日本人なら、この水戸黄門のドラマを知らない人はいない。
時代劇はいまでは、下火となっていますが、水戸のご老公様と
言ういい方も、子供のころから耳にしていたものです。
息子たちが中学生の時、家に帰るとすぐにこの再放送の水戸黄門を
見ていました。ほとんど毎日、おやつの時間です。
そうして大きくなって、その後は「相棒」が主流になり、毎回
欠かさず見ていました。
そうした長男がこういったのです。
「相棒も、水戸黄門と同じだな。日本人は好きだなあ。
1時間で解決するし、やってくれる人がいて、それを見ている
だけだ。」
なるほど、好きで見ていただけではなく、彼なりに思うところが
出てきたのですね。それからほどなく、ドラマは見なくなりました。
私もこの時は、まだ目覚めていませんでしたが、
この水戸黄門は、日本人のこころを閉じ込める作用があったと
今は思っています。
相棒も同じです。
なぜなら、解決する方法も時の権力が必要です。そういった人が
日本のどこかにいると、思わせることで、国民を静かにさせて置くことが
できるのですから。
自分たちがしなくても、誰か権力のあるものがいて、そういう人が
出てくることを、望んでいる、それだけの日本人ばかりです。
違いますか？
誰かがやってくれる、そう期待をするだけの日本人。
外から見ると、おとなしく整然としているように見えるのですが、
自分の知性を止められて、同じような考えを植え付けられて、
なおかつ、お上がお上がと言い続けるのが日本人です。
自分の出来ることは何かないかとか、
知恵を絞ることもないですし、
任せておけば安心だからと
前進することは、皆無です。
待てば、海路の日和あり。とばかりに、何もしないことが
一番いいと、安全だと思い込んでいるのです。
だから、日本人はずっと奴隷なんです。
もう目覚めた人はドラマなんて見ない。
AKBすら、嫌いです。
長男の不思議君が
「AKBはどうしてか、目がみな同じだな」
「お母さんの同級生がファンで、DVDも持っているみたいだよ」
「うそだろ、まじか？ ははは、それは不思議だな」
最近の若者は、それから自衛権の行使によって、
目覚めました。
政府の思惑と反対に、多くの若者が目覚めているのです。
自分の身にこれから降りかかる大変な事態ですから
当然ですよね。
