社会人学生の遅れてきた学習意欲

実質的には、旅行フォトブログです

中国江南紀行1日目―ロバート・キャンベルは仏国人

2010年11月16日 | 2010中国江南紀行




11/04 木曜日 中国1日目
滞在地:大阪→杭州(浙江省)





大阪市内から関西空港に行く特急列車には、JR西日本のはるかと南海電鉄のラピートの2つがあります。JRの特急券が1,000円以上するのに対して、南海の特急券はわずか500円で済むので、地元私鉄を応援する意味でもラピートに乗りました。





チェックインを済ませてビジネスクラスラウンジに来ました。ちょっとお高めのふかふかのソファーが気に入りました。ビジネス利用客のためネット環境や複合機、各種雑誌類が揃っています。





エスプレッソマシーンにオニオンスープ。煎茶・紅茶などのティーバッグやジュースなどのドリンク類の他に、パンやおにぎりも置いてありました。ボクはおにぎりを2ついただきました。





ワインや焼酎などの各種アルコールも取り揃えてあります。今回実際にラウンジに来てみて、そんなに有り難がるほどのことでもないなぁと思いました。暴れ回るうるさいガキがおらず、静寂に包まれているのはポイント高いんですけども。





10:10
杭州行きNH951便の優先搭乗コールがかかりました。普段のエコノミーでは搭乗開始してもゲートが閉まるギリギリまで待合所の椅子に座って人の流れを待ち、それが落ち着いてから搭乗する身としてはそんなに有り難いもんでもなかったです。

CAが上着をかけてくれたり上に荷物を入れてくれたり、毛布や新聞・雑誌を持って来てくれたりとサービスは至れり尽くせりで恐縮するほどです。何よりも特筆すべきは前のシートとの間が広い!短い足をめいっぱい伸ばしても前に届きません。





岡山近辺の上空にさしかかった頃、隣のロバート・キャンベルみたいな外人が外を気にしてソワソワしだし、ボクに"HIROSHIMA?"と聞いてきました。広島あたりまで来た頃にあれが広島だよと教えてあげました。





ウェルカムドリンクのオーダーを取りにこられたので「スパークリングワインありますか?」と聞けば「シャンパンになります、ふふ」とのこと。他意はないのだと思いますが、タダで乗っている引け目からか「バカにされているのかも」と不安になります。
(※当然ですがANAのCAはちゃんとした人です。上はボクの被害妄想です)

ちなみにこちらのシャンパンはドラピエです。小瓶まるごと供されるんですねぇ、へぇ~でした。味の方は上品で申し分なく、あっという間に胃袋の中に消えて行きました。





前菜と口取り…蟹の押し寿司、海老、鮭の西京焼き、チェダーチーズ
メインディッシュ…アルザス風若鶏とベーコンのブレゼにサワークラウトを添えて
小鉢…きのこのサラダをバルサミコヴィネガー風味で
味噌汁、もなか

シャンパンを頼んだのを覚えててくれたみたいで「メインがチキンですので白ワインなどはいかがでしょうか?」とオファー。えぇ、逆らいません、御意。この白ワインはロデというものらしいです。これもおいしかったなぁ。

食後にあったかいお茶のサービスがありまして、杭州名物の龍井茶を用意しててくれたのでそれをいただきました。後ほど杭州で飲んだ龍井茶とは色も香りも味も違っていたので相当上質な龍井茶なんだと思います。





杭州湾海上大橋の上に来たところで、だんだん隣のロバート・キャンベル似の外人とも打ち解けてきて身の上話をしました。彼は仕事としてお茶の買い付けに日本に来て、その足で今度は雲南省に行き、プーアル茶の買い付けに行くんだと行ってました。雲南省のお茶の木は日本と違っててバカみたいにデカいんだよ~などと言ってました。

着ている服もさることながら語り口がお上品なので「英国の方ですか?」と訊いたところ「フランスです。あなたがさっき召し上がってたワインの国です」との答え。よりによってフランスと仲の悪い英国人と間違えるだなんて大失態です。当の本人は全然気にしてなかったっぽいですが。それ以降、罪滅ぼしとして知ってる限りのフランス語で頑張りました。





12:30
時差が1時間あるので時計の針を1時間戻して時刻はちょうどお昼過ぎ。杭州・蕭山国際空港に到着しました。「中国人は愛想が悪い」と信じていたのに、最初の中国人である入国審査官が普通にフレンドリーで拍子抜けしてしまい、自分の中のシノフォビア(支那嫌い)に罅が入ったのをかすかに感じました。





杭州市内行きの空港バス、20元(=240円)。チケット売り場のおばちゃんは「バス乗り場はあっちだよ」と親切に教えてくれました。





40分ほどでバスは杭州駅に着きました。一見するとゴツそうなこの杭州駅の駅ビルですが、横から見ると意外なほどペッタンコで思わず笑ってしまうほどです。





杭州站。この「站」の字を見ると中華圏に来た実感が強くなってワクワクします。

(つづく)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