<今週読み終わった本>
庄野潤三の本 山の上の家
ファンである庄野潤三さんのはじめての作家案内の本「山の上の家」が発売に
なり、 少しずつ大事に大事に読みました。
庄野さんが家族の日常を描いた、日記のようなエッセイのような小説が大好き
でした。晩年同じエピソードが何度もでてきたり、老いの気配が色濃くなって
いっても、繰り返し語られる作家の日常は読者にとっての喜びであり、最後ま
でその魅力が衰えることはありませんでした。
「世の中生きている間には、いやなことやグチをこぼしたくなることも多いが、
言っても仕方のないことは言わない。それより、どんな小さなことであれ、
喜びの種子になるのもを少しでも多く見つけて、それをたたえる。そのこと
によって生きる喜びを与えられ、元気づけられる。そういう生き方をしたい
と思ってやってきました」
こういうところがすごく好きなんだなぁ。
私もそうありたい。
映画『タイム・リメンバード』を観ました。
ジャズピアニストのビル・エヴァンスの生涯を追ったドキュメンタリー映画、
公開を心待ちにしていました!
G20で厳戒態勢の大阪市内、シネリーブル梅田が入っているスカイビル周辺
も警察官がうようよいて、ビルに入る際には手荷物検査を受けました。
映画館はジャズファンとみられるオジサマ達でいっぱい!
ビル・エヴァンスはすごいピアニストと思っていたし、時々聴いたりもしてい
たけれど、「大好き!」と感じたことは実は今までなかった気がします。
内省的で繊細なピアニストのイメージが強くて、ハード・バップ好きの私の
好みとはちょっと違うかなと思っていたので。
でも、劇中で流れる「Walts for Debby」や「My foolish heart」など何度も
聴いたことのある曲が初めて胸に沁みて、あまりの美しさに涙が出ました。
そして次々にふりかかる不幸。後半は泣きっぱなしで、顔がドロドロになるか
と思いました。(いや、そんなに厚塗りはしてませんが…笑)
強く心動かされ、帰ってきてからずっとビル・エヴァンス聴いています。
『タイム・リメンバード』もう一回観に行こう!
最近、アイロン台をスタンド式のものに買い替えました。
これがすこぶる使い勝手がいい!
あまり好きではないアイロンがけですが、以前ほど苦ではなくなりました。
もっと早く買い替えたらよかった~。苦手なものほど道具は大事かも!
使い終わって畳んで片づけようと思ったら、ワサビがぴょんとアイロン台に
乗ってきました。高さがちょうどよく素材も心地いいのか、リラックスした
様子で、もしかして自分のベッドと思っている…?
試しにピアノの近くに置いてみたら、ピアノ練習中も鍵盤にのって邪魔した
りせずに、おとなしくアイロン台の上で寝ていました。
こりゃあいい!と思い、アイロン台を置きっぱなしにしてしばらく経った
ある日。ガリガリという音がして振り向くと、ワサビがアイロン台を激しく
噛んでいて…アイロン台が穴だらけに?? マジかーーー!!
まだ数回しか使っていないアイロン台、穴から綿が出てきている
ま、しょうがない。
それくらい元気な方がいいよね!
最近ちょっと病院通いが続いているワサビ。
お転婆でもいい、元気であれ!
薬膳仲間Hさんのお誘いで、神戸でお粥&中国茶のランチ。
同じ教室に通ってはいても、席が遠くて最近までお話ししたことがなかった
Hさん。ある日「ずっと前からお話したいと思っていたんです~」と声をか
けられ、話してみたら意気投合!
音楽好きなど共通点も多いのですが、FMcocoloのヘビーリスナーと
いうのもそのひとつ。コテコテ関西弁のマーキーさんが一番のお気に入りな
のも同じです。
もともとラジオが好き。
北海道ではノースウェーブを、関東ではJ-WAVEの別所哲也さんや週末
はお洒落なクリス智子さんを愛聴していました。西宮へ引っ越しの時、車で
川崎からずっとFMラジオを聴いていたのですが、関西に入った途端にいき
なりコッテコテの関西弁が流れてきて、それはもう大きな衝撃でした(笑)
今思うと、あれは多分マーキーさんだった!
