アイリス あいりす 

社会問題 日々雑感 家庭料理 健康管理

福井地裁の樋口裁判長 ありがとうございます<1379>

2015-04-17 20:06:50 | 社会問題 日々雑感
日刊ゲンダイより転載しました。
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/159107/2

「関電は原発から撤退せよ」――。16日市民団体が関西電力本店前で怒りのシュプレヒコールを上げた。福井地裁が下した高浜原発3、4号機の再稼働差し止めの仮処分決定で、“反原発”は俄然、勢いづいている。関電は、地裁への異議申し立て準備を進めるなど大慌てだが、仮処分を覆すのは容易ではない。

「福井地裁は(再稼働の可否を決める)原子力規制委の新基準を『ズサンで無効』と判断した。覆すには、判決内容のひとつひとつに具体的に反論する必要があるが、恐らくできないと思う」

 差し止め訴訟の弁護団共同代表の河合弘之弁護士は、自信タップリにこう言った。そもそも、この画期的な判決が出るのは時間の問題だった。勝因のひとつは、弁護団の用意周到な戦略だ。

 河合弁護士や海渡雄一弁護士はまず、「日本と原発」というドキュメンタリー映画を作成。裁判官とはいえ、原発についてはシロウト。そこで、原発の問題点を裁判官に分かりやすく説明するために有識者にインタビューし、まとめたのだ。いま、全国で原発の差し止め訴訟が起きているが、この映画が裁判所に提出されていて、「伊方原発」運転差し止め訴訟の松山地裁では“異例”の法廷上映会も開かれた。

次に弁護団が着目したのは、昨年5月に大飯原発3、4号機の差し止め訴訟で、運転停止を命じた樋口英明裁判長(62)だ。樋口裁判長なら原発の問題点を熟知していると判断し、樋口裁判長のいる福井地裁に提訴したのである。焦った関電は激しく抵抗。“禁じ手”を放ったが、その行為が樋口裁判長の怒りを買ったという。

「樋口裁判長が4月に名古屋家裁に異動することを知った関電は『裁判官忌避』という手段で判決の引き延ばしを図った。裁判長が異動すれば判決も変わると読んだわけです。しかし、これはめったに使われない禁じ手です。なぜなら、裁判長に『失格』の烙印を押す行為だからです。それを関電側は平気で仕掛けてきた。怒った樋口裁判長は『異動するが、この訴訟だけは俺がやる』と職務代行の手続きを取り、仮処分の決定を出したのです」(司法ジャーナリスト)

 樋口裁判長のような「良心と気概」を持った裁判官が増えてほしいものである。

~~~~~~~~~~~~~~~
◆ 樋口裁判長は、国民の敬愛に値する人です。
このような、素晴らしい裁判長がいてくれたことに、大きな希望を持てます。
それに引き替え、関電の汚いこと。何がなんでも、再稼働したかったのですね。そこには弁護士の努力もあり、本当に国民の事を考えてくれた人達が、いてくれたのです。こういう事を日刊ゲンダイが記事にしてくれて、本当にありがとうございます。今ではどこも国民目線の報道が皆無です。

この記事をみて、裏返せば、裁判長も関電がいいように出来る人種がいるっていうことでしょうか?信じたくはないですが、あり得るとも思いますよね。

私の危惧していることは、実は陪審員制度です。あれは本当に正しい人選が行われているのか
ちょっと疑問です。今は正しくても将来にも、そのような工作がされないとも、限りません。
何でもありの、カルト自民党なら、出来ると思いませんか?


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日本人の能力と知性の不足が... | トップ | 【1214不正選挙】死角観覧席... »
最新の画像もっと見る

社会問題 日々雑感」カテゴリの最新記事