毎回身の回りの日常劇で、しかも季節は夏限定。これで連載200回を越えるって、生半なことで出来るわけではないと思う。十分漫画史的に見ても傑出した漫画といって良いのではないかと。藤子不二雄式SF漫画の正統後継、などと称される理由もわからんでもない。

ただそこまでの漫画になっておきながら、たまに全くオチてない話が混ざったりするのがなんというかまあイカ娘らしいというかw なんかもうそういうのも含めて魅力になってしまったなあ。

で、さて、もう一つの期待の星、公式ファンブックでありますが。
あ、えっと……あれえ?w

いや、未収録カラー絵が収録されたのは凄く嬉しい。特に2008年代の今とはちょっとタッチの違う絵は、今見ると懐かしくも貴重だし、なにより連載1回目のカラー扉に使われた、記念すべき最初のカラー絵が収録されたのは大きい!
今とはだいぶ違うんだけどそれはそれで良しというか十分可愛いし。その後使いまわされることが殆ど無かった絵だったので、こうしてやっとコミックス大の大きさで見れるようになったのは、それだけでもファンブックを買う価値を生んでると言ってもいい、と思う。

自分の個人的な願いだった過去にポスターに使用された絵や、見開きカラーの絵なども収録されてて資料的な価値も高いと思う。ただ残念なのは1カラー1ページではなく、縮小されて1ページに3~4カットが同時掲載されてたりする部分。うーんもっと大盤振る舞いでも良かったんでは……と言うか、多分これでもまだ全部、じゃないよね……? ちょっと照らし合わせてみなきゃわからないけど、当然ごく最近のカラー絵なんかは収録されてないわけで、まあもうこればっかりは連載終了後に、完全版カラーイラスト集でも出してもらうしかないかなあw

て、いうか、その。
ぶっちゃけ、ミニイカ娘のフィルムコミックが要らなかったんじゃないか……と思うw
どう動いたのか解りにくい部分も多かったし、DVDに収録されたおまけアニメはまだしも、普通にテレビでやった飼わなイカ?を再度収録する意味はあんまり無いんじゃなイカ?って気がするんだが……。

ていうかここに使ったカラーページをカラーイラストを載せるページに使えよとw ここを削ってでも1ページ1イラストで載せてくれたほうが、個人的には嬉しかったなあ。

で、あとの白黒の各キャラ紹介もちょっとその。
いや、紹介する順番はまあ間違ってはいない。順繰りにいって……→清美→磯崎→梢と行くまでは全然構わない。
でも、な、なんで、最後の紹介が、りさ→高瀬はるみ、なの!?w いや、どっちもわざわざ紹介するようなキャラか!? ていうかどっちもはっきり言って「知らんがな!!」と言われるようなキャラだと思うよ!?w

しかもそれでいて由佳や知美の紹介が無いってんだから……。この2キャラのスペースを由佳と知美でよかったでしょうに!
高瀬はるみを持ってくるぐらいなら愛子先生とかを持ってくるべきでしょうそこは……(ていうか愛子先生も苗字が斉藤、なのね。渚も斉藤で、斉藤渚、斉藤愛子と斉藤がダブルで居るんだけど……。失念?それとも意図的?)
りさも、まだそこは駐禁君持ってくるほうが納得感あるかな~?

あと、どうもあんまりいい紙使ってないのか? 綺麗に転載出来てない場面が多々ある……。特にスクリーントーン部分が場合によっては全然出ておらず、イカ娘の触手が真っ白になってる場面が本当に多い。
致命的なのは、日焼けして『服が』黒くなったシーン。

いや、黒くなってない!!w なんか違うって何も変わってないよ栄子!!w

全体的に黒くくすんでたり、ページの内側の暗がりがモロに出てるのもある。なんか、もーちょっと丁寧な仕事してくれても良かったんじゃないかい? ここらでいっちょ儲けてやろうって算段なんだろうけど、わざわざこんなもの買おうなんて人種は大抵コアな人間なんだから、こういうとこで手を抜いてると結構叩かれまっせ?

まあファンアイテムの1つってわけで、秋田書店がこういうものを出してきただけでも超異例なことなんだけどね。これで他の作品でもこういったことをやってくれたらいいんだけど。

まあもういいよもうなんでもいいw ファンブックが出ただけでも嬉しいw ああもう自分みたいなファンが作品をダメにしていくのかな……。

とにかく秋のイカ祭りはまだ始まったばかりです。ひょっとしてまたアニメ期間中に11巻を出してくるなんて荒業やったりするかもしれないし、このお祭りを楽しませてもらいますぜ!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする