<今週読み終わった本>
庄野潤三の本 山の上の家
ファンである庄野潤三さんのはじめての作家案内の本「山の上の家」が発売に
なり、 少しずつ大事に大事に読みました。
庄野さんが家族の日常を描いた、日記のようなエッセイのような小説が大好き
でした。晩年同じエピソードが何度もでてきたり、老いの気配が色濃くなって
いっても、繰り返し語られる作家の日常は読者にとっての喜びであり、最後ま
でその魅力が衰えることはありませんでした。
「世の中生きている間には、いやなことやグチをこぼしたくなることも多いが、
言っても仕方のないことは言わない。それより、どんな小さなことであれ、
喜びの種子になるのもを少しでも多く見つけて、それをたたえる。そのこと
によって生きる喜びを与えられ、元気づけられる。そういう生き方をしたい
と思ってやってきました」
こういうところがすごく好きなんだなぁ。
私もそうありたい。
最新の画像[もっと見る]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます