札幌市のギター教室から!

札幌市でギター教室を開いている、Kギタースクールの辻林圭です。ギター&ウクレレを弾きたい方はぜひお越し下さい。

針小棒大:ギター用の椅子について

2009年12月23日 | ギター&楽器&作曲関連
重箱の隅をつついたようなギターネタ、ちっぽけなことを大げさに書こうというわけです。これが読者の役に立つなんて一言も言う気はございませんが、とりあえずギターネタをひとつ。

まづはギター演奏用の椅子について。

某ギター専門雑誌にオーダーメードのギター用椅子が載ってた。かなり前のことね。で、おもしろかったのはその天板(座る部分)が3角形だったこと。
クラギをやってる人ならわかるでしょう?右足の太ももが拘束されず、楽に動かせるようにするためのもののようだ。
たしかによくあるピアノ用の椅子は、ぼくにはちょっとすわり心地が悪い。お尻が全部くっつくと同時に右太ももの付け根側もべったりくっついて動きが拘束される気がする。

右足は演奏中結構忙しい。たとえばハイポジション弾く時は少し右太ももを前へ押し出して前傾姿勢をとりやすくしたり、かかとを上げてカウントをとりやすくしたり、右足を前に放り出すことによって全身の緊張をほぐしてリラックスさせたり、あと、股の開き加減を調整してギターの角度を変えて弾き易くしたり、などの重要な役目を持ってる気がする。
だからお尻べったりな椅子は弾きにくさを感じるんだな。
カルレバーロの教本にも椅子の座り方みたいな項があって、四角い椅子に斜めに座って右足を自由にする、みたいなことが書いてあったと思う。

という観点からすると3角形椅子は使い勝手がいい気もするが、BUT。
結局左右に分かれてるおヒップのどちらかを浮かすような姿勢になり、椅子にくっついてる側のおヒップで全体重のほとんどを支えなくてはならなくなるので、長時間その姿勢を続けてると姿勢がゆがむことは想像に難くないのだ。
右足の拘束は緩められるが、全身のバランスが不安定になりかえって歪みやすくなると思う。長時間弾けばね。






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする