しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書)香山 リカ幻冬舎このアイテムの詳細を見る |
最後の部分、作者の言いたいことはわかるんだが、耐える力を養うといっても、耐え切れなくなってどん底へむかって崩れていく人も多いから、そういう人達に向かってこの言葉は向かない気がする。倒産、絶望、自殺などの一連の出来事を起こす人々は我慢の挙句、耐え切れなくなってしまったがゆえの結果だろうし。といって、勝間なんとかさんみたいに断る力がうんぬん、というのも、現実的でないのは、作者の言うとおりだと思う。結局いまの社会的弱者は努力することからも耐えることからも見放された人たちのことをいうのではないか。明日はわが身?かも。
やっぱり政治が悪いね。