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発熱療法

2022-03-07 06:40:43 | 日記
今日のように新型コロナが猛威をふるう前のことなのだが、こんな民間療法があった。
風邪やインフルエンザに罹患すると熱が出る。
それは身体にとって苦痛なので、一般的には熱さましを服薬する。
だが解熱剤を服薬すると、治癒にかかる時間はかえって伸びてしまうそうだ。
なので、熱が出るに任せる、それはつらいことなのだが、結果早期に回復することが多いらしい。
そしてその民間療法には、こんな根拠があるそうだ。

◆梅毒はマラリアの高熱で退治された
 1927年オーストリアの医師ユリウス・ワーグナー・ヤウレックはノーベル賞を受けた。
 それは「発熱療法」で、何万人という人々の命を救ったからだ。
 まだ抗生物質が実用化される前で、梅毒は当時不治の病だった。
 一方、マラリアは危険な病ではあるが、治療法はすでにあったのだ。
 不治の病とはいえ、梅毒菌は熱に弱いことはわかっていた。
 そこでワーグナー・ヤウレックは、梅毒患者を意図的にマラリアに感染させ、その高熱で梅毒菌を死滅させたのだ。
 その後、マラリアの治療を行うと、患者は見事に回復したのだという。

 なるほど、発熱してもむやみに解熱剤は飲まないほうがいい、というのはここからきてるんですね。
 もしかすると、あのにっくき新型コロナも、感染症をもって感染症を制することができるのかもしれませんね。
 そんな研究を期待したいものです。