犠牲的精神について
私たちの地球において、誰かの犠牲になることは常に起こっていました。
例えば、子供を育てる母親は現実的に、自分の時間を子育てのために犠牲にしてきました。しかしその犠牲は、別の豊かさを
私たちに教えてくれています。多くの母親は自分を犠牲にしているとは考えることはなく、幸せな子育ての時間を持つ事になります。
子育ては長く掛かるものですから、子供が自立できるまで母親のそうした姿勢は続いていきます。
銀河のメッセージから「犠牲になっていると思われたら、そこから離れましょう」とあります。
そしてそれは物理的にほんの少しでも離れることを意味し、精神的にはその内容について遮断してしまっていいのです。
誰かに支配されていると感じている場合、自分の良心に痛みが来ます。最初はもやもやとはっきりしないものかもしれません。犠牲になっているということを、自分の心が認知できるようになるまでは、こうしたことが起こってきます。
そして犠牲になっていることの認識が出来るようになると、行動に移す事が出来ます。
銀河のメッセージでは、嫌いな相手がいたとしても、その相手に対して何かをしましょうということは決してありません。
他者に対して、いつも愛をもって行動をすることが適切にできるように導かれていきます。
そういったところで、私はふと思ったのです。犠牲にならないで、でも相手に対しては、何かを投げつけることはないのですから、そこで犠牲になってしまうのではないでしょうか?
結局のところ、そこから脱することは、自分の体制を変えるだけですので、相手はそれをすぐにわかるわけもありません。
ところが、銀河のメッセージのその素晴らしいことは、私がその矛盾を感じながらも、自分の出来ることを導きの通りにすこしづつ歩んでくるうちに、嫌いな相手にも、徐々に変化が起きてくるのです。
これが宇宙の法則なのです。
自分が嫌いな相手のことを、意識の中で回転させている限り、それは解決する方法ではないと教えられたのです。
一見すると銀河のメッセージには私たちには犠牲になるな、と言いながらも、現実には犠牲を強いる相手がそのままいる、と言った紛らわしさを感じるものでした。けれども、とにかくやって見る事にしたところ、形成は後日変わってきました。まずは自分から犠牲になる必要はなく、「NO」を言えるようになること、何が犠牲になっているのか、どうして犠牲になっているのか、自分の心をじっくりと観察してきました。
自分の心の在り方を導かれて、多少の理解不能を感じながらも、歩みを進めてくるとやがてその意味もわかるようになります。ですから、銀河のメッセージを読んですぐに理解できなくても歩みを進め実践していくと、やがて理解でき、確信へと繋がっていきます。
私たちはマインドでの理解が先に来ていると思います。でもやり方はそれだけではないと思いました。
歩きだしてみるとやがてそれがわかるようになるからです。
「ああ、そういうことだったのね。」と理解をスキルアップする日がやってきます。
宇宙の法則は、読んでも読んでもそのところは、私のマインドでは理解できませんでしたが、心配する必要もなかったのです。
3次元世界はもうすぐ終わりとなり、私たちは新しい時代を迎えようとしています。それは精神的な進化への道となります。
(アイリス)