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 巷間の話題をだらだら論評。

金子達仁 「まだ青い日本人選手のコメント」「ボキャブラリーの貧困さと社会性の欠如」

2007-02-08 23:41:45 | Weblog
隣の芝生は青く見える。少なくとも、楽天の野村監督からすると、日本サッカー界の
指導者ライセンス・システムは青く見えるものらしい。

確かに、プロとアマチュアの接触を禁じている野球界から見れば、Jリーガーが高校生、
中学生を指導しても問題がないばかりか、ともにプレーすることさえ許されているサッカー
界の現状は、ずいぶんと自然で健全な姿であることは間違いない。ただ、まだ完成した
ばかりのピラミッドが、画一的な指導を生み、独創性溢(あふ)れる選手の出現を阻害
している、という声も聞く立場としては、いささか面はゆくもある。

もっとも、かくいうわたしも最近はラグビー界が眩(まぶ)しく感じられて仕方がない。

メディアでも久しぶりに大きく取り上げられていたが、マイクロソフト・カップ決勝はラグビー
史上にとってはもちろんのこと、日本のスポーツ史上にも残る壮絶な激闘だった。
サントリーの清宮監督は自分たちの戦いぶりに不満を隠そうともしなかったから、
専門家が見ればいろいろと粗い部分もあったのかもしれないが、娯楽として観戦した
ものとしては、これ以上ないエンターテインメントを見せてもらった。

だが、わたしが何よりも胸を打たれたのは、優勝した東芝・冨岡鉄平キャプテンの言葉
だった。彼は、仲間たちに感謝したのはもちろんのこと、詰めかけてくれた観客に感謝し、
激闘を演じてくれたサントリーにも感謝の言葉を述べたうえで、「これからもラグビー界
をお願いします」と締めくくったのである。

サッカーがまだマイナーだった10数年前、ガラガラのスタンドしか知らなかった選手
たちは、国立競技場に2万人の観客が入っただけで感激していたものだった。サッカー
をもっと盛り上げていきたいとの思いは、日本リーグでプレーする選手たちが共通して
抱いていたといっていい。

引用元:まだ青い日本人選手のコメント : ワールドサッカープラス
http://wsp.sponichi.co.jp/column/archives/2007/02/post_678.html

金子達仁はサッカー専門のライターかと突っ込みを入れたくなるが、サッカー選手や野球選手と比較して一番身体がこっついラグビー選手に知性を感じることが多いのは不思議である。対して一番知性がぱっとしない印象が残るのはNBAの選手。

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