大阪の皆さん

　先日用事があって、大阪に行きました。　伊丹空港から、　モノレール、阪急電車と乗り継いで、梅田に出ました。　阪急電車内に、乗ったとたん大阪弁があちこちから、聞こえてきて、大阪にいるんだなあと、実感しました。大阪の電車内は、楽しい。高校生が友達とわいわい、おしゃべりするのはどこも一緒ですが、　あっちでもこっちでも、みんなおしゃべりしています。　特別のことではないみたいに、自然体で、ゆったりしているように、感じられます。　梅田は、人であふれていました。　景気が悪いと、いわれていても、歩いている人は、東京の人とくらべると、明るく見えました。
　次の朝、ホテルを出て、歩いていると、難波おこしの店を見つけ、ひとつ買い求めました。　ほかにお客がいないので、おかみさんに、若い頃、阪急沿線に、住んでいたことを話して、　「大阪の人の表情が明るいですね。」　と言ったところ　、　「大阪の人は、このくらいの事、負けてたまるかと、いつも思っているのですよ。」　と、教えてくれました。　
　いつも胸に、モチベーションを持ち、おしゃべりをどこでもしている。　だから、　明るいのでしょう。　東京の人は一人が好きなのか、偶々なのか電車内でのおしゃべりは、ほとんど見受けない。行動そのものが一人なのでしょう。　寝ている人、本を読む人、イヤホンで何か聞いている人がほとんどです。私は、時々電車内で、隣の人に、話しかけるときがありますが、　みんないやな顔もせず、話に載ってきます。　きっかけがあれば、　東京の人だって、袖すり会うもーではないでしょうか。　
　人と話たからって、辛い事が解決するわけじゃない。　でも、大阪の皆さんの、元気で明るい顔が、きっと大阪をまた盛り返すに違いないと思えました。