つぶやき、遊び・仕事・日常

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「残心」

2022-03-12 06:53:02 | 日記
「残心」という言葉は武士道からだそうだ。
戦いを終え、勝ちを収めた時の心構えの大切さを意味しているそうだ。
分り易く言えば、戦う前の心構えと、闘う最中の心構えと、戦い終わった時の心構えに、
いささかの違いもあってはならないという戒めらしい。
サラリーマンも、日々戦っているとも言えるので、ちょっと聞きかじってみた。

◆注意すべきは「得意満面」の時
 サラリーマンは、勝っただの負けただのはあまりないが、それでも成功したり失敗したりはあるものだ。
 注意すべきは「得意満面」の時に、心の備えを緩めぬ心がけだ。日常的にも、「残心」の心得が肝要ということだ。
 日常の中で得意になっている時は、大抵の人は有頂天になっている。
 それが、心の備えが緩むことに繋がる。
 心の備えが緩めば、運命や健康の破綻の原因が誘発されるものだ。

 たしかに、海軍参謀としてバルチック艦隊を破った秋山真之もこう言っていたな。
 「勝って兜の緒を締めよ」と。
 それは言葉を変えれば、「終始一貫」の心得なのだろう。
 勝ちを収め、戦い終わった時も、戦いの最中と同様、かりそめにも安易に心を緩めるなかれということなのだろう。
 そしてそれこそが、次なる戦いにもそのままの平常心で臨むことができるのだ。

 →ああ、戦いの場から去らない限り、心を緩めるときはないようです。
  もうおいらの負けでいいです、と言って早く心を緩めたいものだ・・・