こんなコテコテ関西弁のラジオは耳が疲れて聴けないっ!と思っていたのに、
5年経った今、マーキーさんを好んで聴いているのが可笑しいです。
ラジオネームにとにかくダジャレが多いのも関西の特徴で、「関西人って常
にこんなこと考えて生きてるのかぁ~」と呆れながらも笑えてきます。
「他の局はシャラッとしてて面白くない!」と言うHさん。
あぁ~、私ももう別所さんには戻れないかもしれないなぁ…(笑)
今度マーキーさんの丸ビルのスタジオ見学に行こう!と盛り上がりました。
気の合う仲間がまた増えて嬉しい限りです。
大人って楽しいな!
日曜日は神戸の老舗ジャズライブハウス「SONE」へ。
通常は夜のみの営業ですが、日祝日は昼下がりのジャズライブ【昼ソネ】を
やっていて、1000円(1ドリンク付き)でジャズの生演奏を聴けます。
元町でトンカツを食べ、のんびり時間をつぶして開場時間の少し前にお店に
着いたら、既に長蛇の列ができていて驚き。服とか靴とか見て寄り道してる
場合じゃなかった~(笑)昼ソネがこんなに人気とは知らなかった!
全体的にはシニア層が多いけれど、若い女の子の2人組なんかもチラホラ。
(そういえば若い男の子って見なかったような?)
特に年配の方々には、近所に住んでいてフラリと立ち寄ったような気楽さ
があって、なんだかいいな~。生活の中にジャズがある。
美しいバラード「prelude to a kiss」、ラテンのリズムの「caravan」
デューク・エリントンは偉大だ! 大好きな曲が聴けてニンマリ。
日本のジャズ発祥の地である神戸。
ジャズが文化として根付いていることに憧れを感じます。
将来、そういう街に住んでみたいなぁ。
爽やかな6月の北海道を満喫し、昨日西宮に戻りました。
今回は母の喜寿のお祝いに定山渓温泉に行ったり、いとこの赤ちゃんに会い
に行ったり、サザン40周年のライブに行ったり、合間に女子会なども~♪
1月に生まれたリン坊、色が白くてぷくぷくしていて、可愛いのなんのって!
終始ご機嫌でニコニコ笑い、私の顔を見ながら「ウ~ア~ウ~」といっぱい
お話してくれました。ずっと見ていても飽きない。みんなのアイドル!!
いつまでも女子大生のように思ってた10歳年下の従妹のSちゃんが、すっか
りいいお母さんになっていて、その姿にまたホロリときたり。
サザンは今回母が初参加!
特にファンではないものの(え?)ライブには一度行ってみたいと思ってい
たそうで、銀テまでもらって「最高だったわ~」と喜んでおりました。
隣には10代の男の子、前の席には母より少し上と思われる年配のご夫婦で
…年齢層が幅広い!デビューからの年月の長さを改めて感じました。
40年間トップを走り、多くの人々を魅了しつづけていることが本当にスゴイ。
こんなに広く長く愛されているバンドを他に知らないし、桑田さんは天才とし
かいいようがないっ!
長年ライブに行っていても、ほどんど聴いたことがなかった曲なんかもあり、
40周年という節目のライブでそういう選曲をするのがまたカッコイイ!
「わすれじのレイドバック」も久しぶりに聴いたけど、やっぱり好きだなぁ。
「勝手にシンドバッド」で客席の盛り上がりが最高潮に達して、そのあとの
ラストナンバーが「旅姿六人衆」って、シビレる~!!大好きな曲。
喜びや夢ばかりじゃない
つらい思いさえ
ひとりきじゃ出来ぬことさ
ここにいるのも
移り変わりが激しい時代の中で、変わらずずっと好きでいられるものがある
こと、それを共有できる仲間がいることを幸せに思います。
今年も実山椒が出回る季節になりました。
昨年は買う時期が遅く、枯れかけた茶色っぽい実が混じったりしていたので、
今年は早めに購入。青々とした実を手に入れることができました。
枝から実を外し、たっぷりのお湯で茹でていると、清々しい香りが台所に
広がって…初夏だなぁ!
いつもは「醤油漬け」と「茹でてそのまま冷凍」を半々にしていましたが、
今年は新たに「オイル漬け」を作ってみました。茹でた実山椒にオリーブ油
を注いで出来上がり。これは白身魚のカルパッチョ等に使えそう!
醤油漬けの小瓶は母へのお土産に。
明日から10ヶ月ぶりの北海道、そして週末は札幌ドームでサザン!!
ひゃっほー!
いい季節の北海道を満喫してきます♪