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 巷間の話題をだらだら論評。

ネット検索、グーグルよりヤフーのほうが安心…主体的行動が不得意でリスク嫌う日本人

2007-02-08 07:01:43 | Weblog
NHKスペシャル「“グーグル革命”の衝撃」が放送されて以降、リアル社会の各方面に話題を呼んでおります。
リアルな社会のネット認知度はあれで「最先端」だという温度差があるのです。携帯メールがメインで、
仕事や調べ物があるときだけパソコンの電源を入れている人には、検索はヤフーという人はまだまだ多いのです。

行列のできる焼き肉屋、足立区鹿浜の「スタミナ苑」のホームページを置いているレンタルサーバー会社から
電話が入りました。短時間に想定外のアクセスが集中したため、サーバーがダウンしたというのです。調べてみると
TBSの人気番組「ぴったんこカン・カン」でスタミナ苑が取り上げられており、視聴者が「ヤフー」を使って探し、
アクセスが集中したことが原因でした。

ネット世界では「検索はグーグル」というコンセンサスができたかのようですが、ゴールデンタイムの人気番組を
観ての「検索」は、ヤフーの利用者が9割と圧倒的に多かったのです。この直後、テレビ朝日の深夜の人気番組
「草野キッド」でもスタミナ苑が紹介されました。やはり放送時刻よりアクセスが急増したのですがこちらは
グーグルとヤフーからの検索がほぼ同数でした。

自分の好きな情報を次々と探し、掘り当てていく米国人(欧米人)にはグーグルがツボにはまったのでしょうが、
主体的に行動することが得意でない日本人的には、一通り揃っているヤフーのようなポータルサイトが安心できます。
次々とキャリアアップすることが日常に組み込まれている米国人は、リスクを怖がりません。たとえ、検索エンジンを
替えたことによって不都合が生じても、「失敗だった」という経験を得たと考えます。

しかし、日本人はリスクを嫌います。「グーグルはいいかもしれないけど、ヤフーで問題ないし」。快適でなければ
問題と考えるか、顕在化しない限り問題と受け取らないかの違いかも知れません。商売においては「勝ち易きに勝つ」が
王道です。グーグルで自分の欲しい情報を取捨選択するネットリテラシーに長けた相手と、「とりあえずヤフー」で
探してくれる相手のどちらが欲しいお客さんかは一考に値します。(抜粋)

http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2007/02/07/815

サーチエンジンの選択ひとつで主体的でないと論難するのもどうかと思うが、実際ネットでは保守的な傾向があるのは確かかも。そう考えれば楽天やヤフーみたいにすでに地歩を固めた企業は強いかも。

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