つぶやき、遊び・仕事・日常

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考えてみればおもしろい慣用句

2022-03-31 06:36:12 | 日記
新聞のコラム欄で、こんなのをみつけた。
たしかに指摘されてみると、実際にはそういう状況はないのに、しっかりと意味が成立している。
そんな例をいくつか教えてくれた。

◆慣用句というものは言葉の可能性を拡げている
 なんとなくラーメンを食べたい気持ちになった時、「ラーメンの口になってきた」なんて言い方がある。
 実際には、ラーメンに合わせた口の形があるわけでもないのにだ。
 「開いた口が塞がらない」=そう話し終えたら口は塞がっていないのか。
 「口がすべる」=口の位置が変わるわけではないだろう。
 「口に合う」=実際に味覚を判断するのは舌だと思われるが。
 「口が堅い」=柔らかい口もあるのかな。
 「口が重い」=まさか顔から落ちるほど重くはないと思うが。
 口だけを見ても、実際の口の動きや働きとはまったく違うものだが、言葉として立派に機能している。
 
 頭だってそうだ。
 「頭を冷やす」=具体的にどうやって冷やすのか、アイスノンか。
 「頭が切れる」=本当に切れちゃったら大変だ。
 「頭が上がらない」=そうは言っても上げているように見えるが。
 「頭をひねる」=どうやって捻るのか、首ならばまだわかるが。

 →なるほどねぇ 指摘されてみるとたしかにおかしいですね。
  でも、ちゃんと意味は通じそうです、へんですね。