社会人学生の遅れてきた学習意欲

実質的には、旅行フォトブログです

文法をスペイン語で

2007年05月26日 | スペイン語




授業内容がだんだんと本格的になりつつあり、恐ろしいことにややチンプンカンプンになってきました。スペイン語では「動詞+間接目的語」だけの文章が普通に存在するらしいのです。

Escribo a José.

「ホセに手紙を書く」という意味です。日本語に訳して考えると意味は通じるんですが、escribirが「手紙を書く」という意味の自動詞ならば目的語を取らないのでJoséは間接目的語ではありません。

この場合のescribirは他動詞として使われていて、目的語がJoséという特定の人物なので前置詞のaを取っているらしいのです。つまり、

S+V.T.+O.I.(主語+他動詞+間接目的語)

の構造の文章ということなんですって。英語じゃ「I gave to her」なんて文章は考えられません。スペイン語は英語と似ているようで似てない点が多くて英語式で考えてしまうと脳味噌が沸騰寸前になります。

最近、最も楽しみにしている授業の中の一つにスペイン語の会話の授業があります。先生はチリの人で母国では国語の先生をやっていたそうです。なので正しくない文法で話せばその都度指摘してくれるのでとてもありがたい先生です。

授業中に「質問ある?」って聞いてくれるのですが、先生は日本語がわからないのでスペイン語か英語で質問する必要があります。スペイン語はおろか英語もまともに出来ないのでこれは大変困った状況になりました。

と考えるのはやめて「明日があるさ」のフランス人上司赴任編のようにこれはチャンスだと考えるようにしています。スペイン語文法をスペイン語で覚えるいいチャンスだと。そこでジュンク堂に行ってスペイン語で書かれたスペイン語文法書を調達してきました。

これを紐解いていけばさきほどの間接目的語のみの文章の謎も分かるかも知れないし、授業中にスペイン語で質問できるのではないかと密かに期待しています。